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つくば霞ヶ浦りんりんロード

 つくば霞ヶ浦りんりんロードは、2016(平成28)年4月1日、 茨城県道501号桜川土浦自転車道線と茨城県道504号潮来土浦自転車道が統合し、 茨城県道505号桜川土浦潮来線が誕生した。また、サイクリングコース名が当初(仮称)水郷筑波サイクリングコースだったが、 2016(平成28)年7月25日、「つくば霞ヶ浦りんりんロード」に決定した。延長81.25km。霞ヶ浦の湖岸道路を 含めた総延長は約176km。2019(令和元)年11月7日、日本を代表する世界に誇れるサイクリングルートとして しまなみ海道サイクリングロード、びわいち(琵琶湖一周サイクリングロード)ともにナショナルサイクルルートに指定された。 指定区間の起点は桜川市のJR岩瀬駅、終点が潮来市の水郷潮来バスターミナル。つくば区間約40km、 霞ヶ浦区間約128km、潮来区間約8km。
 このうち、旧茨城県道501号桜川土浦自転車道線は、桜川市からつくば市を経由し土浦市に至る 全長40.1kmの自転車道。愛称は「つくばりんりんロード」。旧筑波鉄道の線路跡を利用してつくられたサイクリングコース。 当ページでは、つくば霞ヶ浦りんりんロードのうち旧つくばりんりんロード区間について、旧筑波鉄道の遺構も含め紹介する。
 一方、旧茨城県道504号潮来土浦自転車道は、潮来市から行方市、かすみがうら市を経て土浦市に至るルートで、 一部迂回はあるものの原則として霞ヶ浦の堤防上を走る。愛称は霞ヶ浦自転車道。 県道に指定されいるルート以外にも同じ潮来市と土浦市を結ぶ場合でも潮来市から稲敷市、美浦村、阿見町を経て土浦市に至る霞ヶ浦南岸ルート (ルート名は当サイトが便宜上つけたもの)。さらに潮来市から行方市、小美玉市、石岡市、かすみがうら市を経て土浦市に至る高浜入経由ルート(同) がある。また、これらのルート以外で、霞ヶ浦を一周する「かすいち」に人気がある。また、土浦港から船で出発地に向かい、サイクリングで戻る 「霞ヶ浦サイクルーズ」も人気だ。サイクルーズとは「サイクリング」と「クルージング」を組み合わせた造語で新しいサイクリング楽しみ方という。 寄港地は歩崎桟橋(かすみがうら市)、玉造桟橋(行方市)、潮来港(潮来市)。
 筑波休憩所の桜、つくばりんりんロードの桜(つくば市区間)についてはつくば市の桜の名所へ。 霞ヶ浦湖岸道路、霞ヶ浦大橋、湖岸の桜並木等については水郷筑波国定公園へ。

つくばりんりんロード

 旧茨城県道501号桜川土浦自転車道線は、桜川市からつくば市を経て土浦市に至る自転車道。全長40.1km。 つくばりんりんロードは愛称。筑波自転車道とも呼ばれる。略称は桜川・土浦自転車道。 旧称、岩瀬・土浦自転車道。起点の岩瀬町が合併し、桜川市の誕生によってこの名称となった。 もとは岩瀬町、大和村、真壁町、つくば市(旧筑波町)、新治村、土浦市を通過しており、その起点と終点から名づけられていた。 2016(平成28)年3月31日付で廃線となり、翌4月1日、茨城県道505号桜川土浦潮来線の一部となった。
 旧筑波鉄道の軌道跡を利用して、1991(平成3)年から11年間の歳月をかけて2002(平成14)年全線開通した。 健康で快適なレクリエーションの場として、また通勤・通学・買い物などの日常生活の交通安全を確保する自転車道として整備された。 総事業費は80億7000万円。
 今でも鉄道時代の駅のホームが多くの場所で残されているのが特徴。道路拡張などで消滅した場所もあるが、 それら一部を除いて案内板もあるので、鉄道が走っていた往時を偲ぶこともできる。 また、旧岩瀬駅、旧雨引駅、旧真壁駅、旧筑波駅、旧常陸藤沢駅、旧虫掛駅の6カ所の駅舎跡地は休憩所として整備されている。
 各休憩所間の距離は岩瀬−雨引休憩所間4.6km、雨引−真壁休憩所間5.3km、真壁−筑波休憩所間9.9km、 筑波−藤沢休憩所間12.8km、藤沢−虫掛休憩所間3.8km、虫掛休憩所−土浦駅間3.7km。
 なお、自転車道は多くの場所で車道との交差点がある。交差点では、ほとんどの場所で車道が優先となっているので、かならず一時停止をすること。 現在、多くの場所で交差点の改良が行われており安全性が高められている。交通安全で楽しいサイクリングを!
県道505号 県道501号
つくば市北条付近、茨城県道505号桜川土浦潮来線の標識がある(左)、同じ場所、茨城県道501号桜川土浦自転車道線時代の標識(右)

車道優先の交差点(つくば市上大島)。止まれの標識が設置されているほか、スピードを落とさないと車道に入れないように交差点が 改良され、安全を確認せずに交差点に侵入することを防いでいる

自転車道優先の交差点(土浦市藤沢)。幅員狭められ交差点であることを知らせ注意を促す(左)、同交差点車道側(右)

同じく自転車道優先の交差点(つくば市漆所)。案内板が正面に設置され注意を促す(左)、同交差点車道側(右)
岩瀬休憩所
 無料駐車場とトイレがある。JR水戸線岩瀬駅の南側。自転車道の北側の起終点。 また、地元の御影石(坂戸石)を側面に使ったサイクルラックが設置されている。 岩瀬日大高校生のアイデアをもとに羽黒石材商工業協同組合の協力で製作された。 御影石には山桜と雨引観音の孔雀がデザインされている。
 桜川市犬田。岩瀬休憩所の地図
岩瀬休憩所 岩瀬休憩所
筑波鉄道旧岩瀬駅。岩瀬休憩所(左)、 同じく桜川市の特産である御影石を使ったサイクルラック(右)
岩瀬休憩所の桜
 駅の跡地に桜が植えられている。
岩瀬休憩所桜
岩瀬休憩所の桜
岩瀬休憩所から雨引休憩所
 岩瀬−雨引休憩所間は4.6km。
りんりん犬田切通
りんりんロード、桜川市犬田付近、この切通を過ぎると岩瀬休憩所 りんりん犬田 雨引休憩所北
りんりんロード、桜川市犬田付近(左)、同じく桜川市本木、りんりんロード雨引休憩所北側(右)
ミニ休憩所犬田"
りんりんロード、桜川市犬田付近の小さな休憩スペース
りんりんロードの彼岸花・桜川市犬田
 りんりんロードに隣接してある小さな切通しの斜面に咲く彼岸花。
彼岸花犬田
りんりんロード脇に咲く彼岸花
雨引休憩所
 トイレがある。また、小さな休憩スペースがある。
 桜川市本木。雨引休憩所の地図
雨引休憩所 雨引休憩所トイレ
旧雨引駅。雨引休憩所(左)、休憩所のトイレ(右)
雨引休憩所の桜
 りんりんロードの雨引休憩所には、桜の古木が多くある。りんりんロードに覆いかぶさるように枝が張り出しており、桜のトンネルが出迎えてくれる。
雨引休憩所の桜
雨引休憩所の桜
雨引休憩所から真壁休憩所
 雨引−真壁休憩所間は5.3km。
ミニ休憩所"
真壁休憩所北側にある小さな休憩施設
りんりんロードの桜・桜川市大曽根
 りんりんロードの桜川市大曽根地区には八重桜の桜並木がある。
大曽根桜
りんりんロード・桜川市大曽根地区の桜並木
旧東飯田駅の桜
 駅のホーム跡地に桜が植えられている。駅が営業していた時代からと思われる桜もある。
旧東飯田駅桜
旧東飯田駅の桜
旧樺穂駅の桜
 駅のホームなど跡地に桜が植えられている。老木もあり、駅が営業していた時代からと思われる桜もある。
旧樺穂駅桜
旧樺穂駅の桜
真壁休憩所
 無料駐車場とトイレがある。また、地元の御影石を側面に使ったサイクルラックが設置されている。 真壁高校生のアイデアをもとに真壁石材協同組合の協力で製作された。 御影石には旧筑波鉄道の車両と筑波山、そして真壁のひなまつりがデザインされている。
 桜川市真壁町。真壁休憩所の地図
真壁休憩所 真壁休憩所休憩スペース
旧真壁駅。真壁休憩所(左)、同じく休憩スペース(右)
真壁休憩所トイレ 真壁休憩所休憩スペース
休憩所にあるトイレ(左)、 同じく桜川市の特産である御影石を使ったサイクルラック(右)
真壁休憩所・想い出の樹
 りんりんロードの真壁休憩所には想い出の樹と呼ばれる桜がある。 これは大正5年、真壁駅の北島貞次郎駅長が駅のホームに植えたもので、多くの出会いや別れを見守ってきた。 戦後まもなくまで10本あったが、平成時代には4本、令和に入ると花をつけるのは1本になっている。
 桜川市真壁町古城。真壁休憩所の地図
想い出の樹 想い出の樹
想い出の樹(左)、桜の木に寄り添うように建てられた小さな記念碑(右)
真壁休憩所の桜
 真壁休憩所には、想い出の樹とは別に廃線後植えられた桜がある。すでにこちらが主流となっている。 想い出の樹より数日ではあるが開花や満開が早い。
真壁休憩所桜
真壁休憩所の桜
真壁休憩所から筑波休憩所
 真壁−筑波休憩所間は9.9kmあり、筑波−藤沢休憩所間に次いで2番目に距離がある。 専用道が新設され、区間は短くなったものの途中、一般の歩道を通行する場所が一部ある。
新自転車道 新自転車道注意看板
桜川市真壁町酒寄、新たに建設された自転車道。従来は右側の歩道ないし車道を利用していた(左)、 同じく桜川市真壁町酒寄の車道との交差点に設けられた注意看板(右)
りんりん国松 新自転車最北部
筑波跨線橋上から真壁休憩所方面のりんりんロードを望む(左)、桜川市真壁町酒寄に新たに建設された自転車道の最北部(右)
りんりんロードの桜・桜川市真壁町田
 りんりんロードの桜川市真壁町田地区には桜並木がある。 2000(平成12)年、真壁町りんりんロード桜の会による植樹。品種は八重桜で紅華(こうか)。
真壁町田桜
りんりんロード・桜川市真壁町田地区の八重桜の桜並木
旧常陸桃山駅の桜
 駅のホーム跡地に桜が植えられている。
旧常陸桃山駅桜
旧常陸桃山駅の桜
筑波休憩所
 無料駐車場とトイレがある。レンタル自転車有り(下記参照)。 2024(令和6)年、トイレがリニューアルされたほか、トイレ東側(土浦市側)に 多くのベンチやサイクルラックを備えた新たな休憩スペースが整備された。 筑波休憩所の桜はつくば市の桜の名所へ。
 つくば市沼田279−3。筑波休憩所の地図
筑波休憩所 筑波休憩所トイレ
旧筑波駅。筑波休憩所(左)、休憩所東側(土浦市側)に新たに完成した休憩スペース(右)
公共空気入れ 公共空気入れ案内
筑波休憩所に置かれている無料で使える公共空気入れ(左)、空気入れがあることを示す案内板(右)
筑波休憩所 筑波休憩所トイレ
筑波休憩所に新たに完成したトイレ(左)、旧トイレ(右)
筑波休憩所から藤沢休憩所
 筑波−藤沢休憩所間は12.8kmで、休憩所間の距離は最も長い。途中の北条市街のなかは、 桜並木となっており、桜の時期には、桜のトンネルのなかを走ることが出来る。 桜の時期の様子はつくば市の桜の名所を参照。
りんりん北条 りんりん小田筑波
りんりんロード、つくば市北条付近、両側に植えられているのは桜で、春には桜のトンネルになる(左)、 同じくつくば市小田付近、筑波山を望む(右)
りんりん小田 りんりん小田竹林
りんりんロード、つくば市小田付近から望む並木と筑波山(左)、同じくつくば市小田付近、両側竹林のなかを進む(右)
りんりん小田城
小田城跡脇りんりんロード。小田城跡周囲は若干道幅が狭いので注意
りんりん小田城西 りんりん小田城東
小田城跡西側、現在は写真向かって右方向に迂回しているが鉄道時代は直進していた(左)、 同じく小田城跡東側、こちらも小田城に向かってきたところで急カーブで迂回している(右)
りんりん田土部
田土部跨線橋上から筑波休憩所方面のりんりんロードを望む
旧田土部駅の桜
 駅のホーム跡地に桜が植えられている。
旧田土部駅桜
旧田土部駅の桜
りんりんロードの彼岸花・つくば市小田
 りんりんロードに隣接してある小田城跡の土塁に咲く彼岸花。
彼岸花小田
りんりんロード脇に咲く彼岸花
藤沢休憩所
 無料駐車場とトイレがある。
 土浦市藤沢。藤沢休憩所の地図
藤沢休憩所
旧常陸藤沢駅。藤沢休憩所
藤沢休憩所の桜
 駅のホームなど跡地に桜が植えられている。
藤沢休憩所桜
藤沢休憩所の桜
藤沢休憩所から虫掛休憩所
 藤沢−虫掛休憩所間は3.8km。
りんりん上坂田 りんりん下坂田
りんりんロード、土浦市上坂田付近(左)、同じく下坂田付近、正面にあるのは宝篋山(右)
虫掛休憩所
 無料駐車場とトイレがある。
 土浦市虫掛。虫掛休憩所の地図
虫掛休憩所
旧虫掛駅。虫掛休憩所
虫掛休憩所の桜
 駅のホームなど跡地に桜が植えられている。
虫掛休憩所桜
虫掛休憩所の桜
虫掛休憩所から土浦終点
 虫掛休憩所−土浦終点間は3.7km。この区間は、国道6号はじめ、交通量の多い道路を横断するので注意が必要。
りんりん虫掛
りんりんロード、土浦市虫掛付近
りんりん土浦
りんりんロード土浦終点付近。最後は常磐線線路沿いを走る
土浦終点
 土浦駅からやや離れた場所にある。土浦駅西口から北に約250m。 土浦ニューウエイ(土浦高架道)の下。道路を挟んだところに有料の駐輪場がある。
 土浦市川口。土浦終点の地図
土浦終点
土浦終点
筑波山一周
 つくば霞ヶ浦りんりんロードのうち、霞ヶ浦を一周することを通称「かすいち」と呼ぶ。 つくば霞ヶ浦りんりんロードのナショナルサイクルルートの指定に伴いサイクリストの人気を集めている。 単純にサイクリングロードを走るだけではなく、沿線の歴史や文化などに触れるコースも設定されている。 また全国にはさまざまな場所を一周するサイクリングルートが設けられており、 有名なのが同じくナショナルサイクルルートに指定されている琵琶湖一周「ビワイチ」がある。 このほか湖では静岡県の浜名湖一周「ハマイチ」。 また山をまわるコースとして、静岡・山梨両県に設定された富士山一周「ふじいち」がある。 このため、西の富士、東の筑波ということで、筑波山にもより安全に周回できるコースとして筑波山一周「つくいち」の2コースを設定した。 両コースとも当サイトオリジナルコース。 いずれもつくば霞ヶ浦りんりんロードの一部を使用、りんりんロード筑波休憩所がスタート、ゴールになる。 もちろん1周のため、どこからスタートしても構わない。筑波休憩所はじめ、多くの場所に無料駐車場があるので、車利用が多いサイクリストには便利だ。 なお、極力安全に配慮してルート選びを行っているが、一部に道幅が狭い場所、見通しが悪い場所がある。 交通安全に十分注意して走る必要がある。また、5月の連休や秋の紅葉シーズンである11月の土日には大規模な渋滞が発生して危険になる場所もあり、こちらも注意が必要だ。
 つくば市沼田279−3。筑波休憩所の地図
筑波山口
スタート、ゴールになるりんりんロード筑波休憩所=筑波山口
つくいち
 筑波山神社周辺から風返峠、湯袋峠を走り、最後につくば霞ヶ浦りんりんロードを走り筑波山一周する。
 りんりんロード筑波休憩所の筑波山口側をスタート、約200mほどの旧駅前通りを直進し鳥居のある信号を右折する。 ここから登坂路、約2.7kmほど筑波山の表参道を登る。ここはゴールデンウイークや秋の紅葉シーズンの土日に大渋滞する場所で注意が必要だ。 正面に大きな赤い鳥居が見えるとその先に筑波山神社。筑波山神社あるいは筑波山大御堂に参拝するのもいい。 コースは鳥居をくぐらず右へ。約3.5kmほどで風返峠。標高は412m、このコースで最も標高が高い。 風返峠は筑波山神社方向から行くと4方向に分かれている。 右から筑波山パープルラインを経て不動峠、次いで茨城県道42号笠間つくば線、さらに湯袋峠方面に向かう観光道路、最も左がつつじが丘方面への道路となっている。 左へ行ってつつじが丘への立よりも可。コースは風返峠から観光道路へ。 約3.5kmほど進むと湯袋峠に向かう茨城県道150号月岡真壁線と合流する。ここを左へ。 湯袋峠を超えて桜川市方面へ約5km進むとつくば霞ヶ浦りんりんロードとの交差。ここを左へ。約9.1km進むとつくば休憩所へ戻る。 全長は約24km。
筑波山口前
スタート地点、筑波山口から旧駅前通りをのぞむ
鳥居前 大鳥居前
上記を出発すると間もなく鳥居、ここの信号を右へ(左)、さらに道なりに進むと筑波山神社拝殿前の朱色の大鳥居、鳥居をくぐると拝殿へ、 鳥居右の道を直進すると風返峠(右)
風返峠手前 風返峠
風返峠の信号手前、湯袋峠方面は直進。つつじが丘は左へ(左)、風返峠の信号内へ進んだところ、左手に見える鳥居の先を左折する(右)
風返峠湯袋峠方面 風返峠筑波山
風返峠の信号内をさらに進んだところ、鳥居脇、ここを直進(左)、風返峠からその鳥居と筑波山(右)
湯袋峠方面合流 湯袋峠
観光道路、茨城県道150号月岡真壁線との合流(左)、湯袋峠(右)
真壁町田交差点 真壁町田筑波山
湯袋峠から進むと出る桜川市真壁町田の田交差点、りんりん道路へはここを直進(左)、 桜川市真壁町田の田交差点を過ぎて振り返った筑波山(右)
真壁町田りんりんロード交差点 真壁町田りんりんロード入口
桜川市真壁町田のりんりんロード交差点(左)、同じく手前、ここを左折りんりんロード(右)
桜川市真壁町田りんりんロード
つくば霞ヶ浦りんりんロード、ここから自転車道を進み筑波休憩所へ戻る
つくいち不動峠
 つくば霞ヶ浦りんりんロードから北条市街を経て不動峠、そこから筑波パープルラインを通り風返峠、 観光道路、湯袋峠を走り最後にもう一度つくば霞ヶ浦りんりんロードに出て筑波山一周する。 北条からつつじが丘はツールドつくばのコースをリスペクトしている。
 りんりんロード筑波休憩所をスタート、土浦方面に向かう。約2.6kmほど進んだところで北条方面の一般道に入る。 北条市街地を抜け約2.5kmほど進むと北条大池入口。ここを左折し不動峠へ。ここからツールドつくばのコースで登坂路、約4.5kmで峠に到着。 取手、土浦、筑波山方面に入り、筑波パープルラインに出て風返峠方面(右折)へ。約5.6kmで風返峠に。 ここからツールドつくばのゴール地点、つつじが丘へ。往復約3.4km。戻って風返峠から観光道路へ入りここからは上記コースと同じ。 全長は約36km。
筑波休憩所
スタート地点、筑波休憩所から土浦方面をのぞむ
北条口 つくば道前
つくば市杉木、北条市街入口、「大池公園とつくば道」の看板を左へ。ここから一般道(左)、 北条市街、つくば道入口前(右)
大池丁字路 官衙丁字路
平沢官衙入口バス停のある丁字路、ここを左へ入る(左)、平沢官衙前の丁字路、ここを直進すると不動峠(右)
不動峠 不動峠分岐
不動峠(左)、不動峠分岐、ここを支柱の左「取手 土浦 筑波山」方面へ(右)
筑波パープルライン合流 筑波パープルライン
不動峠筑波パープルライン合流(左)、不動峠付近の筑波パープルライン(右)
筑波パープルライン不動峠 筑波パープルライン合流
不動峠方面から筑波パープルラインを通り風返峠に到着、つつじが丘は真ん中の道を進む、一番左は筑波山神社方面(左)、 風返峠交差点からつつじが丘方面(右)
つつじが丘前 風返峠眺望
つじが丘前の直線、右手側がつつじが丘(左)、風返峠手前から見たつくば市方面の眺望(右)
風返峠湯袋峠方面
つつじが丘方面からの風返峠、湯袋峠はここを左へ。あとはつくいちコースと同じ
桜並木
 りんりんロードには、休憩所や旧駅跡地だけでなく、道の沿道にも多くの桜が植えられ桜並木を作っている。 沿道に植えられた桜もほとんどの場所で大きな樹木に育ち、両側に植えられている場所では桜のトンネルとなる。
 旧筑波自転車道部分の総延長は約40km。このうちつくば市内及び土浦市内、桜川市の真壁町地区については、 部分的に途切れている場所はあるものの、多くの場所で桜並木となっている。 正確ではないが、既に20km程度の桜並木は整備されていると見られる。 この途切れている部分をつなげるだけでも日本一長い桜並木が誕生する。
 日本一長い桜並木は長い間、青森県弘前市の岩木山南麓、弘前市街と嶽(だけ)温泉を結ぶ道路を中心とした全長20kmとされていた。 沿道には約6500本の桜が植えられている。2017(平成29)年、埼玉県さいたま市の「見沼田んぼの桜回廊」が 日本一になったと発表された。とはいえいずれも約20km。旧筑波自転車道全線が桜並木となれば圧倒的に日本一の長さとなる。
桜並木
筑波山口付近の桜並木
りんりんロード桜並木発祥の地碑
 りんりんロードには多くの桜が植栽されているが、その発祥の場所にある碑。 リンリン道路さくらの会がりんりんロード全線への桜並木計画のスタートを記念して設置した。 筑波休憩所から土浦側に若干行ったところにある。1998(平成10)年3月1日建立。
 つくば市筑波。りんりんロード桜並木発祥の地碑の地図
りんりんロード桜並木発祥の地碑
りんりんロード桜並木発祥の地碑
真壁町りんりんロード桜の会植樹記念碑
 りんりんロードの旧真壁町区間の開通を記念し、2000(平成12)年、桜の苗木のオーナーを募集。 旧真壁町のりんりんロード区間、真壁町酒寄から真壁町上小幡までの約10km間に1000本余の八重桜(紅華=こうか)を植樹したことを記念した碑。
 桜川市真壁町田。真壁町りんりんロード桜の会植樹記念碑の地図
真壁町りんりんロード桜の会植樹記念碑
真壁町りんりんロード桜の会植樹記念碑
 霞ヶ浦自転車道、旧茨城県道504号潮来土浦自転車道線は、潮来市牛堀から土浦市川口までの延長40.1km。 筑波自転車道(りんりんロード)と霞ヶ浦自転車道は、土浦市のJR常磐線土浦駅付近で線路を挟んで隣接しているものの、接続はしていなかった。 ただ、ほんのわずかな距離を走るだけで両自転車道を一体的に走行することができる。 このため、両道を管理する茨城県は、2014(平成26)年、両自転車道を一体的にPRしていくことを決めた。 2016(平成28)年に両自転車道は統合された。
 土浦市内の両自転車道の接続部を紹介する。両自転車道統合に合わせて土浦市内の新川沿いを走り霞ヶ浦湖岸に出る直通コースを 新たに整備、2016(平成28)年11月25日開通式が土浦市の川口運動公園で行われた。 なお、従来からあるJR土浦駅を経由するコースも紹介する。
新川直通コース
 筑波自転車道側から霞ヶ浦自転車道への道順を紹介する。土浦終点手前、神天橋を渡らず直進、新川沿いに進む。 新川の排水機場を過ぎてJR常磐線の石田架道橋をくぐり、再び新川沿いを進み、新川の河口まで進む。 河口に達したら、90度の角度をつけて同じ場所にある境川の河口から今度は境川沿いを進む。 右に見えてくる最初の橋、境橋を渡り約600m進み、信号の無い交差点を右折すると、約50mで霞ヶ浦自転車道を兼ねる湖岸の道路に出る。 なお、自転車コースを設定するにあたり、石田架道橋にはカーブミラーの設置や進行方向別の通行帯の設置など安全対策を施した。
神天橋脇 新川沿い
神天橋脇、新川直通コースはここを直進(左)、橋を渡ってすぐの新川沿い(右)
常磐線手前 常磐線下
JR常磐線の手前、ここを直進し常磐線の下をくぐる(左)、 JR常磐線の下を通る石田架道橋、通行帯が設けられるなど安全対策がほど熾されている(右)
土浦新港入口 境橋脇
土浦新港入口、新川直通コースはここを直進(左)、境橋脇、ここを右折し境橋を渡る(右)
JR土浦駅前経由コース
 同じく筑波自転車道側から霞ヶ浦自転車道への道順を紹介する。筑波自転車道の終点のすぐ脇の道を折り返し、JR常磐線の線路下をくぐる。 最初の十字路を左折する。 そのまま約1km直進したところにある十字路で道を横断、さらに約100m行ったところで右折する。 そこから約950m直進、信号の無い交差点を右折すると、約50mで霞ヶ浦自転車道を兼ねる湖岸の道路に出る。
筑波自転車道終点
筑波自転車道終点。右側の道を折り返して進み、見えているガードをくぐる。ガードをくぐるとすぐに十字路が見える
右折 右折案内板
約1.1km進んだところの霞ヶ浦自転車道方面入口。建物が途切れたところを右折する(左)、角にある案内板。小さいのでわかりにくい(右)
霞ヶ浦自転車道入口交差点 霞ヶ浦自転車道手前
霞ヶ浦自転車道入口交差点。ここを右折すると霞ヶ浦の湖岸が見える(左)、右折したところ。正面が霞ヶ浦自転車道。奥に見えるのが霞ヶ浦(右)
筑波山口レンタサイクル
 つくば市のレンタサイクル事業。筑波山口のバス営業所で受け付けている。市内の人だけでなく市外の人も利用可能。利用は4月1日から11月30日までの毎日。 利用時間は午前9時から午後6時30分まで。受付は午後3時まで。原則1日だが、2日間の利用(翌日の午後6時30分まで)も可能。 利用料金は1日500円(小学生以下は1日250円)。2日間の場合は1000円(小学生以下500円)。 貸出可能台数は大人用16台、子供用2台。予約は受け付けておらず、先着順。
 つくば市沼田283。筑波山口レンタサイクルの地図
筑波山口レンタサイクル 筑波山口レンタサイクル受付
筑波山口レンタサイクル(左)、レンタサイクル受付(右)
桜川市レンタサイクル
 期間限定で行われているレンタサイクル。これまでも試験期間などを含め断続的に行われている。 現在は2016(平成28)年4月1日から2017(平成29)年3月31日まで。
 レンタル自転車は7台。受付(貸出)時間は午前9時から午後3時まで。自転車は午後4時までに返却する。 月曜、火曜定休(祝日の場合は翌日、3月は無休)。
 桜川市犬田1365−19。岩瀬駅の地図
桜川市レンタサイクル
JR水戸線岩瀬駅前にある桜川市レンタサイクル貸出所
土浦駅東口サイクルステーション
 土浦駅東口にあるサイクリストの活動拠点施設。更衣室や洗面台、コインロッカー、サイクルラック、空気入れなどの設備がある。 利用時間は午前6時30分〜午後7時(11月〜2月は午後6時)まで。
 土浦市有明町2−35。土浦駅東口サイクルステーションの地図
桜川市レンタサイクル
土浦駅東口サイクルステーション入口
歩道通行区間
 筑波休憩所と真壁休憩所の間に、一般道の歩道を通行する区間がある。つくば市上大島と桜川市真壁町酒寄、駅では、旧筑波駅と旧紫尾駅の間およそ1.7km。 土浦市方面から行くと正面突き当たりを左へ、するとすぐに歩道に出る。歩道を北上し、最初の交差点を左折、道の反対側へ。 そのまま北上、およそ1.5kmでりんりんロード入口。歩道は狭いので走行には注意が必要。 なお、現在この歩道通行区間の解消に向けて新しい自転車道が歩道脇に建設され、歩道通行区間は距離が短くなっている。
りんりんロード一般道交差点
土浦市方面から、一般道の歩道へ出て最初の交差点。この交差点を左へ行き道の反対側へ。道路上に案内があるので間違うことはない
りんりんロード出口 りんりんロード入口
つくば市上大島付近、土浦方面からみたりんりんロード突き当たり。ここを左に行くとすぐに歩道(左)、 桜川市真壁町酒寄、一般道の歩道からりんりんロードへ(右)
 虫掛休憩所と土浦終点の間、土浦市真鍋1丁目と土浦市東崎町の間、新川に架かる神天橋部分が歩道通行区間となっている。 もとは、ここに鉄橋があったが撤去されたため、一般道を通行する。
 虫掛休憩所方面から行くとりんりんロードの突き当たりは、歩道の無い車道に出る。ここを左折する。手前にパッと見ただけでは右折するような案内板があるので注意。 少し行くと歩道のある車道に出る。右折すると神天橋。橋を渡ってすぐのところにsる押しボタン式の信号がある横断歩道を横断。 再びりんりんロードに戻る。
神天橋前虫掛休憩所側 神天橋案内板
神天橋前虫掛休憩所側。正面を左へ(左)、神天橋を渡る方法を示した案内板、りんりんロードが途切れる両側にある(右)
神天橋前土浦終点側 神天橋
神天橋前土浦終点側。横断歩道を渡ってから橋を渡る(左)、土浦終点側から見た神天橋(右)
比較基線場
 比較基線場とは測量機器の性能を点検する施設。ステンレス製の円柱状の機器が、土浦市高岡のりんりんロード沿いに約1kmにわたって10基、 そしてつくば市国松のりんりんロード沿いに1基、つくば市北郷の国土地理院構内に2基ある。 円柱の機器間の距離は高い精度で測られており、これを利用し、測距儀、GNSS測距儀などの精度を測るという。
比較基線場 比較基線場
土浦市高岡付近のりんりんロード沿いに設けられた比較基線場(左)、同じくりんりんロード沿いにあるつくば市国松の比較線場(右)
跨線橋
 筑波鉄道も主要な道路の交通量が増加するにつれ、踏切から跨線橋(立体交差)になった。廃線後も跨線橋はそのまま使われている。
筑波跨線橋
 茨城県道42号笠間つくば線の跨線橋。1967(昭和42)年3月完成。
 つくば市国松。筑波跨線橋の地図
筑波跨線橋
筑波跨線橋
北条跨線橋
 国道125号の跨線橋。1976(昭和51)年1月完成。
 つくば市北条。北条跨線橋の地図
北条跨線橋
北条跨線橋
小田跨線橋
 茨城県道53号つくば千代田線の跨線橋。1985(昭和60)年2月完成。
 つくば市小田。小田跨線橋の地図
小田跨線橋 小田跨線橋
小田跨線橋(左)、跨線橋の壁に描かれた絵(右)
田土部跨線橋
 田土部陸橋。茨城県道200号藤沢豊里線の跨線橋。1980(昭和55)年9月完成。
 土浦市田土部。田土部跨線橋の地図
田土部跨線橋
田土部跨線橋
下坂田跨線橋
 常磐自動車道の跨線橋。
 土浦市下坂田。下坂田跨線橋の地図
下坂田跨線橋
下坂田跨線橋
筑波鉄道跨線橋
 国道6号土浦バイパスの跨線橋。1981(昭和56)年3月完成。
 土浦市虫掛。筑波鉄道跨線橋の地図
筑波鉄道跨線橋
筑波鉄道跨線橋
真壁跨線橋
 茨城県道7号石岡筑西線の跨線橋。正式名称不明。
 桜川市真壁町。真壁跨線橋の地図
真壁跨線橋
真壁跨線橋
川口跨線橋
 茨城県道263号土浦港線の跨線橋。常磐線の跨線橋。1967(昭和42)年完成。
 土浦市。川口跨線橋の地図
川口跨線橋
川口跨線橋
北関東自動車道跨道橋
 桜川市犬田にある北関東自動車道の跨道橋(陸橋)。正式名称不明。跨道橋には「岩瀬5」の表記がある。形状は、橋というよりもトンネルに近い。
 桜川市犬田。北関東自動車道跨道橋の地図
北関東自動車道跨道橋
北関東自動車道跨道橋
橋梁
 旧筑波鉄道は河川を避けて通されたといわれるように、橋梁は少なくあっても堀程度の河川に架かっている小規模のものとなっている。 また、旧筑波鉄道時代の橋は、架け替えられてほとんど残されていない。
藤沢橋
 土浦市藤沢の排水路に架かる橋。1999(平成11)年3月完成。
藤沢橋
土浦市方面側から見た藤沢橋
八幡前橋
 つくば市小田の八幡川に架かる橋。2000(平成12)年6月完成。
八幡前橋 八幡前橋
八幡川下流左岸側から見た八幡前橋(左)、土浦市方面側から見た八幡前橋(右)
壱丁田橋
 つくば市漆所の用水路に架かる橋。1994(平成6)年2月完成。
壱丁田橋
土浦市方面側から見た壱丁田橋
沼田一号橋
 逆川に架かる橋。筑波休憩所の近くにある。
沼田一号橋
筑波山を望む沼田一号橋
沼田一号橋全景 沼田一号橋旧筑波鉄道
沼田一号橋全景、上流側から(左)、下流側に残る旧筑波鉄道時代のものと思われる手すり(右)
沼田二号橋
 男女の川に架かる橋。筑波休憩所と沼田一号橋の間にある。1993(平成5)年3月完成。
沼田二号橋
筑波山を望む沼田二号橋
宮沢橋
 宮沢に架かる橋。筑波跨線橋のすぐ北側にある。1997(平成9)年3月完成。
宮沢橋 宮沢橋全景
宮沢橋(左)、宮沢橋全景(右)
地蔵沢橋
 地蔵沢に架かる橋。1996(平成8)年3月完成。
地蔵沢橋 地蔵沢橋全景
地蔵沢橋(左)、地蔵沢橋全景(右)
湯の沢橋
 湯の沢に架かる橋。1996(平成8)年3月完成。
湯の沢橋 湯の沢橋全景
湯の沢橋(左)、湯の沢橋全景(右)
谷部沢川橋
 谷部沢川に架かる橋。雨引休憩所の北側にある。詳細不詳。
谷部沢川橋 谷部沢川橋全景
谷部沢川橋(左)、谷部沢川橋全景(右)
神天橋公園
 土浦市東崎にある公園。りんりんロード沿いにあり、りんりんロードから出入りできる。公園を挟んでりんりんロードの反対側は新川に面している。
 土浦市東崎。天神橋公園の地図
神天橋公園
神天橋公園、左は新川。りんりんロードは右側を通る

霞ヶ浦自転車道

 霞ヶ浦の湖岸(主に堤防上)を走る旧霞ヶ浦自転車道は、起点が潮来市、行方市から霞ヶ浦大橋、かすみがうら市を経て、終点は土浦市川口。 延長約40km。ほとんどの区域で車道と共用だが、一部自転車道が併設されている。 湖岸ということもあり地形がほぼフラット、加えて信号など一時停止する場所が少ないのも特徴だ。 一方、つくばりんりんロードと違い、専用の休憩所が設けられていない。
 霞ヶ浦自転車道が茨城県道504号牛堀土浦自転車道に認定されたのは2000(平成12)年、 スタート地点は当時の牛堀町にあった。 翌2001(平成13)年には当時の牛堀町と潮来町の合併により潮来市が誕生したことに伴い、茨城県道504号潮来土浦自転車道となっている。 茨城県道の自転車道では認定が最も遅い。 これは、堤防上の湖岸道路のほとんどがアスファルト舗装が遅れ砂利道だったことが大きな要因とみられる。
 両自転車道の統合に伴い、接続部である土浦市内のルートが一部変更になった。 これまで土浦駅近くが両自転車道の終点となっていたが、霞ヶ浦に注ぐ新川沿いのルートを通って行き来することが可能になった。 土浦市には、つくば霞ヶ浦りんりんロードの拠点施設として、りんりんポート土浦 =詳細は土浦市へ=がある。 また、潮来市側終点は、水郷潮来バスターミナルとなっている。
 一方、霞ヶ浦自転車道に指定されていない霞ヶ浦湖岸の自転車道もある。霞ヶ浦の南側、 土浦市から阿見町、美浦村、稲敷市を経て潮来市に至る霞ヶ浦南岸ルート(ルート名は当サイトが便宜上つけたもの)。 さらに、霞ヶ浦大橋の北側、高浜入を一周する高浜入りルート(同)がある。 かすみがうら市から石岡市、小美玉市、行方市の湖岸道を走り霞ヶ浦大橋に戻る。 途中の石岡市高浜で恋瀬川サイクリングロードに接続する。
土浦駅から霞ヶ浦大橋
 土浦市の土浦駅東口とかすみがうら市の霞ヶ浦大橋まで約22km。 スタート地点付近にりんりんポート土浦、霞ヶ浦大橋の手前、かすみがうら市坂にかすみがうら市交流センター =詳細はかすみがうら市へ=がある。
霞ヶ浦サイクリングロード手野
専用道路がある土浦市手野町付近のつくば霞ヶ浦りんりんロード、写真右側が専用道、同じく左側が車道
霞ヶ浦大橋から北利根橋
 かすみがうら市の霞ヶ浦大橋から潮来市の北利根橋までの約20km。 スタート地点となる霞ヶ浦大橋に隣接して道の駅たまつくり、行方市観光物産館こいこい、虹の塔などがある霞ヶ浦ふれあいランドがある。 また行方市麻生には天王崎公園があり、あそう温泉白帆の湯がある。
霞ヶ浦サイクリングロード玉造
専用道路がある行方市玉造付近のつくば霞ヶ浦りんりんロード
北利根橋から水郷潮来バスターミナル
 潮来市の北利根橋から同じく潮来市の水郷潮来バスターミナルまでの約9km。 常陸利根川沿いのサイクリングロードで水郷潮来あやめ園から陸側に入り水郷潮来バスターミナルでゴールとなる。 途中に水郷北斎公園などがある。
霞ヶ浦サイクリングロード牛堀
水郷北斎公園脇の常陸利根川沿いのサイクリングロード
土浦駅から鹿島海軍航空隊跡
 土浦市の土浦駅から美浦村の鹿島海軍航空隊跡までの約25km。 鹿島海軍航空隊跡には湖岸の大山スロープ脇に無料駐車場、トイレなどの施設がある。霞ヶ浦南岸ルートのほぼ中間地点。 また、土浦市大岩田に霞ヶ浦総合公園、阿見町廻戸に予科練平和記念館に隣接して霞ヶ浦平和記念公園(廻戸地区近隣公園)、 美浦村大須賀津には展望台が人気の大須賀津農村公園がある。
霞ヶ浦サイクリングロード滝田 霞ヶ浦サイクリングロード掛馬
土浦市滝田付近のつくば霞ヶ浦りんりんロード(左)、同じく阿見町掛馬付近のつくば霞ヶ浦りんりんロード(右)
霞ヶ浦サイクリングロード大須賀津 霞ヶ浦サイクリングロード大山
美浦村大須賀津の大須賀津農村公園付近のつくば霞ヶ浦りんりんロード、右手に見える櫓が大須賀津農村公園の展望台(左)、 同じく美浦村大山、美浦村ビーチ付近のつくば霞ヶ浦りんりんロード(右)
島津小公園
 阿見町島津の湖岸道路沿いにある公園。休憩のための四阿などがある。
 稲敷郡阿見町島津。島津小公園の地図
島津小公園
島津小公園
島津小公園前 島津小公園入口
島津小公園前の湖岸道路(左)、同じく公園側から見た湖岸道路からの入口、サイクルラックも設置されている(右)
大山さざなみ荘公園
 美浦村大山の湖岸道路沿いにある公園。休憩のできる四阿や飲料の自動販売機がある。
 稲敷郡美浦村大山。大山さざなみ荘公園の地図
大山さざなみ荘公園前
大山さざなみ荘公園前のつくば霞ヶ浦りんりんロード、左手にあるのが大山さざなみ荘公園
大山さざなみ荘公園 霞ヶ浦サイクリングロード
大山さざなみ荘公園(左)、大山さざなみ荘公園からのつくば霞ヶ浦りんりんロード(右)
鹿島海軍航空隊跡から北利根橋
 美浦村の鹿島海軍航空隊跡から潮来市の北利根橋まで約26km。 稲敷市浮島にはデイキャンプが可能な和田公園がある。
霞ヶ浦サイクリングロード滝田 霞ヶ浦サイクリングロード大山
稲敷市浮島付近のつくば霞ヶ浦りんりんロード(左)、 美浦村大山付近の霞ヶ浦海軍航空隊跡地内の道路、正面が霞ヶ浦、その手前右手に駐車場がある(右)
霞ヶ浦大橋から愛郷橋 高浜入り南コース
 かすみがうら市の霞ヶ浦大橋から石岡市高浜の愛郷橋まで約13.5km。 霞ヶ浦大橋を渡らず、かすみがうら市の霞ヶ浦湖岸をそのまま進む。湖岸の施設ではない(湖岸から約100m)が、 かすみがうら市柏崎に富士見塚古墳公園がある。
霞ヶ浦サイクリングロード石川
石岡市石川付近の霞ヶ浦湖岸道路
愛郷橋から霞ヶ浦大橋 高浜入り北コース
 石岡市高浜の愛郷橋から行方市の霞ヶ浦大橋まで約17km。 小美玉市下玉里に大井戸湖岸公園、がある。高浜入りを石岡方面に向かうと筑波山が前方に無得る場所が多い。
霞ヶ浦サイクリングロード高崎
小美玉市高崎付近の霞ヶ浦湖岸道路
霞ヶ浦サイクリングロード下玉里 霞ヶ浦サイクリングロード沖洲
小美玉市下玉里付近の霞ヶ浦湖岸道路(左)、同じく行方市沖洲付近、ほほえみの浜前の霞ヶ浦湖岸道路(右)
霞ヶ浦一周
 霞ヶ浦一周には大きく2つのルートがある。 霞ヶ浦(西浦)の湖岸を1周すると約128km。霞ヶ浦大橋を利用(高浜入りを走らない)するショートコース約90km。 また、霞ヶ浦は西浦、北浦の総称でもあるため、両湖の外周を走破することを本来のかすいちだとする場合もある。 琵琶湖一周を略して「琵琶一」と呼ばれていることからそれにならい、霞ヶ浦一周を略して「霞一」=「かすいち」として人気がある。
かすいち
 かすいちは、現在では主に霞ヶ浦(西浦)を1周することを指す場合が多い。 また湖岸を走るだけでなく、霞ヶ浦周辺の観光施設に立ち寄るオリジナルコースが設けられている場合もある。 完走した場合には、コースを設定した団体から認定証の発行などが行われている場合もある。 このほか全国の著名一周コースを制覇しようなどといったイベントもある。 湖岸にはかすいちの拠点が多くある。その代表的な施設の一つ。 つくば霞ヶ浦りんりんロードに隣接してあり、多くの駐車スペースがあることから自動車利用のサイクリストに人気がある。 このほか、
 つくば霞ヶ浦りんりんロードがナショナルサイクルルートに指定されたこともあり、かすいちの知名度も上がっている。
霞ヶ浦サイクリングロード歩崎公園
かすみがうら市坂の歩崎公園前のつくば霞ヶ浦りんりんロードと霞ヶ浦

サイクリングコース

 つくば霞ヶ浦りんりんロードを使ったサイクリングコース及びロード周辺のサイクリングコースを紹介。
 サイクリングいばらきのホームページに紹介されているサイクリングコース。
旧筑波鉄道コース 約40km
 いわゆる上記の「つくばりんりんロード」、旧茨城県道501号桜川土浦自転車道線を走る。 ホームページ上では初心者向けとなっている。ほぼフラットである上、途中にある休憩所や周辺に自転車のメンテナンス施設なども あることから安心してサイクリングを楽しめることが評価されている=上記、つくばりんりんロード参照。
 コースは、スタートが土浦市のJR常磐線土浦駅直結の「りんりんスクエア土浦」。小田城跡歴史広場、真壁の町並みなどを経て、 JR水戸線の岩瀬駅がゴールとなる。途中には筑波山などの観光地もあるので立ち寄り地や食事場所も多い。このことも初心者にお奨めの理由だろう。
ヒルクライムコース 約25km
 筑波山南麓から今やクライマーの聖地となっている不動峠に向けて走るコース。 途中に10%を超える急勾配がある。
 スタートはつくば市の筑波山麓平沢駐車場。ここから不動峠に向けて走る。獲得標高は約280m、平均勾配は約7%。 不動峠からは筑波パープルラインに入り筑波山方面の風返峠を目指す。風返峠からヒルクライムコースの最高標高地点であるつつじケ丘駐車場 を目指す。ここからはダウンヒル。途中筑波山神社、つくば霞ヶ浦りんりんロードの筑波休憩所などを経て筑波山麓平沢駐車場でゴール。
霞ヶ浦1周コース 約130km
 その名の通り霞ヶ浦を1周する。上記でも紹介しているが、いわゆる「かすいち」。 霞ヶ浦湖岸のサイクリングロードであるため、ほぼフラットなのが特徴=上記、霞ヶ浦一周参照。
 コースは、土浦市のりんりんスクエア土浦をスタート。南へ向かう。霞ヶ浦総合公園、予科練平和祈念館、和田公園などを 経て霞ヶ浦の出口となる潮来市に架かる北利根橋を横断する。 ここから北上、天王崎公園、道の駅たまつくり、行方市観光物産館こいこいなどを経由、高浜入りをぐるっとまわり、 かすみがうら市交流センターなどがあるつくば霞ヶ浦りんりんロードに入り、りんりんスクエア土浦でゴールとなる。
霞ヶ浦1周ショートコース 約90km
 上記霞ヶ浦1周コースの高浜入り部分をショートカットするコース。
 コースは、土浦市のりんりんスクエア土浦をスタートし、道の駅たまつくりまでは同じ。ここから北上せずに霞ヶ浦大橋を渡る。 渡った後に左折し、かすみがうら市交流センターなどを経てりんりんスクエア土浦でゴールとなる。
かすみがうらライドクエストコース 約41km
 かすみがうら市内の果樹園や観光スポットをまわるコース。
 スタートはかすみがうら市のかすみがうら市交流センター。つくば霞ヶ浦りんりんロードを土浦方面に。 途中で茨城県道11号を北上。JR常磐線、国道6号を超え、通称フルーツラインにある果樹園が目的地。 そこから引き返し茨城県道141号を経由して富士見塚古墳公園など経由し、かすみがうら市交流センターに戻る。
筑波山&霞ヶ浦堪能コース 約80km
 潮来市から桜川市まで、つくば霞ヶ浦りんりんロードの全コースを走るコース。
 潮来市の水郷潮来バスターミナルをスタート。天王崎公園を経て、道の駅たまつくり、行方市観光物産館こいこいから霞ヶ浦大橋を渡り、 かすみがうら市交流センターからりんりんスクエア土浦、そこから旧つくばりんりんロードに入り、JR水戸線岩瀬駅がゴール。
完全走破コース 約180km
 霞ヶ浦を1周し、旧つくばりんりんロードを走る。その名の通り、サイクリングロードを完全走破するコース。
 コースは一筆書きになるため、土浦市のりんりんスクエア土浦をスタート、ここから上記の霞ヶ浦1周コースを走り、 土浦に戻ったところで、上記の旧筑波鉄道コースを走る。
 つくば霞ヶ浦りんりんロードサイクリングマップ掲載コース。
真壁の町並みと筑波山麓を走るコース 約17km
 国選定重要伝統的建造物群保存地区に指定されている真壁の町並みと日本100名山の筑波山山麓の広大な田園地帯を走るコース。 脚力に自信があれば椎尾山薬王院へのヒルクライムコースにチャレンジ。
 スタート、ゴールはつくば霞ヶ浦りんりんロードの真壁休憩所。 真壁の古い町並みから、春には多くの桜が咲くつくし湖。脚力に自信がある人はここから椎尾山の参道を登坂して薬王院へ。 つくば霞ヶ浦りんりんロードで戻り、五所駒瀧神社、真壁城跡などの歴史的に施設を巡り真壁休憩所に戻る。
筑波山ヒルクライムコース 約11.5km
 筑波山のヒルクライムコースとして知られる不動峠からつつじケ丘を目指すコース。
 スタートは、つくば市営平沢駐車場。ここから不動峠へ。不動峠から筑波パープルラインを経て風返峠からつつじケ丘でゴール。
歴史ある「筑波」を堪能するコース 約16.5km
 筑波山麓の旧筑波町、北条地区と小田地区を巡るコース。
 スタート、ゴールはつくば霞ヶ浦りんりんロードの筑波休憩所。 北条大池や小田城跡などを経て、帰りは筑波山を前に見ながらのつくば霞ヶ浦りんりんロード。
土浦の歴史を学ぼう!コース 約10km
 縄文時代の暮らしから江戸時代の城下町、そして醸造の街の面影を感じるコース。
 スタート、ゴールはまちかど蔵「大徳」。国指定文化財の鐘がある等覚寺はじめ、上高津貝塚ふるさと歴史の広場、柴沼醤油、 土浦郁文館正門、土浦市立博物館、最後にかつての土浦城、亀城公園を経てまちかど蔵「大徳」に戻る。
いしおかいこうか満喫コース 約50km
 石岡市の主要な観光スポットを多く回るコース。
 スタート、ゴールはいばらきフラワーパーク。筑波山方面に向かいやさと温泉ゆりの郷、ギター文化館、まち蔵「藍」、常陸国総社宮、 恋瀬川サイクリングロードを経て常陸風土記の丘などを巡りいばらきフラワーパークに戻る。
コレぞ、フルーツのまち!ごちそうライドコース 約22.5km
 かすみがうら市千代田地区の果樹園をまわり旬のフルーツを満喫するコース。
 かすみがうら市役所がスタート、ゴール。果樹園のほか水戸街道の木村家住宅など歴史にも触れられるコース。
農村風景を味わうのんびりライドコース 約12.5km
 高浜入りからの筑波山はじめ小美玉市の田園地帯、茨城空港や百里基地からの飛行機が飛ぶ姿を見られるコース。
 スタート、ゴールは小美玉市生涯学習センターコスモス。小美玉市の田園地帯を進み、ホトメの里、中台池などを経て 霞ヶ浦湖岸を南下、下玉里付近で陸側に入り戻る。
自然の景観を楽しむ、三橋巡りコース 約28.5km
 その名の通り、霞ヶ浦大橋、鹿行大橋、北浦大橋の3橋を巡るコース。
 スタートは霞ヶ浦大橋。実質的には橋のたもとにある道の駅たまつくりとなる。同一敷地にある霞ヶ浦ふれあいランド、行方市観光物産館こいこい などから国道354号を東進。すると正面に現れるのが鹿行大橋。そこから茨城県道183号山田玉造線を南下し北浦大橋へ。 橋を過ぎて陸側に入り、なめがたファーマーズビレッジがゴール。
雪印メグミルク工場見学とブルーベリー狩りコース 約24km
 霞ヶ浦南岸の阿見町の魅力を満喫できるコース。霞ヶ浦沿いのハス田や観光果樹園などがある。
 スタート、ゴールは予科練平和記念館。そこから東へ霞ヶ浦湖岸の堤防上を進む。 途中から陸側に進むと雪印メグミルク工場、さらに進むとあみプレミアムアウトレットがある。 このほか、この地区には果樹園などが散在する。
美浦村満喫コース 約26km
 日本考古学の原点とされる「陸平遺跡」や日本中央競馬会(JRA)の競走馬調教施設「美浦トレーニングセンター」などを巡る。
 スタート、ゴールは美浦ロードパーク。美浦村文化財センター、陸平貝塚、JRA美浦トレーニングセンター、大須賀津湖畔農村公園 などを巡り美浦ロードパークに戻る。
名所めぐり中央コース 約32km
 大杉神社はじめ、名所旧跡のほか、新利根川沿いの桜堤などを巡るコース。
 直売所浮島前がスタート、ゴール。稲敷市歴史民俗資料館、大杉神社、瑞祥院・五百羅漢、大念寺、大日苑などを巡る。
自然と歴史 満喫コース 約35km
 その名の通り、潮来の自然や文化、歴史を満喫するコース。天気の良い日には筑波山だけでなく富士山も見ることができる。
 JR鹿島線潮来駅をスタート、ゴール。水郷潮来あやめ園、権現山公園、水郷県民の森、 大生神社、白鳥の里、愛友酒蔵、長勝寺、稲荷山公園などを巡る。
東国三社参りコース 約35km
 その名の通り、東国三社、鹿島神宮、香取神宮、息栖神社を参拝するコース。
 スタートはJR成田線の佐原駅。歴史情緒あふれる佐原の市街を抜け最初に香取神宮を参拝。 そこから利根川右岸の見晴らしのいい堤防道を進む。小見川大橋で茨城県側へ。 息栖大橋を渡ると間もなく息栖神社。そこから鹿島市街地を目指して北上して鹿島神宮に参拝し、近くのJR鹿島線の鹿島神宮駅がゴール。
歴史と潮風・川風を感じる春の桜見コース 約40km
 東国三社のひとつ息栖神社のほか、太平洋に面した海岸沿いを走り潮風を感じられるコース。
 神栖中央公園をスタート、ゴール。海岸方面に向かい、洋上に立ち並ぶ巨大な風車を見ながらシーサイドを進む。 途中に日川浜海水浴場やウチワサボテン群生地などがる。内陸側に入り桜の名所でもある長照寺、息栖神社、なさか夕日の郷公園などを巡り 神栖中央公園に戻る。
湖岸鹿島神宮コース 約30km
 その名の通り、鹿島神宮と北浦湖岸の堤上道路を走るコース。
 茨城県道280号谷原息栖東庄線、鹿嶋市と神栖市の境界をスタート。北上し鰐川沿いを進むと日本一の水上鳥居、鹿島神宮の西の一の鳥居、 を経て鹿島神宮へ。そこから県立カシマサッカースタジアム、カシマサッカーミュージアムがある卜伝の郷運動公園へ。 そこから戻り鹿島城山公園、さらに北浦湖岸へ。湖岸堤防上の道路を走り、ゴールは鹿嶋市と鉾田市の境界。
鉾田フォトジェニックコース 約33.5km
 海沿いから北浦沿い、田園風景など鉾田の「フォトジェニック」を巡るコース。
 とっぷ・さんて大洋がスタート、ゴール。国道51号線を北上、鹿島灘海浜公園を経て大竹海岸鉾田海水浴場付近で陸側へ。 一気に北浦湖岸まで出て、安塚公園、北浦を望む展望が自慢の北浦湖岸駅、松尾芭蕉も訪れたという大儀寺、河童の伝説が残る福泉寺、 さらにくぬぎの森スポーツ公園からとっぷ・さんて大洋に戻る。
 つくば霞ヶ浦りんりんロードサイクリングマップ(旧マップ)掲載コース。
山桜と石の街散策コース 桜川市、約21km、約3時間
 岩瀬休憩所をスタート、磯部桜川公園、磯部稲村神社、香取神社、桜川総合公園(ラスカ)、 上野沼やすらぎの里を経由、岩瀬休憩所に戻りゴール。
伝承の街真壁散策コース 桜川市、約6km、約1.5時間
 旧真壁郵便局をスタート、五所駒瀧神社、真壁城跡、真壁伝承館、真壁の町並みを経て旧真壁郵便局に戻りゴール。
水郷の古都散策コース 土浦市、約10km、約2.5時間
 JR常磐線土浦駅をスタート、まちかど蔵「大徳」、まちかど蔵「野村」、土浦市立博物館、等覚寺、霞ヶ浦総合公園、 霞ヶ浦湖岸桜並木、マリーナを経て土浦駅に戻りゴール。
武家屋敷と万葉の郷コース 行方市、約20km、約3時間
 行方市観光物産館こいこいをスタート。霞ヶ浦ふれあいランド、大塲家住宅、万福寺、沖洲芸術村、三昧塚古墳農村公園 を経て観光物産館こいこいに戻る。
国定公園と古墳巡りコース かすみがうら市、約11km、約2時間
 歩崎公園(民家園、歩崎展望台、森林公園、郷土博物館)をスタート、富士見塚古墳公園、で歩崎公園(水族館)に戻る。
寺社と花巡りコースコース 行方市、約11km、約2時間
 権現山公園をスタート、長国寺、松原神社、長勝寺、水郷潮来あやめ園を経て権現山公園に戻る。

筑波鉄道

 筑波鉄道は、土浦市の土浦駅と旧岩瀬町(桜川市)の岩瀬駅を結んでいた40.1kmの非電化鉄道線。1987(昭和62)年3月31日に廃線となった。 正式名称は筑波鉄道、常総筑波鉄道筑波線、関東鉄道筑波線を経て、廃線時は、筑波鉄道筑波線。 筑波山の南麓から西側を通っていた。土浦駅で旧国鉄(JR)常磐線に接続、同じく岩瀬駅で旧国鉄の水戸線に接続していた。 筑波山を背景に田園のなかを走る列車の姿は、鉄道ファンに人気があった。 沿線市町村は土浦市、旧新治村(土浦市)、旧筑波町(つくば市)、旧真壁町(桜川市)、旧大和村(桜川市)、旧岩瀬町(桜川市)の6市町村。 筑波山への観光の足としてはもちろん、通勤、通学や買い物、通院など地元住民の貴重な足として使われていた。
 現在でも、わずかに残るホーム跡などを見て回る鉄道ファンも多い。 旧軌道は、ほぼ全線がサイクリングロード「つくばりんりんロード」として整備された。現在は霞ヶ浦自転車道と統合され ナショナルサイクルロード「つくば霞ヶ浦りんりんロード」となっている。 
駅一覧
土浦駅 つちうら
 国鉄(JR)土浦駅接続。駅の最も西側にあった。アルカス土浦に近い駅構内にホームがあった。 廃線後もしばらく残されていた。
 土浦市有明。土浦駅の地図
新土浦駅 しんつちうら
 元真鍋駅。現在もホームが残る。東側に車両基地があった。
 土浦市真鍋。旧新土浦駅の地図
旧新土浦駅
現在の旧新土浦駅
虫掛駅 むしかけ
 現在もホームが残る。跡地はりんりんロードの虫掛休憩所=上記参照=となっている。
 土浦市虫掛。旧虫掛駅の地図
坂田駅 さかた
 何も残っていない。
 土浦市(旧新治村)坂田。旧坂田駅の地図
旧坂田駅
現在の旧坂田駅付近
常陸藤沢駅 ひたちふじさわ
 現在もホームが残る。跡地はりんりんロードの藤沢休憩所=上記参照=となっている。近くの公園に常陸藤沢駅の駅名標が残されている。
 土浦市(旧新治村)藤沢。旧常陸藤沢駅の地図
常陸藤沢駅名標
近くの公園に残る常陸藤沢駅の駅名標
田土部駅 たどべ
 ホームが残されている。
 土浦市(旧新治村)田土部。旧田土部駅の地図
旧田土部駅
現在の旧田土部駅
常陸小田駅 ひたちおだ
 史跡・小田城址の西側にあった。 ホームの一部が残る。駅のあった場所には小田城跡歴史ひろば案内所がある。 北東方向に駅前通りがある。
 つくば市(旧筑波町)小田。旧常陸小田駅の地図
旧常陸小田駅 旧常陸小田駅
現在の旧常陸小田駅ホーム、建物は小田城跡歴史ひろば案内所(右)、旧常陸小田駅ホーム(右)
常陸北条駅 ひたちほうじょう
 旧筑波町の中心地の駅。土浦駅に次いで乗降客が多かった。現在も島状のホームが残る。 つくば市役所筑波支所(旧筑波町役場)、茨城県立筑波高校、筑波郵便局などが周辺にある。 北に向けて駅前通りがある。
 つくば市(旧筑波町)北条。旧常陸北条駅の地図
旧常陸北条駅
現在の旧常陸北条駅。駅舎跡などが一部空き地となっている
筑波駅 つくば
 筑波山への玄関口、現在も筑波山口としてバスターミナルになっている。一時、東京駅からの高速バスも乗り入れていた。 ホームが残っている。また、りんりんロードの筑波休憩所=上記参照=となっている。北東方向に駅前通りがある。
 つくば市(旧筑波町)沼田。旧筑波駅の地図
旧筑波駅
現在も残る旧筑波駅のホームと屋根
上大島駅 かみおおしま
 道路に拡幅に伴い、駅遺構は撤去されている。
 つくば市(旧筑波町)上大島。旧上大島駅の地図
旧上大島駅
上大島駅ホームの一部と見られる石積。道路脇に残る
酒寄駅 さかより
 道路の拡幅に伴い、ほとんどが残っていないが、ホームの跡がわずかに残る。
 桜川市(旧真壁町)真壁町酒寄。旧酒寄駅の地図
旧酒寄駅
現在の酒寄駅跡
紫尾駅 しいお
 現在もホームが残る。東方向に駅前通りがある。
 桜川市(旧真壁町)真壁町椎尾。旧紫尾駅の地図
旧紫尾駅
現在の旧紫尾駅
常陸桃山駅 ひたちももやま
 現在もホームが一部に残る。桃山中学校の東側にある。
 桜川市(旧真壁町)真壁町羽鳥。旧常陸桃山駅の地図
旧常陸桃山駅
現在の旧常陸桃山駅
真壁駅 まかべ
 旧真壁町の中心地。現在もバスターミナルになっている。 桜川市役所真壁支所(旧真壁町役場)、茨城県立真壁高校、真壁郵便局などが周辺にある。 現在もホームが残され、当時からあった桜も残っている。また、りんりんロード真壁休憩所=上記参照=として整備されている。
 桜川市(旧真壁町)真壁町古城。旧真壁駅の地図
樺穂駅 かばほ
 加波山神社、及び加波山、足尾山登山の玄関口だった。戦後間もなくまでは、加波山で採掘された御影石を運ぶための人力鉄道があった。 加波山方向に向けて駅前通りがある。
 桜川市(旧真壁町)真壁町長岡。旧樺穂駅の地図
旧樺穂駅
現在の旧樺穂駅
旧樺穂駅前
旧樺穂駅前から加波山方面を望む。鳥居、加波山が正面に見える。
東飯田駅
 現在もホームが残る。
 桜川市(旧大和村)東飯田。旧東飯田駅の地図
旧東飯田駅
現在の旧東飯田駅
雨引駅
 雨引観音の玄関口。りんりんロードの雨引休憩所=上記参照=となっている
 桜川市(旧大和村)本木。旧雨引駅の地図
岩瀬駅
 国鉄(JR)水戸線接続。当時のものはまったく無い。 りんりんロードの岩瀬休憩所=上記参照=となっている。
 桜川市(旧岩瀬町)犬田。旧岩瀬駅の地図
沿革
1910(明治43)年4月1日 土浦〜下館間の軽便鉄道敷設(筑波鉄道敷設)を申請。 当初の計画は新治郡土浦町、新治郡真鍋町、新治郡都和村、新治郡藤沢村、新治郡斗利出村、筑波郡小田村、筑波郡北条町、筑波郡田井村、筑波郡筑波町、 真壁郡大村、真壁郡村田村、真壁郡養蚕村、真壁郡嘉田生崎村、真壁郡下館町。全長21マイル15チェーン(34km)、軌間2フィート6インチ。
1911(明治44)年4月20日 軽便鉄道法により免許取得。
1912(明治45)年1月30日 真壁町に創立事務所を設置。
1912(明治45)年3月11日 軌間を2フィート6インチから3フィート6インチに変更申請。同年6月4日認可。
1913(大正2)年3月22日 路線を土浦〜下館から土浦〜岩瀬に変更申請。同年7月2日認可。
1914(大正3)年4月11日 筑波鉄道創立総会。本店・東京市麹町区八重洲町1丁目1番地。
1916(大正5)年3月9日 工事着工。
1918(大正7)年4月17日 土浦−筑波間12.5マイル(20.1km)開通。
1918(大正7)年6月7日 筑波−真壁間6.3マイル(10.13km)開通。
1918(大正7)年9月7日 真壁−岩瀬間6.2マイル(9.97km)開通。土浦−岩瀬間が全通する。同年10月28日全線竣工届出。
1919(大正8)年3月20日 本店を新治郡真鍋町大字真鍋999番地に移す。
1925(大正15)年12月17日 岩瀬ー宇都宮間の鉄道延長を申請。
1934(昭和9)年1月20日 岩瀬ー宇都宮間の鉄道免許失効。
1937(昭和12)年4月1日 本店を新治郡真鍋町大字真鍋993番地に移転。
1945(昭和20)年3月30日 常総鉄道(現関東鉄道常総線)と合併し、常総筑波鉄道となる(戦時統合)。
1965(昭和40)年6月1日 鹿島参宮鉄道(現関東鉄道竜ケ崎線、旧鹿島鉄道線)と合併し、関東鉄道となる。
1979(昭和54)年4月1日 関東鉄道の100%出資子会社として設立した筑波鉄道に譲渡、筑波鉄道筑波線となる。
1987(昭和62)年3月31日 廃線。最終列車は、同日午後10時26分、土浦発真壁行。
1987(昭和62)年6月23日 筑波鉄道は関鉄筑波商事となる。鉄道の兼業部門の事業を行っている。
観光シーズン特別列車
 観光シーズンには、上野からの直通列車「つくば号」が運転された(土浦駅経由筑波駅まで)。 また、日立からは、岩瀬駅経由で筑波鉄道へ直接乗り入れた「筑波山号」が運行された(筑波駅まで)。 なお、客車はディーゼル機関車DD501が牽引した。
キハ301
 筑波鉄道で使われていた気動車で茨城県内に残る唯一の車両。 筑波鉄道廃線後、関東鉄道常総線に移動、現在は常総市の水海道車両基地に留置されている。
キハ301
水海道車両基地に留置されているキハ301
鉄道博物館展示車両キハ461
 1985(昭和60)年に引退したキハ461が鉄道博物館で展示されている。 もと、鉄道省時代、戦前の1934(昭和9)年に製造された車両。国内に残る最も古い型の気動車。国鉄時代キハ048として活躍した。 その後、1958(昭和33)年に遠州鉄道に払い下げられ、その後、北陸鉄道を経て、1972(昭和47)年に関東鉄道が購入、キハ461として筑波線に導入された。 1985(昭和60)年に引退し、その後はつくば市のさくら交通公園に展示されていたが、現在は鉄道博物館に展示されている。
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