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筑波山

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筑波山麓

 筑波山に関連した山麓のさまざまな情報を紹介する。
つくば道
 日本の道100選に選出されている。筑波山への参道で、つくば市北条から同筑波まで。歴史と伝統ある道。 現在は、筑波山神社前に至る一部を除いて茨城県道139号筑波山公園線(いばらきけんどう139ごう つくばさんこうえんせん)に指定されている。 特に筑波付近は、斜面を直線的に登るようになっており、道幅も狭く、かなりの急傾斜。最高19度と普通の道路では考えられない坂道が味わえる。 昔の風情を一部に残す。北条のつくば道入口からの筑波山、神郡のつくば道沿線の古い町並みと筑波山など、筑波山の絶好のビューポイントとなっている。
 また、つくば道途中にある筑波山神社の一の鳥居は、1759(宝暦9)年に建立されたもので、ここから上が神域とされる。 筑波山神社の御座替祭では、この鳥居脇に御仮屋が設けられ、ここから筑波山神社まで、猿田彦を先頭に、神輿が練り歩く。 かつて鳥居には、嵯峨大覚寺門跡寛深法親王の筆による「天地開闢 筑波神社」の額が掲げられていた。 同じく鳥居脇には「筑波の一王」と呼ばれる金剛蜜迹の銅像が建っていたという。
 鳥居から300mほど登ったところで、つくば道は2本に分かれる。 左側が西山通りで、現在車の通れる道。県道もこちら側を行くが、少し行ったところで指定は左へ行く道に、つくば道は指定を外れている。 右側の道が本通り。最後の部分が階段で、車両の通行ができないため、現在では「この先行き止まり」の看板がある。 最後の階段部分には、旧筑波山郵便局、ユースホステル筑波山荘がある。 本来のつくば道は右側の本通りで、御座替祭で神輿が通るのも右側の道。
 つくば道からの筑波山登山については筑波山のハイキングへ。
つくば道全景
筑波山男体山の第一展望台から見たつくば道。筑波山に真っ直ぐ向かっている
つくば道 神郡変則交差点道標
つくば市北条のつくば道入口(左)、神郡の変則交差点にある道標(右)
蚕影山神社分岐 従是蚕影神社碑
つくば道から分岐する神郡の蚕影山神社入口(左)、分岐にある「従是蚕影神社碑」。碑は1880(明治13)年の建立(右)
神郡交差点 神郡交差点道標
神郡点滅信号交差点(左)、神郡点滅信号交差点にある道標(右)
つくば道
つくば市臼井のつくば道。まっすぐな道が筑波山に向かっている
つくば道右カーブ つくば道左カーブ
原則まっすぐなつくば道だが、鉤の手になってる場所もある。鉤の手の右カーブ(左)、同じく左カーブ(右)
筑波山神社一の鳥居 神郡交差点道標
筑波山神社の一の鳥居。由緒ある鳥居で、ここからが神域であると共に、急な登りが待ち受けている(左)、 一の鳥居少し進んだ場所のつくば道(右)
つくば道分岐
一の鳥居の少し上にある分岐。左が車の通れる「西山通り」、車の場合はかならずこちらへ。 右は御座替祭で神輿も渡御する「本通り」。最後が階段になるので通り抜け出来ない
旧筑波山郵便局階段 旧筑波山郵便局
風情のある階段。旧筑波山郵便局前から山頂側を望む(左)、旧筑波山郵便局(右)
つくば道階段碑 つくば道階段
つくば道本通りの階段出口にある石柱。車道との境にあり、車の階段への誤進入を防ぐ役割もある。神輿の渡御時には抜くことができる(左)、 階段部分県道手前(右)
つくば道西山通り 筑波山荘
つくば道、西山通りで最も有名な風景のひとつ。この塀を見ると通りの傾斜がわかる(左)、 ユースホステル筑波山荘(右)
つくば道出入口 つくば道階段出入口
つくば道筑波側の出入口、御座替祭の神輿は、ここを左折し、大鳥居から神社へ進む(左)、 本通りの道の反対側は階段で、筑波山神社前まで通じている(右)
羽鳥道
 桜川市真壁町羽鳥から筑波山男体山山頂に至る筑波山参道。かつては、修験道の道だったが、江戸時代ごろから民間の筑波山詣の参道となったようだ。 スタート地点となる羽鳥地区には「筑波登山本道」の石柱がある。 ここから、少し行くと男女の川があり、そこからほぼ川と並行する道が筑波山に向かっている。途中には石鳥居などもあり、古道の雰囲気がある。
 桜川市真壁町羽鳥。筑波登山本道の碑の地図
羽鳥道
桜川市真壁町羽鳥地区にある「筑波登山本道」の石柱と羽鳥道。道の先に見えるのが筑波山
羽鳥道馬頭観音 羽鳥道登山道
羽鳥道沿い、桜川市真壁町羽鳥北坪地区の馬頭観音から筑波山を望む(左)、羽鳥道登山道(右)
白滝道
 白滝神社への参詣の道。道案内の整備されている白滝道は、つくば市臼井のつくば道から分岐してスタートするルートと、つくば市臼井の六所地区からはじまるルートがある。 今でも昔ながらの古道の雰囲気を残す場所がある。
白滝道
白滝道
白滝道 白滝道
つくば市臼井、六所地区の白滝道(左)、同じく同地にある白滝道の道しるべ「北、六所神社を経て白滝神社、筑波に至る」とある(右)
筑波スカイライン
 筑波スカイラインは、つつじケ丘から風返峠に至る約1.7km。 1965(昭和40)年4月29日、有料道路として開通。2006(平成18)年4月27日をもって無料開放された。 筑波スカイラインは、つつじヶ丘から風返峠さらに東山に至る約4.4Kmの道路だが、料金所の関係で、実際は風返峠−東山間は無料で通過できた。
 なお有料道路時代は。つつじが丘駐車場は「筑波スカイライン利用者=駐車する」ことを前提に有料道路料金だけで駐車できた。 有料道路の無料化に伴い、駐車場が有料化となった。 つつじが丘駐車場については筑波山へのアクセスを参照。
筑波スカイライン
筑波スカイライン
表筑波スカイライン
 表筑波スカイラインは、朝日峠から風返峠に至る延長9.96km。 1974(昭和49)年10月1日、有料道路として開通。2004(平成16)年10月1日に無料開放された。
 なお有料道路時代は、全線と風返峠から不動峠までのA区間、不動峠から朝日峠までのB区間と、3種類の料金設定があった。 また有料道路時代は多くの駐車場が設けられていたが現在は一部を除き閉鎖されている。 ただし、オンシーズンの混雑時は当時の一部駐車場が無料開放されシャトルバスで筑波山観光地へ向かう実証実験が不定期で実施されている。
表筑波スカイライン不動峠
表筑波スカイライン、不動峠付近
筑波パープルライン
 筑波スカイラインと表筑波スカイラインの総称。茨城県道236号筑波公園永井線。 土浦市と石岡市の境にある朝日峠からつくば市と石岡市の境にある風返峠 を経て、同じくつくば市と石岡市の境にあるつつじが丘まで約11.5k。風返峠と朝日峠の間は全日2輪車通行禁止。
パープルラインと筑波山 パープルライン
筑波パープルラインと筑波山(左)、同じく筑波パープルライン(右)
筑波山麓からの夕日
 山麓から見る夕日。のどかな田園地帯ごしの夕日。
筑波山麓夕日
筑波山麓から見る夕日。つくば市沼田付近
神郡の街並みかんごおりのまちなみ
 江戸時代、3代将軍徳川家光公が、知足院建立のため、建設材料を運搬するためにひらいたつくば道沿いに広がる街並み。 当時を思わせる古い家並みが続く。
 つくば市神郡。神郡地区の地図
神郡の街並み
北条ふれあい館岩崎屋
 北条の街づくり活動の拠点として2007(平成19)年10月オープンした。 北条地区や筑波山麓の情報発信、無料休憩所のほか、喫茶「カフェ岩崎屋」、ギャラリー「百日草」などがあった。 2011(平成23)年11月20日閉館。
 岩崎屋は、明治期に米問屋を営んで財をなした豪商の店蔵。明治期に造られた蔵は、重厚で趣がある。昭和60年代に営業を休止していた。
 つくば市北条212。岩崎屋の地図
北条ふれあい館岩崎屋
北条ふれあい館岩崎屋
北条ふれあい館するすや
 岩崎屋の閉館に伴い、新たな街づくり活動の拠点、無料休憩所として2011(平成23)年11月23日オープンした。岩崎屋のはす向かいにある。
 旧和菓子店「するすや」の店舗を改造した。するすやの屋号は、菓子の材料を臼で擦って作ったことから、擦臼(するうす)が転じたものという。
 2012(平成24)年5月6日、北条地区を襲った竜巻により、大規模損壊したため取り壊された。
 つくば市北条。
北条ふれあい館するすや
竜巻被害で取り壊される前の北条ふれあい館するすや
北条ふれあい館田村家
 北条ふれあい館するすやが竜巻被害で取り壊されたため、新たな街づくりの拠点、無料休憩所として、旧田村呉服店を改装、2012(平成24)年9月29日オープンした。
 土日祝日のみオープン。開館時間は、午前10時から午後4時まで。
 つくば市北条39。北条ふれあい館の地図
北条ふれあい館田村家
北条ふれあい館田村家
田井ミュージアム
 「NPO法人自然生クラブ」が運営する地域芸術文化活動の拠点。つくば市神郡のつくば道沿いにある。展示会や演劇、演奏などの会場として使われている。
 つくば市神郡54。田井ミュージアムの地図
田井ミュージアム
田井ミュージアム
六所大佛
 つくば市臼井の六所にある石製の大仏。2004(平成16)年の建立。 大仏建立の趣旨として「世界の平和と日本の安全、つくば市の発展と郷土の繁栄を願い建立する」とある。 大仏の周囲には万葉の歌碑が多く建てられている。
 つくば市臼井。六所大佛の地図
六所大佛
六所大佛
夫女が石
 筑波山の南側斜面にある。古代にこの石の周りに若い男女が集まり、歌を掛け合い相手を探す歌垣が行われたところとされている。 縁結びにご利益があるとされる。現在は筑波ふれあいの里の敷地内にある。
 つくば市臼井。夫女が石の地図
夫女が石
夫女が石
稲葉酒造場
 筑波山の麓、つくば市沼田にある酒蔵。江戸時代末の1867(慶応3)年の創業。 銘柄名の「男女川」(みなのがわ)は、筑波山の中腹から流れ出て、桜川に注ぐ川の名からきている。 仕込水は、筑波山の湧き水を使用。また、筑波山神社の御神酒として使われている。
 蔵見学可能。要予約。
 つくば市沼田1485。稲葉酒造場の地図
稲葉酒造場
稲葉酒造場
沼田屋
 沼田屋本店。筑波山名物の「がままんじゅう」で知られる和菓子店。細長い形が特徴の「カリントウ饅頭」が人気。 茨城県道14号筑西つくば線から参道の茨城県道42号笠間つくば線に入って間もなくある。駐車場有。
 つくば市沼田1400。沼田屋の地図
沼田屋
沼田屋
従是筑波山道碑
 筑波山に至る参道の入口に「従是筑波山道」の碑がある。 以前は、茨城県道14号筑西つくば線と茨城県道42号笠間つくば線の「筑波参道入口」T字路の信号があり、それ以前は 桜川の禊橋(旧橋)から続く十字路から続く道だったが、 現在は新しい橋及び道路が出来てしまったため旧道になっている。
 茨城県道14号筑西つくば線から少し入ったところにある。石碑には、「従是筑波山道」のほか「明治三十七年二月」とある。
 つくば市沼田。従是筑波山道碑の地図
山道碑 山道石碑
筑波山を望む道路脇にある、左が茨城百景碑、右が従是筑波山道碑(左)、従是筑波山道碑正面(右)
茨城百景筑波山碑
 従是筑波山道碑の脇に並んで建っている。石碑で、正面に「茨城百景筑波山」とある。
 つくば市沼田。茨城百景筑波山碑の地図
百景碑 百景石碑
筑波山を望む道路脇にある茨城百景碑(左)、茨城百景碑正面(右)
是よりつくば山大み堂碑
 筑波山梅林近くにある。江戸時代に建立された筑波山大御堂を示す碑。「文政七(1824)年十月吉日」と刻まれているのがわかる。
 つくば市沼田。是よりつくば山大み堂碑の地図
大御堂碑
大御堂碑
フルーツライン
 筑波山山麓は観光果樹園がさかん。さまざまなところで行われているが、なかでも、石岡市旧八郷町の朝日峠から道祖神峠に至る大規模農道、通称フルーツライン沿いには、多くの観光果樹園がある。 沿線には、梨、栗、ぶどう、柿、苺、ブルーベリーなどの観光果樹園がある。このため、年間を通して果物狩りを楽しむことができる。
 このほか、筑波山東麓、土浦市の茨城県道199号土浦小野線沿い、かすみがうら市の旧千代田町地区でも、梨や栗、ぶどう、柿、苺などの観光果樹園が多くある。
フルーツライン
石岡市辻付近のフルーツライン
福来みかん ふくれみかん
 福来蜜柑。筑波山麓で古来から栽培されてきたという小型のみかん。主につくば市の旧筑波町から桜川市の旧真壁町で栽培されている。 日本原産のミカン科の植物「橘」の一種と考えられている。
 収穫時期は11月下旬から12月にかけて。大きさは直径3〜5cm程度。 実も食べることができるが、香りがいいことから、その皮が筑波山麓特産の七味唐辛子の材料として使われていることで知られる。
 現在では、福来ラーメンやシャーベット、ジャムなどさまざまな派生商品がある。 また福来(ふくれ)は「福が来る」に通じることから縁起物として飾られることもあるという。
福来みかん
椎尾山中の福来みかん
朝日トンネル
 朝日トンネルは、土浦市小野と石岡市柴内を結ぶ延長1784mのトンネル。 両地区は朝日峠で結ばれているが、峠道の割には交通量が多いことや冬季には雪などによる凍結で長期にわたって通行止めとなり市民生活などにも不便をきたしていることから、トンネルで結ばれることになったもの。
 路線名は八郷新治線、取り付け道路などを含めた総延長は3660m。計画交通量は幅員6m、歩道無し、制限速度は50km。 なおトンネル工事は、地質が花崗岩などが主で、硬いことから、現在主流のシールドマシンではなく、削岩機で穴をあけ、火薬を装填し爆破する方法がとられた。
 1996(平成8)年事業開始、2008(平成20)年からトンネル工事がスタートした。2011(平成23)年5月31日、貫通式が行われた。 2012(平成24)年11月12日午後3時開通。
 土浦市小野。朝日トンネル土浦側入口(朝日トンネル南交差点)の地図 
 石岡市辻。朝日トンネル石岡側入口(辻交差点)の地図 
朝日トンネル土浦側 朝日トンネル石岡側
土浦市側の朝日トンネル入口(左)、石岡市側のトンネル入口(右)
安倍晴明生誕の地
 安倍晴明は、最も有名な陰陽師の一人であり、鎌倉時代から明治時代初めまで陰陽寮を統括した安倍氏(土御門家)の祖。 安倍晴明に関する伝説は全国に残っているが、筑波山周辺にも生誕の地とされるところが2カ所ある。 筑西市(旧明野町)猫島と石岡市(旧八郷町)吉生で、偶然にも筑波山を挟んで東西に位置している。 これは、晴明の著作である『金烏玉兎集』(きんうぎょくとしゅう=占い書の一種)の注釈本『ほき抄』に、いずれも具体的な記述がある。 テレビや映画などになったことから、晴明人気もあり、両場所ともかなりわかりにくいところにあるにもかかわらず訪れる人は多い。
※筑西市猫島
 民家内に「晴明稲荷」「晴明井戸=五角井」が残されている。かつては「晴明塚」もあったという。 
 猫島地区には、晴明橋公園が整備され、晴明生誕の伝説が記された石碑などがある。
 宮山ふるさとふれあい公園には安倍晴明についての展示スペースがある。
晴明橋公園の地図
宮山ふるさとふれあい公園の地図
晴明橋公園
晴明橋公園から筑波山を望む
宮山ふるさとふれあい公園安倍晴明展示スペース
宮山ふるさとふれあい公園内、安倍晴明展示スペース
※石岡市吉生
 個人所有の林の中に「晴明稲荷大明神」(晴明稲荷神社)が建つ。ご神体は、「竜の髭」という。 その裏には木の根元から水が湧き出す「随心水」という井戸跡がある。
 なお、吉生の地名は、晴明の子である安倍吉生にちなむとされる説がある(異説あり)。
晴明稲荷神社の地図
晴明稲荷拝殿 晴明稲荷鳥居
晴明稲荷拝殿(左)、晴明稲荷鳥居(右)
晴明稲荷本殿 晴明稲荷社殿
晴明稲荷本殿(左)、拝殿脇の社殿(右)
六所の花桃並木
 つくば市臼井の六所地区を流れる逆川沿いにある桃の並木。
 つくば市臼井。六所の花桃並木の地図
六所花桃
逆川沿いにある六所の花桃並木
山口花桃の里
 つくば市山口にある桃林。
 つくば市山口。山口花桃の里の地図
山口花桃
山口花桃の里
白滝しらたき
 上下2段の滝、3本のコンクリート樋からを中心に数本の流れがある。上段約3m、下段約5mの落差がある。 滝の西側には白滝神社が祀られている。筑波山東側の石岡市側(旧八郷町)には赤滝があり「筑波山の紅白の滝」と呼ばれる。林道白滝線沿い。
 つくば市筑波。白滝の地図
白滝
白滝
六所の滝
 六所神社跡(六所皇大神宮)の奥にある落差10m、長さ15mほどの滝。森林の荒廃から滝に近づけず、幻の滝となっていたが、地元のボランティアらが山林を整備し、 六所神社跡から滝までの歩道約200mをつくった。しかし、名称がなかったことから2010(平成22)年に公募し、六所の滝と決まった。
 つくば市臼井。六所の滝の地図
六所の滝
六所の滝
砂防流水
 六所の滝の上流にある砂防ダム。
 つくば市筑波。砂防流水の地図
砂防流水
砂防流水
裏堀
 北条地区を流れる用水路。多気太郎義幹が農業用水、防火用水として12世紀後半に整備した。 当時は、多気城の外堀の役目も果たしていたという。現在も市街地の南側を流れ、裏堀として親しまれている。
裏堀
裏堀
ハンググライダー・パラグライダー
 足尾山、きのこ山周辺地区は、スカイスポーツのメッカとなっている。これは東京から近いということだけでなく、上昇気流など、スカイスポーツを行う上で、条件がすばらしくいいことがあるという。 特に石岡市の八郷盆地の周辺の山々に沿って飛ぶコースが人気。
 周辺には、ランディング場だけでなく、ハンググライダー、パラグライダーともに多くのスクールが運営されている。 
ハンググライダー
朝日峠近くにあるハンググライダーのランチャー台(離陸台)と眺望
 加波山をはじめ、筑波連山の山々からは、花崗岩(御影石)の良質の石材が産出、麓では石材業が盛んに行われている。 産出される地域によって、同じ花崗岩でも微妙に違いがあり、呼び名も違う。
真壁石
 真壁石は、桜川市の真壁地区、加波山の西麓から産出される花崗岩。 建設現場で資材として使われている。真壁石のうち、特に石目の小さい花崗岩を「真壁小目」といい、迎賓館や皇居の縁石など、多くの建造物で使用されている。 つくば市のつくばセンタービルでも使用されている。小目より目が大きいものを「真壁中目」という。また、御影石を加工した「真壁石燈籠」は国の伝統工芸品に指定されている。
稲田石
 笠間市の稲田地区から産出される白くきめの細かさが特徴の黒雲母花崗岩。正式には稲田白御影石(いなだしろみかげいし)。 都電の敷石に使われ、現在は銀座3丁目周辺の大通りの歩道の敷石に再利用されている。
 稲田石の採掘は1889(明治22)年ごろからとされる。その後1897(明治30)年から本格的な採掘が開始され、翌年の稲田駅開設で、鉄道による運搬が開始され、生産、加工が拡大した。 石切山脈と呼ばれる東西10km、南北5kmの広大な場所から産出している。
羽黒石
 桜川市の主に羽黒地区から産出する花崗岩。羽黒青糠目石(はぐろあおぬかめいし)。その名の通り青色系の花崗岩で、糠のように目が細かい。 国産の最高級品として知られ、墓石などに使われるだけでなく、彫刻材としても使用される。
筑波石
 筑波山などで産出する斑レイ岩。大正時代、明治神宮内苑造成で庭石に使われたことで知られる。 筑波山の登山道などで見られる石と同じ。切り出して使うのではなく、自然石としてすでにあるものを使用し、庭石など主に日本庭園で使われることが多い。 経年変化でいわゆる“味”が出てくるところに人気がある。
筑波石
造園用に保管されている筑波石
棚田
 筑波山周辺には、規模こそ大きくはないが、多くの棚田が存在する。昔ながらの農業風景が今でも見られるところが多く、筑波山麓の田園風景を作っている。
筑波山麓の棚田
筑波山麓のつくば市山口に広がる棚田
宝篋山麓の棚田
宝篋山麓のつくば市小田の棚田
桜川市の棚田
桜川市真壁町田に広がる棚田
筑波颪つくばおろし
 茨城県南部地域、主に筑波山の見える地域で、冬場に吹く北西からの季節風の呼び名。 颪は、冬季に山から吹き下ろす季節風のことをいうが、赤城颪などが有名。日本海側から1500m級の山を超えて吹き降ろす風をいう。 標高が低い筑波山では、小さい範囲で吹き降ろす風はあるものの、広範囲に及ぶものではない。 筑波颪の場合は、あくまで筑波山の方向から吹く季節風ということになる。 関東平野でさえぎるものがないため、風が強く感じ、その吹いてくる方向に筑波山があることから、古くから言われていたものである。 今では余り言われなくなっているようだが、過去には、茨城県に限らず、筑波山の見えるかなり広範囲の地域で、冬の季節風を筑波颪と呼んでいたようである。
筑波隠し
 筑波山は、関東平野に突き出し、広範囲から見える山であり、当然見える範囲で、何かに遮られて筑波山が見えないことをいう。 例えば土浦市周辺では、宝篋山(小田山)によって筑波山が見えなくなることから、小田山を筑波隠しといい、 桜川市真壁地区の一部では、筑波山の第三峰、坊主山によって、男体山や女体山が見えなくなるため、坊主山を筑波隠しと呼ぶ。
筑波隠し土浦
土浦市宍塚から見た筑波山。手前に小田山があり、山頂部分しか見えない。土浦市内では、小田山に隠れてまったく見えなくなる場所がある
筑波隠し真壁
桜川市真壁町椎尾から見た筑波山。男体山も女体山も、坊主山に隠れてほとんど見えない
筑波大橋
 つくば市筑波の千手沢に架かる橋。1963(昭和38)年3月開通。
 筑波大橋の地図
筑波大橋
筑波大橋
富士見橋
 筑波パープルライン(筑波スカイライン)、風返峠近くにある橋。椿作沢に架かりカーブのかかった橋。 標高448mの場所にあり、その名の通り富士山を望むことが出来る。1965(昭和40)年3月完成。
 富士見橋の地図
風返橋かざがえしばし
 筑波パープルライン(筑波スカイライン)、風返峠近くにある橋。1965(昭和40)年3月完成。
 風返橋の地図
富士見橋 風返橋
富士見橋(左)、風返橋(右)
朝日橋
 朝日峠近くにある橋。峠の東側にある。1975(昭和50)年8月完成。広域農道八郷線。
 朝日橋の地図
竜雲橋
 朝日峠近くにある橋。峠の東側にある。朝日峠に最も近い。朝日橋と朝日峠の間にある。1975(昭和50)年8月完成。広域農道八郷線。
 竜雲橋の地図
朝日橋 竜雲橋
朝日橋(左)、竜雲橋(右)
不動橋
 不動峠に架かる茨城県道236号筑波公園永井線(筑波パープルライン)の橋。
 不動橋の地図
不動橋全景 不動橋
不動橋全景(左)、筑波山方面から(右)
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