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筑波山地域ジオパーク

 筑波山地域ジオパークは、筑波山を中心とした地域でつくば市、石岡市、笠間市、桜川市、土浦市、かすみがうら市の6市にまたがる。 ジオパークとは、Geo(地球、大地)とPark(公園)を組み合わせた造語で、大地の公園といわれる。 大地の遺産ともいうべき、地層や岩など地質を見ることを目的としている。 大地の遺産の魅力を知ることで、教育、環境保全、観光に役立てる。
 ジオパークには、見どころとなる場所を「ジオサイト」として指定。また、ジオサイトをつなげたり、地域の文化や産業などと結びつけてストーリーだてて紹介する 「ジオストーリー」が柱。筑波山域ジオパークでは26のジオサイトと7つのジオストーリーを構築している。 加えて「筑波・鶏足山塊ゾーン」「霞ヶ浦ゾーン」「山と湖をつなぐ平野ゾーン」に分けられている。
 日本ジオパーク認定に向けては、地元自治体などが連携して筑波山地域ジオパーク推進協議会を設立、 2012(平成24)年8月から本格的に準備を開始した。 2016(平成28)年4月、申請書を日本ジオパーク委員会に提出、同年5月には公開プレゼンテーションを行った。 同じく同年8月には日本ジオパーク委員会が現地視察を実施していた。同年9月9日に開催された日本ジオパーク委員会で 最終的な審査が行われ、日本ジオパークへの加盟が決定、日本国内41番目のジオパークとなった。 なお、2014(平成26)年にも一度申請したが、この時は審査の結果、認定見送りとなっていた。

ジオサイト

 筑波山域ジオパークに設定された26のジオサイトを紹介。地質的なものだけでなく、地域の歴史や伝統などさまざまな面から紹介する。
高峯・富谷山
 高峯は山桜で知られる。麓には国の名勝「桜川」がある。西の吉野山、東の桜川ともいわれる桜の名所。 現在は「磯部桜川公園」として整備され、山桜の一部は国の天然記念物ともなっている。また隣接して磯部稲村神社がある。 富谷山中腹には、富谷観音が祀られている。かつての参道が南側の山の斜面を富谷観音まで直線で伸びている。 現在は車道が新旧2つある。富谷山ふれあい公園が整備されており、展望所からは筑波山など筑波山塊の山々を見ることができる。
高峯
高峯
加波山・足尾山
 加波山、足尾山は筑波山の北側に連なる山。加波山山頂付近には加波山神社、加波山神社本宮、加波山神社親宮、足尾山山頂には足尾神社が祀られる信仰の山でもある。 西側のふもとの街、桜川市真壁町は石の街として知られる。加波山などから産出する良質の花崗岩「真壁石」は、石材として迎賓館などの日本を代表する近代建築に使われたほか、 筑波研究学園都市の建物などにも使われている。
羽鳥
 筑波山北側の穏やかな斜面に広がる。真壁地区と筑波山山頂を結ぶ羽鳥道が地区の中央を通る。 羽鳥道沿いを流れる男女川(みなのがわ)には、上流から土石流で流されてき多くの岩を見ることができる。 羽鳥道そばにある歌姫神社付近は、古代の「歌垣(うたがき、かがい)」が行われていた場所とされる。 羽鳥道と並行して裏筑波観光道路がある。
酒寄・椎尾
 筑波山西側の穏やかな斜面が広がる地域は、斑れい岩と花崗岩の堆積物がつくる水はけのよい土地で、斜面の日当たりのよさ、さらには気温の逆転層にあたる斜面温暖帯にあたり みかん栽培が盛んで「温州みかん栽培の北限地」とされる。
 椎尾山には筑波山四面薬師のひとつ薬王院がある。筑波山の登山の薬王院コースの登山口ともなっている。境内周辺にはスダジイの巨樹が多くある。
筑波山頂
 男体山と女体山の2つの峰が特徴の筑波山の山頂と周辺には多くの巨岩、奇岩がある。それらはすべて地下深くでマグマが固まって出来た深成岩の一種である斑れい岩でできている。 ガマ石、弁慶七戻り、北斗岩、大仏岩などの奇岩、女体山山頂に見える岩もすべて斑れい岩である。
 また、山頂付近のブナ林は、約2万年前の氷河期の生き残りと考えられており、山頂付近にのみ島状に残る。
筑波山頂
筑波山頂の岩
筑波山南麓
 筑波山南麓にある筑波山梅林や筑波ふれあいの里には斑れい岩の巨礫などからなる山麓緩斜面堆積物がある。これは、過去の土石流がもたらしたもので、筑波ふれあいの里にある 夫女ケ石はその代表的なものの一つ。この周辺では、古代に歌垣(かがい)が行われていた場所とされる。
筑波山頂
筑波山梅林の岩
平沢・宝篋山
 平沢の採石場跡には片麻岩が見られる。片麻岩は近くにある平沢官衙遺跡の礎石に使われているほか、同じく近くにある古墳の石室などにも利用されており、古くからの人に利用されてきた歴史を持つ。 また、宝篋山とその周辺には宝篋印塔や五輪塔、板碑などの石造物が多くみられる。
宝篋山
宝篋山を南側から
山ノ荘
 筑波山の南東に位置する山ノ荘地区は、小野小町伝説が残る。北側には筑波山塊の山々が連なり、石岡市の八郷地区とは朝日峠、そして朝日トンネルで結ばれている。 朝日峠からはつくば市から土浦市方面の眺望がよく、霞ヶ浦もよく見える。霧の日には幻想的な雲海の風景が広がる。また、10月の第1日曜日開催される土浦全国花火競技大会も見ることができる。
 北側の山のひとつ朝望山には、筑波山四面薬師のひとつ東城寺がある。
雪入・三ツ石
 かすみがうら市の旧千代田町地区西側にある雪入山などの山々を中心とする。雪入ふれあいの里、三ツ石森林公園などが整備されており、ここから望む霞ヶ浦方面の眺望は素晴らしい。 また、雪入山の南側パラボラ山から下記の閑居山・権現山ジオサイトまで連続したハイキングコースがある。 麓には観光農園があり、いちご狩りなどが人気。
閑居山・権現山
 閑居山、権現山は上記の雪入・三ツ石ジオサイトの北側にある。山々は連なっており権現山が最北となり、その北側には恋瀬川が流れる。
 閑居山中腹には、摩崖仏がある。
龍神山・波付岩
 龍神山は、石岡市の石岡地区と八郷地区の境界にある。もともとは山頂がひとつだったが、砕石採取場があるため山容が大きく変わり南と北の2つの頂を持つようになった。 山麓には、常陸風土記の丘はじめキャンプ場などがある。
 龍神山には男龍、女龍の龍が住むとの伝説がある。また染谷地区、村上地区と2つの佐志能神社が祀られている。もともと村上村に祀られていたが、染谷村を分村することになり、 しかも神社が新たな染谷村域に入ったことから村上村には新たに祀ったもの。現在でも例祭には神楽の奉納などが行われる。
峰寺山・十三塚
 筑波山塊の北東側にある。峰寺山中腹には西光院がある。東の清水寺とも呼ばれる懸造りの本堂が特徴。自然石の馬頭観音が本尊という。 八郷盆地を一望できる。 十三塚は峰寺山の南側、筑波山の東麓に位置し、十三塚果樹団地がある。柿やぶどう、梨、いちごなどがある。茨城県フラワーパーク、やさと温泉「ゆりの郷」などの施設もある。 廃校した小学校を活用した体験型観光施設、朝日里山学校があり田舎体験ができる。
八郷盆地
 筑波山の北東側にある盆地。盆地西側を筑波山から北側に連なる山々、南側を筑波山から東に連なる山々、北側から北東側を吾国山、愛宕山などの山々、 南東側を朝日峠から連なる山々で囲まれている。また、盆地の中央部を恋瀬川とその支流が流れる。
吾国山・愛宕山
 愛宕山から難台山、吾国山にかけては笠間・吾国愛宕県立自然公園に指定されており、主に山の稜線を通るハイキングコースが整備されている。 ハイキングコース沿いには、屏風岩や団子石などの巨岩もある。
笠間盆地
 笠間盆地で焼き物に適した粘土が採れることから笠間焼が誕生した。粘土は笠間盆地周辺の山々の花崗岩の風化や浸食によるものという。
稲田・福原
 稲田地区からは稲田石という良質の花崗岩が採掘される。日本銀行や最高裁判所などにも石材として使われている。 これら稲田石の採掘の歴史などを紹介した石の百年館がJR水戸線の稲田駅前にある。また採石場跡の石切山脈がある。
 周囲には式内社の稲田神社、親鸞聖人が関東布教の拠点とした西念寺などがある。
石の百年館
石の百年館
高浜・石岡
 高浜は霞ヶ浦に注ぐ恋瀬川の河口に発展した街。霞ヶ浦の水運で栄えた。東日本2位の大きさを誇る前方後円墳、舟塚山古墳など古くから人が住んでいた歴史を感じさせる。 また霞ヶ浦から昇る朝日、そして霞ヶ浦ごしに筑波山方向に沈む夕日が美しい。
 石岡は、常陸国の国府が置かれていた場所。国分寺や常陸国総社宮などがある。
歩崎
 歩崎は、霞ヶ浦に突き出たかすみがうら市旧出島村の東の端に位置する。歩崎には歩崎観音が祀られている。 霞ヶ浦随一の景勝地とされ、茨城百景や茨城の自然100選にも選ばれている。歩崎観音の参道階段は切通しで、両側に貴重な地層を見ることができる。 歩崎観音周辺は、歩崎公園として整備されており、郷土資料館や水族館などがある。
歩崎観音地層
歩崎観音の参道に露呈する地層
崎浜・川尻
 崎浜、川尻地区はかすみがうら市旧出島村で南側を霞ヶ浦に面している。カキ化石床と呼ばれる約12万年前のカキの化石を大量に含む地層を見ることができる。
崎浜地層
崎浜地区の道路沿いに露呈した貝殻を大量に含む地層
沖宿
 霞ヶ浦沿岸の平坦な低湿地帯。霞ヶ浦が海だったころに形成された洲浜という。低湿地を利用したレンコン栽培が盛んで国内第1位の生産地となっている。 また、霞ヶ浦を見下ろす台地上に茨城県霞ケ浦環境科学センターがあり、霞ヶ浦につての地形や地質などの紹介もある。
土浦
 土浦は桜川河口の三角州に発展した街。土浦城の別名「亀城」は、水面に浮かぶように見える城が亀のように見えたことからという。 かつては多くの水路が街中を通っており、そこを物を運ぶ船が往来していた。現在でも道路の交差点に橋の親柱があるなど当時の名残りをとどめる。
土浦城跡
土浦城跡、堀と本丸跡
上高津
 国指定史跡「上高津貝塚」がある。縄文時代中期から晩期の馬蹄形に広がる貝塚。貝層の主体はヤマトシジミで、鹿や猪、鴨の骨や魚骨、土器などが出土している。 貝塚を中心に上高津貝塚ふるさと歴史の広場として整備されている。
花室川
 花室川は、つくば市東部から土浦市南西部を流れ霞ヶ浦に流入する川。つくば市(旧桜村)の花室川河床からナウマンゾウの化石が発見されたことで知られる。 化石が発見された地層は約3万5000年から2万5000年前という。
桜川中流
 桜川の中流域でみられる広大な低地は、約2万4000年前まで筑波山の西麓を流れていた古鬼怒川が形成したもので、日光連山周辺からの泥岩、安山岩などの礫が分布する。
上郷
 小貝川の氾濫原や旧河道が残る。氾濫原は多くが水田として利用されている。氾濫原と台地の境には地層が見られる場所が多くある。 また、水がしみだしている場所なども多くある。
 金村別雷神社は氾濫原にある神社。
上郷河道跡
つくば市上郷、小貝川の河道跡
六斗
 六斗は、牛久沼北部、東谷田川の左岸に位置する。牛久沼(東谷田川)が見下ろせる台地と、東谷田川沿いは低湿地となっており水田が広がる。 台地上にはキャンプ場があり、自然と触れ合える場所となっている。また六斗地区から小茎地区にまたがる「おぐろくの森」にはウオーキングロードが整備されている。 このほか、小茎地区の東側には高崎自然の森があり、ウオーキングロードで結ばれている。
産業技術総合研究所地質標本館
 ジオサイトなどにはなっていないが、筑波山地域ジオパーク関連でお奨めの場所。 地質標本館は、日本で唯一の地学専門博物館で、産業技術総合研究所地質調査総合センター(旧地質調査所)の調査研究成果を発信する施設。 鉱物や化石などが多く展示されており、鉱物資源と社会のかかわり、地球環境の理解と保全なども解説している。
  通常展示は4つの展示室で行われ、第1展示室のテーマは地球の歴史。地質図、生物の進化などから地球の歴史を紹介。 第2展示室のテーマは、生活と鉱物資源。鉱物資源や海洋、湖の地球環境の関わりについて説明している。 第3展示室のテーマは、生活と地質現象。火山や温泉、地熱、活断層、地震などについての展示が行われている。 第4展示室は標本展示室で、岩石、鉱物、化石の標本がある。 こういった通常の展示に加え、筑波山地域ジオパークに関連して、地質標本館館内ジオツアーなどのイベントも行われている。
 入館無料。開館時間は午前9時30分から午後4時30分まで。月曜日(祝日の場合は翌日)及び年末年始(12月28日から1月3日)休館。臨時休館有。 産総研つくばセンター中央から入る。車の場合、守衛所があるので停車し入館受付する。指定駐車場有(無料)。
 つくば市東1−1−1。地質標本館の地図
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