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関東鉄道常総線・車両

 関東鉄道常総線の車両は、全て気動車。首都圏に残る非電化鉄道として広く知られている。 ただ、取手駅から水海道駅までの複線区間と水海道駅から下館駅までの単線区間では運行形態が大きく変わる。 例えばつくばエクスプレスとの乗換駅である守谷駅では、平日の午前7時台は上り下り19本が、午前8時台でも同じく14本が発着する。 これに対して単線区間では、快速停車駅でもある下妻駅でも最大の午前6時台で上り下りで8本が発着するに過ぎない。 また、複線区間では2両編成の運行が行われているのに対し、単線区間では1両による運行を基本としている。
 常総線は水海道以北の単線区間が完全なローカル路線なのに対して、水海道以南の複線区間は完全な都市近郊の通勤路線という2面性を持っている。 水海道以北の単線区間は非電化路線での日常であるのに対して、水海道以南の複線区間は、複線というのが非電化路線では珍しい上、 さらにラッシュ時ではかなり密度の高い運行がされているなど、鉄道における非日常ともいえる路線だ。 それを支えているのが関東鉄道のディーゼル車両で、逆に言えば、ディーゼル車両が複線上を走行する姿やすれ違う場面などは珍しい存在となる。
 関東鉄道常総線の車両を紹介する。
 なお関東鉄道常総線の駅については関東鉄道常総線・駅へ。
復旧列車
 「平成27年9月関東・東北豪雨」の影響で、線路の道床が流されるなどして一時全線ストップした関東鉄道常総線。 復旧列車は、その完全復旧を記念し、2015(平成27)年11月28日、水海道駅−下妻駅間を4両編成で1往復運行した。 正式名称は「常総線完全復旧記念列車」。車内には復興までの写真などが展示された。 ヘッドマークには「常総線完全復旧記念 がんばろう常総 しゃーんめ!進むしかないっしょ 復旧列車 RESTORATION TRAIN 2015.11.28」 となっていた。
 常総線は、同年9月10日、常総市内で発生した鬼怒川決壊による洪水で、小絹駅から宗道駅にかけて浸水被害を受け、加えて水海道車両基地も水没。 特に水海道駅−石下駅間は線路の道床が流されるなど被害は甚大だった。
 このため常総線は9月10日から全線でストップ。被害が少なかった下妻駅−下館駅間で9月14日から大幅に本数を減らして運行再開。 取手駅−守谷駅間も9月16日に、さらに守谷駅−水海道駅間が9月18日に、同じく運行本数を縮小して再開した。 9月18日時点で、取手−水海道駅間が通常の9割、下妻駅−下館駅間が通常の3割程度の本数で運行していた。
 被害大きく運行再開に時間がかかった水海道駅−下妻駅間は、9月28日から代行バスの運行を開始した。 その水海道駅−下妻駅間も被災からちょうど1ヶ月後の10月10日、運行本数を大幅に減らし再開にこぎつけた。 本数が少ないとはいえ、関東鉄道常総線全線での復旧となった。代行バスは10月9日で運行終了した。 さらに被災から2ヶ月以上過ぎた11月16日、全線で平日276本、土日休日242本の通常運行を再開、完全復旧した。
 復旧列車は、この完全復旧を記念するもの。車両は、キハ2304、キハ2303、キハ2306、キハ2305 (水海道駅方面から)の4両編成で運行された。 午前10時水海道駅発午前10時46分下妻駅着、午後2時12分下妻駅発午後2時45分水海道駅着。 常総線で4両編成の列車が運行されること自体珍しい(通常ダイヤには無い。イベント時の特別列車のみ)。 特に水海道駅以北の単線区間では貴重な運行となった。
復旧列車
三妻−南石下間の被災地域を走行する復旧列車
ビール列車
 関東鉄道常総線の沿線に、キリンビールとアサヒビールの工場があることから行われているいわゆるお座敷列車。 走る宴会場として車窓の景色を楽しみながら飲食を行える。 ほぼ毎月1回、続きの土日に2日間開催される。
 2つのビール工場があることから、ビール列車は、キリンビールで実施する月とアサヒビールで実施する月がある。 キリンビールでの実施は、最寄り駅の取手駅を発着、下妻駅を往復する。 アサヒビールで実施は同じく最寄り駅の守谷駅を発着、下館駅を往復する。 列車内は、ロングシートの前にテーブルを並べて会場がつくられる。いずれも生ビール飲み放題と特製弁当付。 時間は、おおむね昼ごろから夕方にかけての実施。往復時間は停車時間を含めて約3時間。 なおビール工場の見学とセットの場合もある。
ビール列車
中妻−三妻間を走行するビール列車
お花見列車
 お花見ビール列車。花見時期に運行されるビール列車。3月末ないし4月上旬に実施。 桜が駅のホーム脇にある黒子駅か地域の「さくらまつり」とコラボする。
お花見列車
黒子駅に入線したお花見列車
日本酒列車
 ビール列車同様、関東鉄道常総線の沿線に酒蔵が多いことから行われた。
 2021(令和3)年2月27日、第1回関鉄日本酒列車が実施された。 1回目に選ばれた酒蔵と銘柄は常総市、野村醸造の「純米酒 紬美人」と筑西市、来福酒造の「特選純米 来福」。 守谷駅を午後1時17分発、下館駅往復で守谷駅に午後3時59分戻った。トイレ休憩の駅停車を含め往復約2時間40分。 車両は、キハ2405、キハ2307、2308の3両編成。 ヘッドマークは「関鉄 日本酒列車」で筑波山が中央にデザインされている。
日本酒列車
三妻−南石下間を走行する第1回日本酒列車
ワイン列車
 常総線沿線にワイナリーが誕生しつつあることから運行を開始した。 ビール列車、日本酒列車に続くお座敷列車の第3弾「KANTETSU ワイン列車」。
 2021(令和3)年6月26日、第1回関鉄ワイン列車が実施された。 第1回に選ばれたワインは八千代町にある八千代夢ワインの「八千代ワインきぬ」(白ワイン)と 筑西市にある酒蔵、来福酒造の「来福SUNSET」(赤ワイン)。 八千代ワインきぬは、八千代町で生産されたぶどうで辛口の品種として知られる「シャルドネ」を100%使用。 一方、来福SUNSETは、茨城県産のぶどうを使い、日本酒で使用する「花酵母」を使用して醸造したのが特徴。 茨城県産食材を使った特製フレンチ弁当がつく。
 列車は、守谷駅を午後零時25分発、下妻駅往復(午後1時28分着午後2時7分発)で、守谷駅には午後3時12分着。 列車速度は車窓が楽しめるよ時速約40kmで運行。使用された列車は旧塗装になったキハ2401とキハ2307、キハ2308の 3両編成。ヘッドマークは「WINE SPECIAL EXPRESS 2021。6.26 Kantetsu ワイン列車」。
ワイン列車
小絹−水海道駅間を走行する第1回ワイン列車
夜行列車「急行夜空号」
 既存の列車を使った寝台急行。ロングシートをベッド代わりにした。 第1回が2021(令和3)年10月23日深夜から24日早朝にかけて行われた。
 長さ2m、幅45cmのC寝台が30席、長さ1m60cm、幅45cmのD寝台が6席用意された。 ロングシートを2分割して使用した。
 第1回は、守谷駅を23日午後11時45分発、取手駅、下館駅を経由し翌24日午前5時40分守谷駅着。 水海道駅から下館駅間は消灯して運行。使用された列車はキハ001、キハ002、キハ315。
鉄道むすめラッピング列車
 関東鉄道の鉄道むすめ「寺原ゆめみ」と首都圏新都市鉄道(つくばエクスプレス)の鉄道むすめ「秋葉みらい」、 2人のキャラクターを描いたフルラッピング車両。2020(令和2)年3月7日運行開始、 2021(令和3)年3月31日までの運行予定だったが、好評につきその後も延長して運行している。車両はキハ5004。
 鉄道むすめは、玩具メーカータカラトミーの子会社、トミーテックが展開している働く女性鉄道員のキャラクター。 寺原ゆめみは、関東鉄道の駅務員(車内検札中)、秋葉みらいは、つくばエクスプレスの駅務係、その後乗務員という設定がある。 両社のコラボは今回が初めて。関東鉄道常総線は守谷駅でつくばエクスプレスと交差している。
鉄道むすめラッピング列車
三妻−南石下間を走行する鉄道むすめラッピング列車
下妻一高・水海道一高定期戦臨時列車
 下妻市の茨城県立下妻第一高等学校と常総市の茨城県立水海道一高の運動部の定期戦で運行される臨時列車。 通常は1両編成だが3両編成で運行される場合が多い。
 両校は、関東鉄道常総線の沿線にある伝統校で、定期戦は1947(昭和22)年にスタート、 70年以上続いており「常総の早慶戦」とも称される。 過去には春と秋に行われたこともあったが、現在は年に1回、5月の連休中に行われている。 1年ごとに両校が交代で会場となる。 なお、下妻一高は1897(明治30)年、茨城県尋常中学校下妻分校として設置され、 1900(明治33)年茨城県下妻中学校、翌年茨城県立下妻中学校となった。 同じく水海道一高は1900(明治33)年、茨城県下妻中学校水海道分校として設置され、 1902(明治35)年、茨城県立水海道中学校となっている。両校とも学制改革により、 1948(昭和23)年に茨城県立下妻高等学校、茨城県立水海道高等学校となり、 翌1949(昭和24)年に茨城県立下妻第一高等学校、茨城県立水海道第一高等学校と改称し現在に至る。
 2022(令和4)年5月3日、臨時列車ではないが、第85回定期戦を記念したヘッドマークを掲げた列車が運行された。 ヘッドマークには両校の校章などがデザインされた。
下妻一高・水海道一高定期戦ヘッドマーク列車 下妻一高・水海道一高定期戦85ヘッドマーク
下妻一高・水海道一高の定期戦第85回大会を記念したヘッドマークをつけた列車(左)、同じく85回大会記念ヘッドマーク(右)
キハ5020形
 関東鉄道で最も新しい通勤型気動車。2019(平成31)年3月2日運行開始。 キハ5021、キハ5022の2両が在籍。キハ5010形と同様のカラーリングが施されている。 同日、営業運転に先立ち水海道車両基地でお披露目の「キハ5020形乗車&撮影会」が行われた。 営業運転開始は同日水海道駅13時22分発取手駅行で、5021と5022の2両編成。 「祝 5020 DEBUT」のヘッドマーク、2両編成では珍しく奇数番号車両が取手側となった。
キハ5020
2019(平成30)年3月2日、小絹−水海道間を走行する 「祝 5020 DEBUT」のヘッドマークをつけたキハ5021とキハ5022
キハ5021
 2019(平成30)年3月2日運行開始。
キハ5021
大谷川橋梁を通過中のキハ5021
キハ5022
 2019(平成30)年3月2日運行開始。
キハ5022アマビエ
三妻−南石下間を走行中のキハ5022、ヘッドマークはアマビエ
キハ5010形
 2017(平成29)年2月25日運行開始した通勤型気動車。 キハ5011、キハ5012の2両が在籍。 同車両から新しい車両塗装が実施された。 「関鉄ホワイト」と呼ばれる白色をベースに常総線の両側を並行して流れる鬼怒川と小貝川をイメージした青色と 沿線の穀倉地帯の稲穂をイメージした黄色のラインをボディー下半分に配置した。 同日、営業運転に先立ち水海道車両基地でお披露目の「キハ5010形乗車&撮影会」が行われた。 営業運転は同日水海道駅12時53分発取手駅行で、5012と5011の2両編成。 「KANTETSU TYPE5010 Debut 2017.2.25 関東鉄道」のヘッドマークを掲げた。
キハ5010
2017(平成29)年2月25日、小絹−水海道間を走行する 「KANTETSU TYPE5010 Debut 2017.2.25 関東鉄道」のヘッドマークをつけたキハ5012とキハ5011
キハ5011
 2017(平成29)年2月25日運行開始。
キハ5010
小絹−水海道間を走行するキハ5011
キハ5012
 2017(平成29)年2月25日運行開始。
キハ5012
小絹−水海道間を走行するキハ5012
キハ5000形
 ワンマン運転対応。新潟トランシス製。 2009(平成21)年8月24日水海道車両基地到着、同年10月1日運行開始。 キハ5001からキハ5004まで4両が在籍。
 正面は貫通扉付3枚窓。貫通扉の上にLED表示の方向幕。両窓下に前照灯。 側面の扉は中央に両開き扉、両脇に片開き扉の3カ所。中央扉右上にLED表示の方向幕。
 外観のカラーリングは、これまでのKaNaCカラーから一新した。 白地に青のラインが2本とその間に赤のラインが1本入るデザインで、 青は鬼怒川と小貝川を表し、そして赤がその間を走行する常総線をイメージしている。
キハ50025004
小絹−水海道間を走行するキハ5002とキハ5004の連結車両
キハ5001
 2009(平成21)年に建造されたキハ5000形の1次車。同年8月24日水海道車両基地到着。
キハ5001下妻
下妻−大宝間を走行中のキハ5001
キハ5001RMT キハ5001
「RAIL MATE TRAIN」のヘッドマークをつけて小絹−水海道間を走行するキハ5001(左)、 同じく三妻−南石下間を走行中のキハ5001(右)
キハ5002
 キハ5001とともに建造されたキハ5000形の1次車。同年8月24日水海道車両基地到着。
キハ5002 キハ5002下妻
三妻−南石下間を走行中のキハ5002(左)、同じく下妻−大宝間を走行中のキハ5002(右)
キハ5003
 2013(平成25)年に建造されたキハ5000形の2次車。同年2月25日水海道車両基地到着。 キハ5001、キハ5002に比べて排障器(スカート)の大型化、吊り革の形状が三角形に変更されている。
キハ5003
小絹−水海道間を走行中のキハ5003
キハ5003銀河鉄道 キハ5003
小絹−水海道間を走行中の銀河鉄道999仕様のキハ5003。 筑西市のしもだて美術館「松本零士展−夢の彼方へ」開催を記念し、2016(平成28)年5月21日から7月10日まで 「銀河鉄道999号」として運行された(左)、三妻−南石下間を走行中の茨城県シルバー人材センターラッピング車(右)
キハ5004
 キハ5003とともに建造されたキハ5000形の2次車。同年2月25日水海道車両基地到着。 キハ5003同様、排障器の大型化、吊り革の形状変更が行われている。
 2020(令和2)年3月7日(土)から、「鉄道むすめフルラッピング列車」として運行された。 つくばエクスプレスとのコラボで実施。 関東鉄道のキャラクターである「寺原ゆめみ」とつくばエクスプレスのキャラクター「秋葉みらい」がデザインされている=上記参照。
キハ5004
三妻−南石下間を走行中のキハ5004
キハ2400形
 通勤型気動車。キハ2200形をベースにした両運転台車両。新潟鐵工所製。 キハ2401からキハ2406まで6両が在籍。
 正面は貫通扉付3枚窓。貫通窓上に方向幕。両窓の下に前照灯。側面の扉は、中央扉が両開き、両側が片開きの3カ所。中央扉向かって右上に方向幕。 外観のカラーリングはKaNaCカラーだが、一部キハ5000形カラーに変更されている。
 キハ2300形同様、ブレーキが自動空気ブレーキから電気指令式ブレーキに変更されたため、キハ2100形、キハ2200形との運行はできない。
キハ24022401
三妻−南石下間を走行中のキハ2402とキハ2401の連結車
キハ2401
 キハ2400形の1次車。2004(平成16)年製造、同年12月23日、運行開始。 2003(平成25)年にはラッピング車両バッチリビクトリーZ号として運行した。 外観はKaNaCカラーからキハ5000形と同様のカラーリングに変更された。
 関東鉄道は、2023(令和4)年に設立100周年を迎えることからその記念事業の一環として 昭和40年代から昭和60年代にかけて使用された旧塗装を施し、復刻塗装車として、 2021(令和3)年4月17日「キハ2401号復刻塗装お披露目撮影会」を実施、イベント終了後運行を開始した。
キハ2401新カラー キハ2401
小絹−水海道間を走行する新しいカラーリングに塗装されたキハ2401(左)、 同じく三妻−南石下間を走行するキハ2401(右)
キハ2401復刻塗装 キハ2401バッチリ
関東鉄道設立100周年を記念してクリーム色と朱色のツートンである旧標準色に塗装されたキハ2401 、三妻−南石下間(左)、キハ2401のバッチリビクトリーZ号、バッチリ側(右)
キハ2401復刻塗装100周年
関東鉄道100周年のヘッドマークをつけた復刻塗装のキハ2401
キハ2402
 キハ2400形の1次車。2004(平成16)年建造、同年12月23日、運行開始。
 キハ2401に続く2両目の復刻塗装車。 2021(令和3)年7月24日「キハ2402号復刻塗装お披露目撮影会」を実施、イベント終了後運行を開始した。
キハ2402 キハ2402
関東鉄道設立100周年を記念してクリーム色と朱色のツートンである旧標準色に塗装されたキハ2402 、三妻−南石下間(左)、三妻−南石下間を走行するキハ2402(右)
キハ2403
 2次車。
キハ2403 キハ2403
三妻−南石下間を走行するキハ2403(左)、同じく小絹−水海道間を走行するキハ2403(右)
キハ2404
 2次車。2014(平成26)年、ラッピングされバッチリビクトリーZ号として運行された。
キハ2404バッチリ キハ2401ビクトリーZ
キハ2404バッチリビクトリーZ号、バッチリ側(左)、 キハ2404バッチリビクトリーZ号、ビクトリーZ側(右)
キハ2405
 3次車。
キハ2405 キハ2405
三妻−南石下間を走行するキハ2405(左)、 大谷川橋梁を通過中のラッキーFMのラッピングをしたキハ2405(右)
キハ2406
 3次車。
キハ2406 キハ2406水海道
三妻−南石下間を走行するキハ2406(左)、同じく小絹−水海道間を走行中のキハ2406(右)
キハ2300形
 通勤型気動車。2000(平成12)年1月31日運行開始。キハ2100形車両をベースにした片運転台車両。新潟鐵工所製。 2両1編成での運行。キハ2301からキハ2310まで10両が在籍。
 正面は貫通扉付3枚窓。貫通窓上に方向幕。両窓の下に前照灯。側面の扉は、両開きが3カ所。中央扉向かって右上に方向幕。
 ブレーキが自動空気ブレーキから電気指令式ブレーキに変更されたため、キハ2100形、キハ2200形との運行はできない。
 外観はKaNaCカラーからキハ5000形と同様のカラーリングに変更された。
キハ2301
 キハ2302と2両固定編成。常に下館側の車両として使用される。
キハ2302
 キハ2301と2両固定編成。常に取手側の車両として使用される。
キハ2303
 キハ2304と2両固定編成。常に下館側の車両として使用される。
キハ2304
 キハ2303と2両固定編成。常に取手側の車両として使用される。
キハ2304
南守谷−守谷間を走行するキハ2304とキハ2303
キハ2305
 キハ2306と2両固定編成。常に下館側の車両として使用される。
キハ2306
 キハ2305と2両固定編成。常に取手側の車両として使用される。
キハ2306
南守谷−守谷間を走行するキハ2306とキハ2305
キハ2307
 キハ2308と2両固定編成。常に下館側の車両として使用される。
キハ2308
 キハ2307と2両固定編成。常に取手側の車両として使用される。
キハ2308 キハ2308
水海道車両基地に停車中のキハ2308とキハ2307(左)、 小絹−水海道間を走行する旧塗装のキハ2308とキハ2307(右)
キハ2309
 キハ2310と2両固定編成。常に下館側の車両として使用される。
キハ2310
 キハ2309と2両固定編成。常に取手側の車両として使用される。
キハ2200形
 通勤型気動車。1997(平成9)年運行開始。キハ2100形車両をベースにした両運転台車両で、ワンマン運転に対応した車両。 新潟鐵工所製。キハ2201からキハ2204の4両が在籍。 外観のカラーリングはKaNaCカラーを採用をしていたが、キハ2204以外は5000形車両と同様のカラーリングに変更されている。
 正面は貫通扉付3枚窓。貫通窓上に方向幕。両窓の下に前照灯。側面の扉は、中央扉が両開き、両側が片開きの3カ所。中央扉向かって右上に方向幕。
 両運転台車両で、1両でのワンマン運転を想定して建造された。
キハ2201
 1次車、1997(平成9)年製造。キハ5000形のカラーリングに変更されている。 2015(平成27)年10月からウーサー号(黒ウサ号)にラッピングされて運行されている。
キハ2201 キハ2201
小絹−水海道間を走行するキハ2201(左)、三妻−南石下間を走行するキハ2201の黒ウサ号(右)
キハ2202
 1次車、1997(平成9)年製造。キハ5000形のカラーリングに変更されている。 キハ2201同様2015(平成27)年10月からウーサー号(黒ウサ号)にラッピングされて運行されている。
キハ2202 キハ2202黒ウサ
三妻−南石下間を走行するキハ2202(左)、下妻−大宝間を走行中のキハ2202の黒ウサ号(右)
キハ2203
 2次車、1998(平成10)年製造。キハ5000形のカラーリングに変更されている。
 2020(令和2)年2月27日(木)から、沿線自治体の観光ガイドアプリ「ふらっと!294」のPRのため、 車両の扉4カ所にアプリに登場するキャラクターがラッピングされている。
キハ2203ラッピング
中妻−三妻間を走行中の「ふらっと!294」仕様にラッピングされた車両、
キハ2203石 キハ2203
石下駅に入線する上りキハ2203(左)、三妻−南石下間を走行するキハ2203(右)
キハ2204
 2次車、1998(平成10)年製造。
キハ2204
三妻−南石下間を走行するキハ2204
キハ2100形
 通勤型気動車。1994(平成6)年1月18日運行開始。常総線ではキハ900形以来30年ぶりの新車。 キハ900形は常総筑波鉄道時代の購入だったため、関東鉄道常総線の車両としては初の新車となる。新潟鐵工所製。 外観のカラーリングは、親会社である京成電鉄の当時のグループ統一カラーKaNaCカラーが採用されている(一部車両で新塗装に変更)。 現在キハ2101からキハ2112まで12両が在籍。
 正面は貫通扉付3枚窓。貫通窓上に方向幕。両窓の下に前照灯。側面の扉は、両開きが3カ所。中央扉向かって右上に方向幕。
 片側運転台で、原則2両1編成で使用。購入当時は4両編成もみられたが、現在では2両編成で運用されている。 なお当初はワンマン運転に対応していなかったが現在は対応済となっている。
キハ2101
 1次車、1993(平成5)年製造、方向幕が幕式。キハ2102と2両固定編成。常に下館側の車両として使用される。
キハ2102
 1次車、1993(平成5)年製造、方向幕が幕式。キハ2101と2両固定編成。常に取手側の車両として使用される。
キハ2103
 1次車、1993(平成5)年製造、方向幕が幕式。キハ2104と2両固定編成。常に下館側の車両として使用される。
キハ2103
小絹−水海道間を走行するキハ2103とキハ2104
キハ2104
 1次車、1993(平成5)年製造、方向幕が幕式。キハ2103と2両固定編成。常に取手側の車両として使用される。
キハ2104
三妻−南石下間を走行するキハ2104とキハ2103
キハ2105
 2次車、1995(平成7)年製造。方向幕がLED式。キハ2106と2両固定編成。常に下館側の車両として使用される。
キハ2106
 2次車、1995(平成7)年製造。方向幕がLED式。キハ2105と2両固定編成。常に取手側の車両として使用される。
キハ2106
小絹−水海道間を走行するキハ2106とキハ2105
キハ2107
 2次車、1995(平成7)年製造。方向幕がLED式。キハ2108と2両固定編成。常に下館側の車両として使用される。
キハ2107
小絹−水海道間を走行するキハ2107とキハ2108
キハ2108
 2次車、1995(平成7)年製造。方向幕がLED式。キハ2107と2両固定編成。常に取手側の車両として使用される。
キハ2109
 3次車、1996(平成8)年製造。方向幕はLED式。キハ2110と2両固定編成。常に下館側の車両として使用される。
キハ2109新塗装 キハ2109
小絹−水海道間を走行する新しいカラーリングに塗装されたキハ2109とキハ2110(左)、 同じく小絹−水海道間を走行する旧塗装のキハ2109とキハ2110(右)
キハ2110
 3次車、1996(平成8)年製造。方向幕はLED式。キハ2109と2両固定編成。常に取手側の車両として使用される。
キハ2111
 3次車、1996(平成8)年製造。方向幕はLED式。キハ2112と2両固定編成。常に下館側の車両として使用される。
キハ2112
 3次車、1996(平成8)年製造。方向幕はLED式。キハ2111と2両固定編成。常に取手側の車両として使用される。
キハ100形
 通勤型気動車。キハ300形をワンマン運転用に改造した。 正面は貫通扉付3枚窓、貫通扉上に前照灯、向かって右窓上に方向幕。側面の扉は両開きが3カ所。 キハ101、キハ102の2両在籍していたが、2017(平成29)年1月8日に水海道車両基地にて「キハ100形撮影会〜さらば、100!〜」 と題したサヨナラ撮影会を開催、廃止。車両は筑西市の会社に譲渡され、ザ・ヒロサワシティのレールパークに展示されている。
キハ101
 キハ306を改造した車両。外観は小豆色に塗られている。
キハ101
ザ・ヒロサワシティのレールパークに展示されているキハ101
キハ102
 キハ3013を改造した車両。外観は上が白、下が紺のツートンの常総筑波カラー。
キハ102 キハ102
三妻−南石下間を走行するキハ102(左)、ザ・ヒロサワシティのレールパークに展示されているキハ102(右)
キハ350形
 通勤型気動車。旧国鉄のキハ35系気動車を購入し、改造を行った車両。
 正面は貫通扉付3枚窓。貫通窓上に前照灯。向かって右窓の上に方向幕。側面の扉は、両開きが3カ所。 片運転台車両のため2両以上の編成で運行する。
 2011(平成23)年10月10日定期運行終了。全車休車となり、水海道車両基地に留置されていた。 2015(平成27)年3月、キハ350形全6両はフィリピン国鉄の譲渡された。
キハ353
 関東鉄道90周年を記念してキハ354とともにクリーム色と朱色のツートンである旧標準色に塗られた。
キハ354
 関東鉄道90周年を記念してキハ353とともにクリーム色と朱色のツートンである旧標準色に塗られた。
キハ354
関東鉄道90周年を記念してクリーム色と朱色のツートンである旧標準色に塗られたキハ354と奥はキハ353
キハ358
 キハ3511と2両編成で運行されていた。
キハ3511
 キハ358と2両編成で運行されていた。
キハ358
クリームに朱色のラインが入った関鉄標準色のキハ358
キハ3518
 キハ3519とともに映画撮影用で京浜東北線カラーのスカイブルーに塗り替えられ、その後もそのまま運行されていた。
キハ3519
 同じくキハ3518とともに映画撮影用で京浜東北線カラーのスカイブルーに塗り替えられ、その後もそのまま運行されていた。
キハ3518
水海道車両基地に留置中のキハ3518、キハ3519
キハ310形
 通勤型気動車。旧国鉄のキハ10系気動車を購入し改造(車体新造)した。
 正面は貫通扉付3枚窓。貫通窓上に方向幕。左右の窓下に前照灯。側面の扉は、両開きが3カ所。 片運転台車両のため2両以上の編成で運行する。キハ313からキハ318の6両が在籍。
 2019(平成31)年2月16日、「キハ313・314号さよなら撮影会」を実施、引退。 同時期にキハ317及びキハ318は休車となった。 最後まで定期運行していたキハ315とキハ316だったが、2023(令和5)年 6月13日〜同年7月2日まで「さよなら記念ヘッドマーク」をつけ運行し最終日で定期運行を終了した。
キハ314313
2017年5月27日の乗車会で三妻−南石下間を走行するキハ314とキハ313。 方向幕は「臨時」、ヘッドマークは「急行つくばね」
キハ313
 キハ314とともに2両編成で運行される。
キハ314
 キハ313とともに2両編成で運行される。
キハ314
水海道車両基地に留置中のキハ314。クリーム色と朱色のツートンである旧標準色に塗られている
キハ315
 キハ316とともに2両編成で運行される。
キハ316
 キハ315とともに2両編成で運行される。
キハ316
小絹−水海道間を走行中のキハ316とキハ315
キハ316315hm
「さよなら記念ヘッドマーク」をつけ運行するキハ316とキハ315
キハ317
 キハ318とともに2両編成で運行される。
キハ318
 キハ317とともに2両編成で運行される。
キハ0形
 通勤型気動車。 旧国鉄の気動車キハ10・20系の機関、変速機、台車などを流用し、新潟鉄工所で新造された車両。
 正面は貫通扉付3枚窓。貫通窓上に方向幕。左右の窓の下に前照灯。側面の扉は、両開きが3カ所。 片運転台のため、2両以上の編成で運行する。
 キハ001からキハ008までの8両が在籍。
 2021(令和3)年1月20日、ノスタルジックな乗車撮影会を実施。キハ001〜キハ004までの4両編成が見られた。 ヘッドマークは「急行きぬかぜ」。
 2021(令和3)年6月19日、20日、「ありがとうキハ007・008号乗車会&撮影会」を実施、定期運行を終了した。
 2021(令和3)年12月4日、5日、「ありがとうキハ005・006号乗車会&撮影会」を実施、定期運行を終了した。
キハ004003002001
ノスタルジックな乗車撮影会で小絹−水海道間を走行中のキハ004〜キハ001。先頭車両はキハ004
キハ001
 キハ002とともに2両編成で運行される。1982(昭和57)年7月導入。
キハ002
 キハ001とともに2両編成で運行される。1982(昭和57)年7月導入。
キハ002
水海道車両基地に停車中のキハ002とキハ001
キハ003
 キハ004とともに2両編成で運行される。なお3両編成の場合はキハ006が連結されることが多い。1983(昭和58)年12月導入。
キハ004
 キハ003とともに2両編成で運行される。なお3両編成の場合はキハ006が連結されることが多い。1983(昭和58)年12月導入。
キハ004
水海道車両基地でキハ004を先頭に4両編成で停車中
キハ005
 キハ006とともに2両編成で運行される。1983(昭和58)年12月導入。
キハ006
 キハ005とともに2両編成で運行される。1983(昭和58)年12月導入。
キハ006
小絹−水海道間を走行するキハ006とキハ005
キハ007
 キハ008とともに2両編成で運行される。なお3両編成の場合はキハ005が連結されることが多い。1984(昭和59)年12月導入。
キハ008
 キハ007とともに2両編成で運行される。なお3両編成の場合はキハ005が連結されることが多い。1984(昭和59)年12月導入。
キハ008007
2018年5月26日に行われたイベント「開運!乗車撮影会」の臨時列車として運行されたキハ008とキハ007(三妻−南石下間)。方向幕は「臨時」、 ヘッドマーク「開運急行」。
キハ301
 旧筑波鉄道で運行していた車両。筑波鉄道の廃線後、常総線に移籍した。 現在の運行は無く、水海道車両基地に留置されている。
キハ301
水海道車両基地に留置中のキハ301
関東鉄道水海道車両基地
 常総線の水海道駅と小絹駅の間にある。常総線を走るディーゼル車のメンテナンスを行っている。1992(平成4)年3月6日操業開始。
 気動車体験運転を初級編、中級編、特別編で実施している。初級編を毎月の第4日曜日に、中級編を毎月第2日曜日に実施している(いずれも変更の場合有)。 初級編は、対象が中学生以上。参加費は1人6000円(記念証明書、弁当付、税込)。定員24人。 中級編は、初級編を2回以上受講した人で、参加費は10000円(弁当付、税込)。定員20人。 申込みはインターネットからおおむね1か月前から受け付けている。初級編は申込み多数の場合は抽選、中級編は先着順で定員に達し次第受け付け終了。 使用車両は初級編がキハ2400形、キハ0形、中級編はキハ310形、キハ2100形。 車両構造や運転方法の講習を受講後、基地内の約150mを指導運転士の添乗のもと操縦する。 なお特別編は、不定期ながら小学生を対象とした親子での体験運転がある。
 10月14日の「鉄道の日」を記念し、毎年11月3日に水海道車両基地公開イベントを実施(行わない場合もある)している。車両展示はじめ、工場棟見学、鉄道用品販売、 鉄道グッズの販売などがある。
 常総市水海道高野町351−1。水海道車両基地の地図
関東鉄道水海道鉄道車両基地 関東鉄道水海道鉄道車両基地
関東鉄道水海道鉄道車両基地東側から(左)、同じく南側から(右)
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