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筑波山

つくば近隣ガイド

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筑波山の登山コース

 筑波山は、多くの登山コースがあり、それを組み合わせることで、数多くのハイキングコースとして楽しむことができる。 登山口も、筑波神社側だけでなくつつじケ丘側など、さまざまな方角から登山コースが設定されている。 ここで紹介している登山コースは、正式に登山道として認められているコース。案内板もしっかり整備されている。
 筑波山のなかで最も代表的な登山道は御幸ケ原コース。中腹の筑波山神社脇から御幸ケ原至る。終盤ややきつくなるが、筑波山初心者でも安心して登れるコースだ。 ただ、眺望を楽しめるところが少ない。その眺望を楽しむならつつじケ丘からのおたつ石コースがいい。特に紅葉の時季はお奨め。 白雲橋コースと合流した後は、筑波山名物の奇岩が楽しめる。弁慶七戻りや北斗岩、大仏石などが続く。ただ、最後の女体山山頂直下は難所だ。
 登山の服装は、原則地上と同じものでいい。筑波山の標高は877mで、標高による気温差は理論上5度程度。 あまり服装に悩む必要はない。ただ、冬場は風が強いので風を通さないもの、春と秋は上に1枚羽織れるものをもって行くと安心。 また、筑波山でもあまり多くは無いが天気が急変する場合もあるので、雨具の用意が必要。 このほか、登山する時の靴は、登山道がきれいに整備されているため極端な話、スニーカーでも登れる。 しかし岩場なども多く、いわゆる軽登山靴といわれるものがあると安心だ。ミドルカット程度の登山靴がお奨め。 冬場は雪が残っていることがあるので軽アイゼンがあると安全に登山できる。平地に雪が降った後、1月、2月の場合、2週間程度残っていることがある。 特に頂上付近では、もっと長く残っている場合がある。
 筑波山口からの登山、つくば道を使った登山、羽鳥道からの登山、ケーブルカー、ロープウエイを使った登山、及び筑波山一周は、 筑波山のハイキングのページへ。 筑波連山の縦走は、筑波連山縦走コースのページへ。 東筑波の縦走は、東筑波縦走コースのページへ。
筑波山登山道の案内図
女体山山頂付近の筑波山登山道の案内図
御幸ケ原コース
 首都圏自然歩道線。筑波山神社と御幸ケ原間、筑波山登山の最も代表的なコース。 筑波山神社拝殿と山頂の本殿を結ぶ御座替の道でもある(神輿は現在はケーブルカーで登る)。 ケーブルカーの宮脇駅脇にある鳥居をくぐってスタートし、山頂駅の脇がゴール。
 鳥居を過ぎると最初は穏やかな勾配だが、すぐに急な傾斜が待ち受けている。傾斜が急な場所は階段が整備されているところも多い。 また、石がころがっており河原状態の場所も少なくない。標高400mを過ぎると桜塚と呼ばれる場所があり、その直後に最初の休憩ポイントで、ベンチがある。 ここを過ぎると御幸ケ原コースらしい、石と階段の登山道が連続してある。
 ケーブルカーのすれ違いが見られるところが中間地点。頂上へはケーブルカーのすぐ脇の狭いところを登っていく。 しばらくは右側が急な崖の場所を登る。左側に石垣がある場所を過ぎたあたりから急な階段が連続的に続く場所。 さらに少し平らに感じるところを挟んで、自然石がある険しい登山道になる。最後が崖の壁を登るような急斜面を九十九折りに登る。 そこを過ぎると途中一時的に平坦な場所がケーブルカーのトンネル上の場所。登山道はトンネル上でケーブルカーの軌道と交差している。 ケーブルカーの線路を横断していないのにケーブルカーの東側から登って、西側に出るのはこのためである。
 若干の下りを挟んで最後の休憩ポイント男女川の水源がある。清涼な湧き水がある。また、ベンチが置かれており人気の休憩ポイントになっている。 その後はなだらかな登りと急傾斜の登山道が交互に続き、御幸ケ原直前はかなり長い階段がある。
 コース位置番号標が300mごとに、A−01からA−06まである。
 約2km。登り約90分、下り約70分。
 御幸ケ原コースの全線ガイド(写真ガイド)は 御幸ケ原コースへ。
【トイレ情報】筑波山神社から登山道に向かう途中に有り。御幸ケ原の男体山登山路入口に有り。コース途中は無し。
御幸ケ原コース登山口鳥居の地図
御幸ケ原コース登山口
ケーブルカー乗り場脇にある御幸ケ原コースの登山口
御幸ケ原01標 御幸ケ原02標
コース位置番号A−01標付近。御幸ケ原まで1800m、男体山頂まで2100m。山林のなかを進む。まだ急なところな少ない(左)、 コース位置番号A−02標付近。御幸ケ原まで1500m、男体山頂まで1800m。同じく山林のなかを進む。急なところが増えてくる(右)
桜塚 御幸ケ原03標
登り始めてすぐある桜塚(左)、コース位置番号A−03標付近。御幸ケ原まで1200m、男体山頂まで1500m。ここを過ぎると中間地点。 ケーブルカーの軌道のすぐ脇を通る(右)
ケーブルカー
御幸ケ原コースで唯一、ケーブルカーの軌道が見える場所が中間地点、登山道から見えるすれ違うケーブルカー
御幸ケ原コース中間地点 御幸ケ原04標
中間地点、頂上へは線路の脇を登る(左)、コース位置番号A−04標付近。御幸ケ原まで900m、男体山頂まで1200m。 ここを過ぎると間もなく、ケーブルカーのトンネルの上を通る(右)
御幸ケ原コース登山道 トンネル上
中間地点を過ぎると、より急な場所も(左)、ケーブルカーのトンネル上、なにも標識はないが、登山道の上を電線が通る(右)
男女川水源前 男女川の水源前休憩所
男女川の水源前(左)、男女川の水源前の休憩スペース(右)
御幸ケ原05標 御幸ケ原06標
コース位置番号A−05標付近。御幸ケ原まで600m、男体山頂まで900m。男女川の水源付近。休憩所もある(左)、 コース位置番号A−06標付近。御幸ケ原まで300m、男体山頂まで600m。ここを過ぎると最終盤の階段が待ち受けている(右)
御幸ケ原コース終盤の階段
御幸ケ原コース終盤の階段
御幸ケ原コースゴール 御幸ケ原コース降り口
御幸ケ原コース最後の階段、登りきると御幸ケ原。右側の建物はケーブルカー駅のバックヤード(左) ケーブルカー山頂駅の脇にある御幸ケ原コースの降り口。電柱の左側、建物との間の狭いところから下山(右)
雪御幸ケ原 御幸ケ原近く雪道
雪の御幸ケ原コース(左)、同じく御幸ケ原近くの登山道(右)
御幸ケ原から男体山山頂
 山頂連絡路。筑波山登山線。男体山山頂へは、御幸ケ原コースで登山すると、すぐ左手に男体山の登山口。御幸ケ原では、目の前に男体山の山頂がそこに見える。 葉が落ちている冬場であれば、御幸ケ原から山頂の本殿も見える。登り口は幅の広い階段で始まる。徐々に岩場などが多くなり、最後はかなり急な場所もある。 山頂まで約300m、約15分。
 また、御幸ケ原からではないが男体山山頂へは立身石西側から登山道がある。登りはじめて、間もなくすると御幸ケ原からの登山道と合流する。
【トイレ情報】御幸ケ原の男体山登山路入口に有り。
男体山登山道入口看板 男体山登山道
御幸ケ原から男体山山頂への登山道入口の看板(左)、 御幸ケ原から男体山山頂への登山道(右)
立身合流 男体山分岐
立身石方面からの登山道と合流付近(左)、 立身石西側の男体山登山道分岐、男体山へは右へ(右)
合流 立身登山道
立身石分岐からの男体山登山道、御幸ケ原方面からの男体山登山道との合流前(左)、 同じく立身石分岐からの男体山登山道(右)
男体山本殿
男体山登山道から山頂の筑波山神社男体山本殿を望む
男体山登山道口雪 男体山登山道雪道
雪の男体山登山道登り口付近(左)、同じく雪の男体山登山道(右)
御幸ケ原から女体山山頂
 山頂連絡路。筑波山登山線。御幸ケ原から女体山山頂へは、左手にお土産屋さんを見て、大きな鉄塔のある方へ進む。ほとんどなだらかな登りで、こちらはほとんど苦も無く女体山にたどりつける。 途中にセキレイ石、ガマ石がある。山頂まで約550m。
【トイレ情報】御幸ケ原の男体山登山路入口に有り。
女体山への登山道 女体山への登山道
御幸ケ原から女体山への登山道入口(左)、登山道(右)
女体山山頂への道
御幸ケ原から女体山山頂へ向かうと最後はここに。登った突き当たりを右に行くと山頂、左が白雲橋コースを経て下山
雪のガマ石 御幸ケ原から女体山への登山道
雪のガマ石(左)、雪の御幸ケ原から女体山への登山道(右)
白雲橋コース
 筑波山神社と女体山山頂を結ぶ登山路。御幸ケ原コースとともに筑波山を代表する登山道。 筑波山の特長である眺望や奇岩が楽しめるコースで、勾配のきついところも少なく、筑波山を最初に登る人にはお奨めしたいコース。 御座替では、実際に神輿が下るコース。
 コースは、大きく筑波山神社と聖天神社前(弁慶茶屋跡)間、聖天神社前と女体山山頂間に分けられる。前半が森林浴のコース、後半が奇岩を楽しむコース。 筑波山神社の東側にある白雲橋を渡り、一度住宅地に出てそこから登山道に入る。白雲橋を過ぎたところに「是より女体山」の石碑、その先の住宅街の十字路(案内板あり)を左折すると間もなく、登山道入口の鳥居がある。
 登り始めると酒迎場分岐まで穏やかな登りが続く。登山道は、入口付近は狭いものの、そこを過ぎると主に階段で整備されている。 豊かな自然のなかを進み、森林浴を満喫できる。
 酒迎場分岐は、左が白雲橋コースで山頂方面、右は迎場コースでつつじケ丘へ通じている。つつじケ丘経由でも山頂へ向かうことは可能。 分岐を過ぎると登山道もほとんどが自然のままの道となる。少し行くと白蛇弁天がある。 急傾斜のところは自然石で階段になっている場所も多い。全体的に平らなところと、急傾斜の登山道が断続的に続く。
 聖天神社前は広場となっており、つつじケ丘からのおたつ石コースと合流する。ここから筑波山を代表する奇岩が出迎えてくれる。 まず弁慶七戻り。頭上の岩がいまにも落ちそうな気配で、あの弁慶でさえ、躊躇するという伝説の岩。 この岩は、下から見るより上から見る(登山の場合、くぐって振り返る)ほうが怖い。そこを過ぎると高天ヶ原。大きな岩の上に祠がある。 続いて母の胎内くぐり。さらに出船入船、裏面大黒岩、北斗岩など、著名な奇岩が登山道沿いにある。 またこの区間は、平坦な場所もあり森林のなかを散策といった風情の場所もある。秋には紅葉も美しい。 そして頂上近くにあるのが、大仏岩。これを左手に見ると間もなく頂上。最後の登りは露石の階段で、しかもかなりきつい勾配になっている。 鎖もついているので、安心して登れるが、斑レイ岩のため、雨が降ると滑りやすいので注意が必要。 女体山本殿のすぐ北側に出る。天の浮橋を渡って頂上だが、順路は本殿側から。
 コース位置番号標が300mごとに、B−01からB−08まである。
 山頂から聖天神社前まで、登り約40分、下り約35分、聖天神社前から酒迎分岐まで、登り約50分、下り約45分、酒迎分岐から筑波山神社まで登り約20分、下り約15分。
 白雲橋コースの全線ガイド(写真ガイド)は 白雲橋コースへ。
【トイレ情報】筑波山神社西側に有り。コースの途中ではないが、女体山山頂付近ではロープウエイ駅にある。
白雲橋コース登山口鳥居の地図
白雲橋コース
白雲橋コースへの入口。筑波山神社拝殿脇にある日枝神社・春日神社拝殿脇を抜けていく
白雲橋 白雲橋是より女体山
筑波山神社の東側にある白雲橋(左)、白雲橋を渡ったところにある「是より女体山」の石碑(右)
白雲橋コース入口左折 白雲橋コース案内板
是より女体山石碑の先にある交差点を左折(左)、交差点にある案内板(右)
白雲橋コース登山口 白雲橋コース登山口からの眺望
筑波山神社の東、住宅地を抜けたところ(案内板のある交差点を左折したところ)にある女体山への登山口(ひだり)、登山口からの眺望(右)
白雲橋コース登山道 白雲橋コース01標付近
白雲橋コース登山道、鳥居を過ぎてすぐ(左)、コース位置番号B−01標付近、女体山頂まで2400m(右)
酒迎場分岐手前
酒迎場分岐手前。右奥の看板のある場所が分岐。白雲橋コースは分岐を左へ
白雲橋コース02標付近 白雲橋白蛇
B−02標付近、女体山頂まで2100m(左)、途中にある白蛇弁天前の登山道(右)
白雲橋コース03標付近 白雲橋コース04標付近
コース位置番号B−03標付近、女体山頂まで1800m(左)、B−04標付近、女体山頂まで1500m(右)
白雲橋コース05標付近 白雲橋コース06標付近
コース位置番号B−05標付近、女体山頂まで1200m(左)、B−06標付近、女体山頂まで900m(右)
聖天神社前手前 聖天神社前
白雲橋コース聖天神社前手前(左)、聖天神社前(弁慶茶屋跡)、眺望もよく登山者の休憩スポットともなっている(右)
聖天神社前眺望 聖天神社前
聖天神社前から見える女体山の頂(左)、山頂側から見た聖天神社前(右)
聖天神社前からの眺望 下り口
聖天神社前からの眺望(左)、聖天神社前の白雲橋コース降り口(右)
白雲橋コース07標付近
コース位置番号B−07標付近、女体山頂まで600m、標高750m付近
白雲橋コース08標付近 標高800m付近
B−08標付近、女体山頂まで300m(左)、白雲橋コース標高800m付近(右)
白雲橋コース 白雲橋コース山頂付近
標高800mを過ぎると岩場の道が多くなる(左)、白雲橋コース山頂手前の岩場(右)
白雲橋コース降り口
女体山の神社社務所の裏、山頂から天浮橋を経てみた降り口。てすりのところを右に行くと下山
雪の白雲橋コース分岐前 雪の白雲橋コース分岐
雪の白雲橋コース(左)、同じく白雲橋コース(右)
雪の弁慶七戻り 雪の出船入船前
雪の弁慶七戻り(左)、雪の出船入船前(右)
雪の白雲橋コース 雪の白雲橋コース頂近く
雪の白雲橋コース(左)、同じく山頂近くの白雲橋コースの岩場(右)
おたつ石コース
 筑波山登山線。つつじケ丘と聖天神社前(弁慶茶屋跡)を結ぶコース。聖天神社前から白雲橋コースに合流し女体山山頂を結ぶ。 このため、つつじケ丘と女体山山頂を結ぶコースとされている場合が多い。御幸ケ原コースとともに人気の登山コース。全てのコースの中で最も眺望が楽しめる。 なお、おたつ石とはガマ石のこと。 聖天神社前以降は白雲橋コースの案内板に変わる。 白雲橋コースは上記参照。
 おたつ石コースは、登り始めが一番の急傾斜。最初の3分の1で、標高差は3分の2を登ってしまう。 このため、運動不足の人がいきなり登り始め、具合が悪くなる人もいるので注意が必要だ。 登山道はきれいに階段が整備されている。また登山道周辺にはつつじが見られ美しいコースとなっている。また眺望もいい。 3分の1程度登った場所がつつじケ丘高原と呼ばれる場所。休憩小屋やベンチなどが置かれており、最初の休憩スポットとなっている。
 つつじケ丘高原を越えると、森林浴のコースとなる。傾斜も緩やかになる。 眺望は限られた場所となってしまうが、のんびりと登ることができる。
 コース位置番号標が300mごとに、D−01からD−03まである。
 つつじケ丘と聖天神社前まで、登り約40分、下り約35分。
 おたつ石コースの全線ガイド(写真ガイド)は おたつ石コースへ。
【トイレ情報】つつじケ丘のレストハウス、ロープウエイ駅、駐車場奥に有り。コースの途中にはないが、女体山山頂付近ではロープウエイ駅にある。
おたつ石コース登山口の地図
おたつ石コース登り口 おたつ石コース登山道
つつじケ丘のおたつ石コース登り口(左)、登り口付近の登山道(右)
おたつ石コースからの眺望
おたつ石コースからの眺望
登山道 おたつ石コース01標付近
おたつ石コース登山道(左)、おたつ石コース位置番号D−01標付近、女体山頂まで1500m(右)
おたつ石コース02標付近 おたつ石コース03標付近
D−02標付近、女体山頂まで1200m(右)、 おたつ石コース位置番号D−03標付近、女体山頂まで900m、ここを過ぎるとまもなく聖天神社前(右)
標高700m おたつ石コース弁慶茶屋跡手前
おたつ石コース標高700m付近(左)、聖天神社前手前(右)
弁慶茶屋跡降口 おたつ石コース弁慶茶屋跡案内板
おたつ石コース聖天神社前降口(左)、聖天神社前のつつじケ丘方面への案内板(右)
迎場コース
 つつじケ丘と酒迎分岐間のコース、登り約40分、下り約35分。筑波山登山線。酒迎分岐で白雲橋コースに合流し、筑波山神社に至る。 筑波山神社とつつじケ丘を結ぶコース。万葉古道として、多くの万葉碑が建てられている。
 コース位置番号標が300mごとに、C−01からC−05まである。
 迎場コースの全線ガイド(写真ガイド)は 迎場コースへ。
酒迎場分岐
酒迎場分岐、左が白雲橋コースで聖天神社前、女体山山頂方面、右が迎場コースでつつじケ丘方面
迎場コース登山道
酒迎場分岐付近の登山道(左)
迎場コース01標付近 迎場コース02標付近
迎場コース位置番号C−01標付近、つつじケ丘まで1500m(左)、C−02標付近、つつじケ丘まで1200m(右)
迎場コース03標付近 休憩所
迎場コース位置番号C−03標付近、つつじケ丘まで900m(左)、登山道にある休憩所(右)
迎場コース04標付近 迎場コース05標付近
C−04標付近、つつじケ丘まで600m(左)、迎場コース位置番号C−05標付近、つつじケ丘まで300m(右)
迎場コースつつじケ丘手前 迎場コース降口
迎場コースつつじケ丘手前(左)、つつじケ丘迎場コース口(右)
雪の酒迎場分岐
雪の酒迎場分岐(右)
薬王院コース
 薬王院線。筑波山西側の薬王院から男体山の自然研究路を結ぶ2.5km(男体山山頂まで約3km)のコース。正式な登山コースでは最も距離が長い。 薬王院脇に登山口がある。途中で鬼ケ作林道を横断する。鬼ケ作林道前はなだらかな上り、過ぎて後半はその多くが階段からなる難所。つづら折りの階段が続く。 階段が終わるとなだらなか上りになる。薬王院近くの道路脇に駐車スペース有り。 また、つくし湖の休憩所の駐車場を利用して薬王院の参道から登る人もいる。
【トイレ情報】つくし湖の休憩所にあり。
薬王院脇登山口の地図
つくし湖の休憩所の地図
薬王院コース登山路入口 薬王院コース案内板
薬王院の門前を少し過ぎたところにある登山路入口(左)、登山口の案内板、山頂まで2960m(右)
T字路 薬王院別入口
登ってすぐのT字路。ここを左に(左)、登山口から少し行ったところの山道入口。薬王院コースの別入口、この道が登山道になる(右)
薬王院コース登山道 薬王院コース登山道
薬王院コース、登りはじめの登山道(左)、鬼ケ作林道近くの登山道(右)
鬼ケ作林道手前 鬼ケ作林道合流
鬼ケ作林道手前(左)、鬼ケ作林道合流(右)
鬼ケ作林道入口
鬼ケ作林道からの登山道入口
薬王院コース階段 薬王院コース階段
薬王院コースの階段(左)、同じく階段(右)
薬王院コースつづら折り階段 薬王院コースつづら折り階段
つづら折りの薬王院コースの階段(左)、同じくつづら折りの階段(右)
薬王院コース登山道
薬王院コース、階段を過ぎた付近の登山道
薬王院コース 薬王院コース登山道
薬王院コースの終盤、正面に男体山が見えてくる(左)、自然研究路合流近くの登山道(右)
薬王院コース登山道合流 薬王院コース案内
男体山の自然研究路との合流。左に行くと御幸ケ丘方面で、男体山山頂への登り口が近い(左)、自然研究路のところにある案内板(右)
 薬王院コースは、その名の通り筑波山四薬師、椎尾山薬王院脇からスタートする。 このため、薬王院を参拝してから登山するのもいい。参道入口は上記登山路入口から約100mほど戻る。 参道は仁王門をくぐると急な石の階段。ここを登りきると本堂が正面にある。 参拝して本堂向かって右へ。左手に弁財天を祀る池を見て進むと墓地へ。そのなかを通り抜けると登山路入口、最初の階段を登ったところに合流する。
薬王院コース薬王院入口
薬王院参道入り口、奥に見えるのが仁王門
薬王院コース薬王院本堂 薬王院コース登山コース合流
薬王院本堂前、ここを向かって右に(左)、墓地を抜けると薬王院コース登山路入口の階段へ戻る(右)
薬王院筑波山
薬王院本堂前から筑波山方面を望む
筑波高原キャンプ場コース
 三本松線。筑波山北側の筑波高原キャンプ場から女体山に登るコース。キャンプ場・女体山コース。女体山山頂近くに出る。 あまり利用されていないコースのせいか、登山路が分かりにくい場所もある。 また、夏場は登山道両脇の草木が生い茂り、通行に苦労する場所もある。
 筑波高原キャンプ場コースの全線ガイド(写真ガイド)は 御幸ケ原コースへ。
【トイレ情報】筑波高原キャンプ場入口の駐車場脇(冬期閉鎖)に有り。女体山山頂付近ではロープウエイ駅にある。
筑波高原キャンプ場の地図
登り口 登山路と案内板
筑波高原キャンプ場登り口(左)、キャンプ場内の登山路と案内板(右)
キャンプ場内の登山路 筑波高原キャンプ場コース登山口
筑波高原キャンプ場内の登山路(左)、キャンプ場最上部の登山口(右)
筑波高原キャンプ場登山道 筑波高原キャンプ場登山道
キャンプ場過ぎてすぐの山林(左)、保健保安林内を通る登山道(右)
筑波高原キャンプ場登山道 筑波高原キャンプ場登山道
登山道の後半(左)、山頂のすぐ手前の登山道(右)
筑波高原キャンプ場山頂出口 筑波高原キャンプ場コース下山口
女体山山頂出口(左)、山頂近くの下山口(右)
筑波高原キャンプ場駐車場
筑波高原キャンプ場駐車場(左)、筑波高原キャンプ場トイレ(右)
旧ユースホステルコース
 深峰歩道。首都圏自然歩道線。筑波山北側のユースホステル跡から男体山に登るコース。約1.2km。御幸ケ原のおみやげ屋の裏に登ってくる。 おみやげ屋の集まっているところの最も東側(女体山に近い側、トイレのあるところ)から御幸ケ原に出る。 重機を山頂近くまであげるための道としても使われているため、登山路の幅も広く、よく整備されているので登り易い。 筑波山の登山路のなかで最もやさしいコース。ユースホステル跡が駐車スペースとなっている。公共交通機関は通じていない。 登山道の入口付近では、カタクリの群生地などもある。全体として森林のなかを歩くため自然観察はできるが、展望的には望めない。 2022(令和4)年10月から2023(令和5)年1月にかけて登山道の改修工事が行われ、ほぼ全線で登山道のコンクリート舗装が実施 されたほか、御幸ケ原のすぐ北側部分で新たな登山道の整備が実施された。 上記筑波高原キャンプ場コースもそうだが、利用が少なく、平日では人とすれ違うことがほとんどない。登り約40分、下り約35分。
 旧ユースホステルコース、深峰歩道の全線ガイド(写真ガイド)は 深峰歩道へ。
【トイレ情報】つくし湖の休憩所にあり。登りきったところの御幸ケ原に有り。
旧ユースホステルの地図
旧ユースホステルコース登山口 旧ユースホステル跡
旧ユースホステルの登山口(左)、旧ユースホステル跡(右)
旧ユースホステルコースふれあいの道案内板 旧ユースホステルコース6−1案内板
旧ユースホステルコースふれあいの道案内板(左)、同じく旧ユースホステルコース6−1案内板付近(右)
旧ユースホステルコース6−2案内板 旧ユースホステルコースふれあいの道案内板500m
旧ユースホステルコース6−2案内板付近(左)、同じくコースにあるふれあいの道案内板御幸ケ原まで500m地点、駐車場からは700m(右)
旧ユースホステルコースベンチ 旧ユースホステルコース
旧ユースホステルコース沿いにあるベンチ(左)、同じく階段分岐、従来はこの先に登山道は無く、左に入る階段が正規ルート(右)
旧ユースホステルコース階段 旧ユースホステルコース新道
旧ユースホステルコースの階段、新道完成前は御幸ケ原近くの最後はこちらの階段コース(左)、 同じく階段分岐先に新らたにつくられた登山道(右)
旧ユースホステルコース新道カーブ 旧ユースホステルコース北側合流
旧ユースホステルコース、同じく新しく造られた登山道終盤(左)、同じく御幸ケ原北側、突き当りを左へ(右)
旧ユースホステルコース御幸ヶ原北側 旧ユースホステルコース御幸ヶ原北側沿道
旧ユースホステルコース御幸ケ原北側から、ここを右に入る(左)、同じく御幸ケ原北側に新たに造られた道、正面が男体山(右)
旧ユースホステルコース御幸ヶ原北新案内板 旧ユースホステルコース御幸ヶ原北入口
旧ユースホステルコース御幸ケ原北側、おみやげ屋裏にある階段入口と新しくなった案内板(左)、 同じく御幸ケ原側にある旧ユースホステルコース入口の案内板、御幸ケ原東側のトイレ近くにある(右)
東筑波ハイキングコース
 国民宿舎つくばねからつつじケ丘に至るコース。全長約4.4km。前半は砂利の林道を歩く。後半が山林のなかの登山道。
 国民宿舎つくばね脇の仙郷林道をスタート。林道を道なりに登る。最初にあるのが土俵場林道の分岐。土俵場林道は閉鎖されているのでそのまま仙郷林道を進む。 さらに進むと、つつじケ丘方面の林道分岐がある。こちらも閉鎖されているが、ここを入る。林道の終わりに実質的な登山口がある。ここからは主に山林のなかの登山道を歩く。 沢を渡る場所や急な傾斜地を下る場所もあり、変化に富んだ登山を楽しめる。その後、再び林道に出る。 林道の終点がつつじケ丘のすぐ下で、つつじケ丘の公衆トイレ脇に出る。山頂方面へはおたつ石コースで、女体山へ登る。
【トイレ情報】つつじケ丘口脇にあり。
国民宿舎つくばねの地図
ハイキングコース口 仙郷林道
国民宿舎つくばね脇の東筑波ハイキングコース入口。仙郷林道の入口でもある(左) 入口付近の仙郷林道。趣のある林道(右)
土俵場林道分岐 土俵場林道案内
仙郷林道の途中にある土俵場林道との分岐。土俵場林道は閉鎖されている(左) 土俵場林道分岐の案内板(右)
土俵場林道分岐近くの仙郷林道
土俵場林道分岐近くの仙郷林道
分岐 分岐案内板
仙郷林道からつつじケ丘方面へ向かう林道への分岐。ここを左へ。分岐の林道は車が入れないようにバリケードがある。ここをくぐって林道を進む(左) 分岐案内板(右)
登山口 登山口案内板
林道の終点にある実質的な登山口(左)登山口にある案内板(右)
登山口沢 登山道林
登山口近くにある沢を横断(左)林の中の登山道(右)
林道出口 林道
林道出口、つつじケ丘はここを右へ(左)、つつじケ丘へ向かう林道(右)
つつじヶ丘口
つつじヶ丘公衆トイレ脇の降口
自然研究路
 筑波山の御幸ケ原から男体山山頂を一周するように設けられているのが自然研究路。男体山周回路。1周約1.5km、約70分。 四季折々の草花など、森林浴を十分に楽しめるコース。研究路の途中には、18枚の筑波山の自然に関する案内板が設けられている。 筑波山の地形、地質から植物の垂直分布、ガマガエルの仲間、四季の花、昆虫、ツクバの名を持つ植物、哺乳類と鳥類などのテーマで展開されている。 さらに沿道の樹木には名札がつけられているものがあり、簡単な説明もある。実際、ブナやミズナラ、クマシデ、アブラチャン、エゴノキ、 アオダモ、リョウブ、アオハダ、サワフタギなどの樹木に付けられている。 御幸ケ丘とほぼ同じ高さを一周するが、結構アップダウンがある。南側からスタートすると間もなく筑波山の奇岩のひとつ立身石があり、その上は展望台(第一展望台)になっている。 このほか西側(第二展望台)と北側(第三展望台)の2カ所の展望台がある。
 2014(平成26)年3月、自然研究路の第一展望台と第二展望台の間で、大規模崩落が発生し、研究路が通行止めとなり、 既存の登山道を利用した山頂経由の迂回路が設けられていた。 2022(令和4)年3月に復旧工事が完了し、8年ぶりに自然研究路が通れるようになった。
【トイレ情報】自然研究路入口(男体山登山路入口)に有り。
自然研究路北 自然研究路南
男体山北側の自然研究路(左)、男体山南側の自然研究路(右)
第一展望台
立身石上の第一展望台
第二展望台 あずまや
西側がひらけている第二展望台(左)、第二展望台近くのあずまや(右)
第三展望台 大石重ねあずまや
第三展望台(左)、大石重ね近くのあずまや(右)
自然研究路案内板 自然研究路名札
自然研究路の案内板(左)、自然研究路の樹木にある名札(右)
雪の自然研究路
雪の自然研究路
■自然研究路迂回路■
 2014(平成26)年3月、自然研究路での大規模崩落に伴い、通行止めを回避するため迂回路が設けられた。 2021(令和3)年12月13日から、崩壊場所での復旧工事が行われ、2022(令和4)年3月に開通した。 このため現在は迂回路を通らずに自然研究路を1周できるようになっている。 崩落した場所は、新たにコンクリートで登山道が設けられ、安全に通れるようになった。 また、復旧までに時間がかかった一因は、新たな崩落が起きないことなどを見極めていたことによるものと想定される。
 時計周りに進んだ場合、立身石を過ぎ、崩落現場手前で右に入る。これはもともとあった登山道を利用したもの。 階段がきちんと整備されているが、かなり急な場所の連続。間もなく御幸ケ原からの登山道に合流する。 山頂に到着したら男体山本殿と守札授与所の間を通り、旧筑波山測候所の角を左に入る。 ここも古くからある登山道。しかし最初は道幅が狭い上、左側が急な崖になっているので注意。 常陸帯神社を過ぎ、間もなく急な下りになる。従来の登山道は直進で小さなピークを超えていくが、その手前で左にほぼ90度曲がる。 間もなく、第2展望所の手前に合流する。
崩落した自然研究路
崩落した自然研究路
迂回路入り口 登山道合流
閉鎖された崩落現場手前。迂回路は右に入る(左)、男体山登山道と合流、山頂は左へ(右)
旧筑波山測候所前 筑波山測候所脇
旧筑波山測候所前、矢印のところを入る(左)、旧筑波山測候所入ってすぐ。左側が急な崖、(右)
迂回路 研究路合流
迂回路途中の急な場所、反対方向から見る(左)、研究路合流、第2展望台方面は右へ(右)
自然研究路復旧
崩落したほぼ中心部。新たなコンクリートの登山道となっている
自然研究路復旧地点東 自然研究路復旧地点西
復旧地点を東側から見る(左)、同じく復旧地点を西側から見る(右)
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