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大洗町

 東茨城郡大洗町は、那珂川河口から南にかけて開けた海岸町。1954(昭和29)年11月3日、磯浜町と大貫町が合併して誕生した。 その後、1955(昭和30)年7月23日、旭村の一部(夏海地区)が分村合併した。旧磯浜町は、江戸時代から続く漁師町。 日本3大民謡の一つ「磯節」の発祥地として知られる。またマリンスポーツも盛んで、リゾート地として人気がある。
 交通は、国道51号と鹿島臨海鉄道大洗鹿島線が南北に縦断する。高速道路は、常磐自動車から分岐する北関東自動車道で、水戸大洗ICがもっとも近い。 なお、漁業の町でもあり、大洗港近くには多くの鮮魚、水産加工物の直売所や店がある。人口は16,886人(2015年国勢調査)、面積は23.19平方km。
大洗海岸
 海から上る日の出が美しく、古くから景勝地として知られ、茨城百景に選ばれている。 おおむねアクアワールド大洗下から大洗港(茨城港大洗港区)までをいう。 「磯節」では、「波の華散る」と唄われているように、岩礁に波が砕けるさまは、多くの人たちを魅了させている。 大洗磯前神社前の海岸には「神磯の鳥居」が、その近くには「磯浜灯柱」がある。 また、大洗海水浴場、大洗サンビーチがある。なお、大洗海岸周辺は、涸沼とともに大洗県立自然公園に指定されている。
 東茨城郡大洗町磯浜町。大洗海岸の地図
神磯の鳥居
 大洗磯前神社の社殿前を反対側に進んだ大洗海岸には岩礁の上に神磯の鳥居がある。856(斉衡3)年、神が降り立った地とされる。 日の出の時間には、神々しさを感じさせる場所でもある。元旦には鳥居前で神事が行われる。 日の出の撮影スポットもしくは夜景(夜空)の撮影スポットとして有名。元旦には多くの初日の出見物者でにぎわう。
 東茨城郡大洗町磯浜町。神磯の鳥居の地図
神磯の鳥居波 神磯の鳥居
神磯の鳥居(左)、波が穏やかな時の神磯の鳥居(右)
磯浜灯柱
 大洗海岸にある灯柱。旧大洗岬灯台。大洗灯柱。1949(昭和24)年12月初点灯。1952(昭和27)年3月20日大洗岬灯台。 1984(昭和59)年12月14日廃止。神磯の鳥居とともに日の出の撮影スポットとなっている。
 東茨城郡大洗町磯浜町。磯浜灯柱の地図
磯浜灯柱
磯浜灯柱
大洗海水浴場
 大洗海水浴場は歴史のある海水浴場で、砂浜だけでなく、岩場があるのが特徴。岩場があるので磯遊びが出来る。
 海水浴場沿いに乗用車約1100台収容の駐車場がある。24時間開放、海水浴期間中のみ有料。 駐車料金は普通車800円、駐車料金徴収時間帯は、平日が午前7時〜午後3時まで、土日祝日が午前5時から午後3時まで。
 東茨城郡大洗町磯浜町。大洗海水浴場の地図
大洗海岸
大洗海水浴場
大洗サンビーチ海水浴場
 大洗サンビーチは、広い砂浜と遠浅で澄んだ水が特徴で、茨城県内でもっとも利用者の多い海水浴場でもある。 イーストビーチ、ウエストビーチからなり、ビーチバレーコート、バーベキューエリアなどが設けられている。 また、日本初のバリアフリー海水浴場としても知られる。4月から10月にかけては、観光客が参加できる地曳網漁も行われる。 また、4月中旬から6月末の干潮時には潮干狩りも楽しめる。 夏には大洗海上花火大会が開催される。約3000発の花火が打ち上げられる。
 乗用車約7000台収容の駐車場がある。24時間開放、海水浴期間中のみ有料。 駐車料金は普通車1000円、駐車料金徴収時間帯は、平日が午前6時〜午後3時まで、土日祝日が午前5時から午後3時まで。
 東茨城郡大洗町大貫町。大洗サンビーチの地図
ガールズ&パンツァー
 GIRLSundPANZER。通称「ガルパン」。PANZERはドイツ語で戦車。2012(平成24)年10月から12月、及び2013(平成25)年3月にかけて放送されたテレビアニメ。 通常編12話、総集編が2話、及び劇場版などがある。大洗駅や大洗マリンタワーはじめ、多くの個人商店など大洗町の実在する街並みが描かれている。
 女子高生が戦車を操る物語で、女性のたしなみとして、華道や茶道などと同じように戦車道がある世界を描いた作品。 主人公は架空の県立大洗女子学園(大洗と名前がついているが、学園は洋上の学園艦という街にある想定=母港は大洗港)に在籍し、 戦車道で全国一を目指す。大洗町の街並みは、練習試合の市街戦及び優勝後の凱旋で登場する。
 放送に合わせて地元の大洗町では、ガールズ&パンツァーと関連したさまざまなイベントを行っている。 毎年恒例の「大洗あんこう祭」には、ガールズ&パンツァーに出演の声優が登場し、例年の3倍の人出があったという。 また「大洗女子スタンプラリー道」や「聖地巡礼ツアー」なども行われている。
ガルパン肴屋本店
ガルパンで一躍有名になった割烹旅館「肴屋本店」
ガルパン大洗駅 ガルパンアウトレット前
ガルパンに登場したイルカのモニュメントごしの大洗駅(左)、同じく大洗リゾートアウトレット前(右)
ガルパン砲弾跡
大洗シーサイドホテルの壁面に再現された砲弾の貫通跡
アクアワールド大洗
 アクアワールド茨城県大洗水族館。サメの種類数が日本一の水族館。シンボルマークはそのサメをモチーフにした。 同水族館は、1970(昭和45)年、大洗水族館として開館。2001(平成13)年5月10日に建て替えのため閉館した。 現在の水族館は、2002(平成14)年3月に再オープンした。 建物は5階建て、一部7階建て、出入り口は3階にある。展示水槽は大小60あり、約580種類、68000もの生物が飼育されている。 出会いの海ゾーン、暗黒の海ゾーン、世界の海ゾーン、森の川ゾーン、ミュージアムゾーンなどからなり、それぞれのテーマに沿って飼育されている。
 イルカ、アシカオーシャンライブ、ラッコやペンギン、ゴマフアザラシなどのお食事タイム、ペンギンのお散歩タイムなどのショーも人気だ。
 また、マーケットプレイスは、太平洋を眺めながら食事が楽しめる自慢のフードコート。12店が入居している。
 開館時間は午前9時〜午後5時(最終入館は午後4時)。夏休み期間中の週末など一部営業時間が延長になる。定期点検日を除いて年中無休。 入場料は、大人2000円、小中学生900円、幼児(3歳以上)300円。駐車場無料(750台収容)。
 東茨城郡大洗町磯浜町8252−3アクアワールド大洗の地図
アクアワールド大洗
アクアワールド大洗
大洗シーサイドステーション
 旧大洗リゾートアウトレット。2006(平成18)年3月、茨城県内で初めてアウトレットモールとしてオープンした。 2017(平成29)年、アウトレット事業者が撤退、大洗シーサイドステーションとなった。同年プレオープンを経て、2018(平成30)年4月27日グランドオープン。 アウトレット時代からのファッションや雑貨などのブランド品専門ショップに加え、大洗ならではショップも入居した。 営業時間は午前10時から午後7時(一部店舗は時間変更有)。駐車場は320台。無料。
 東茨城郡大洗町港中央11−2。大洗シーサイドステーション
大洗リゾートアウトレット
大洗リゾートアウトレット時代の大洗シーサイドステーション
大洗マリンタワー
 大洗のシンボルともなっている。1988(昭和63)年完成。大洗港にあり、高さ60m、太平洋が一望できる。 地上50mの2階がガルパン喫茶「Panzer Vor(パンツァー・フォー)」で、太平洋の眺望とガルパンを楽しみながお茶や軽食をとることができる。 火曜日定休(祝日の場合は翌日)。 同じく地上55mの3階が「展望室」。360度の大パノラマを楽しめる。 また、1階のエントランスホールには、マリンシアターなどがある。
 休館は年末のみ。3階展望室の入館料は大人340円、小人(小・中学生)170円、小学生未満は無料。団体割引有り。
 東茨城郡大洗町港中央10。大洗マリンタワーの地図
大洗マリンタワー
大洗マリンタワー
大洗磯前神社
 延喜式にも記載がある式内社。創建は856(斉衡3)年。祭神は大巳貴命(大国主命)、少彦名命。 家内安全、商売繁盛、福徳円満、良縁成就、開運厄除などに御利益があるとされ、さらに酒造、病難治療の御神徳があるとして人々の信仰を集めてきた。 水戸・徳川家の崇敬も厚く、社殿は、2代光圀公の命で、1690(元禄3)年に造営を開始し、3代綱篠公の代、1730(享保15)年に完成した。 茨城県文化財に指定されている。延喜式内社、国幣中社。
 大洗海岸に神磯の鳥居、県道をまたいで一の鳥居があり、拝殿前の階段の上り口に二の鳥居がある。 大洗海岸の神磯の鳥居がある場所は、大洗海岸の景勝地として知られ、光圀公も神社参拝のおり、その景勝を称え 「あらいその岩にくだけて散る月を一つになしてかへる月かな」と詠んでいる。
 また境内には、鎮座1100年を記念して設立された「大洗海洋博物館」がある。 茨城十二社詣神社、詳細は茨城十二社詣へ。
 御朱印、オリジナル御朱印帳有。御朱印については御朱印・神社も参照。
 東茨城郡大洗町磯浜町6890。大洗磯前神社の地図
大洗磯前神社 鳥居
大洗磯前神社社殿(左)、太平洋から拝殿に続く階段前の大鳥居(右)
随神門 神社から太平洋
随神門(左)、神社境内から望む太平洋(右)
大洗磯前神社御朱印 大洗磯前神社御朱印帳表紙 大洗磯前神社御朱印帳裏表紙
大洗磯前神社御朱印(左)、オリジナル御朱印帳表紙(中)、同御朱印帳裏表紙(右)
大洗海洋博物館
 大洗磯前神社の境内にある博物館。水産業の町として発展した大洗町の漁業関係資料を中心に、海洋国日本の理解と関心をお深めるための展示をしている。
 1959(昭和34)年8月、大洗磯前神社鎮座1100年を記念し設立。1997(平成9)年8月、鎮座1140年を記念して、現在の場所に新築移転した。
 開館時間は午前8時30分〜午後5時まで(10月〜3月は午後4時30分まで)。休館日は毎週水曜日と12月31日。 入館料は大人500円、中高生300円、小学生以下200円。
 東茨城郡大洗町磯浜町6890。大洗海洋博物館の地図
大洗海洋博物館
大洗海洋博物館
大洗八朔祭
 大洗磯前神社の祭礼。その名の通り旧暦の8月1日に行われる祭りだったが、現在は旧暦の同日近くの8月25日に同神社で神事が行われ、 その週の土曜日が宵宮、日曜日が本宮として大洗商店街を神輿や山車が練り歩く。
 八朔祭は、航海安全や五穀豊穣などを祈願する祭り。宵宮では夕方から山車の巡行、本宮では午後3時から午後9時まで大洗商店街 (曲がり松商店街、永町商店街、髭釜商店街、大貫商店街)が歩行者天国となり、 神輿の渡御や山車の巡行に加え、磯節踊りのパレードなどが行われる。露店や模擬店、さらには商店街に設けられたステージでのイベントもある。
八朔祭神輿
商店街を渡御する神輿
大洗連山車 大貫町山車
大洗連の山車(左)、大貫町の山車(右)
有賀祭
 大洗磯前神社秋の大祭。水戸市の有賀神社の御神霊を迎えて行われる特殊神事。11月11日に行われる。「磯下り」「磯渡御」とも。 有賀神社は古くから子供の虫切り、虫封じに霊験あらたかとされる。健やかな成長を願い多くの乳幼児連れで参拝する。
 有賀神社の御神体である御神鉾は、同日午前6時に同神社を出立。かつては馬や牛に荷車をひかせ移動したというが 現在は自動車の荷台に仮宮を作り移動する。水戸市内と大洗町内に設けられた御旅所に立ち寄りながら巡行する。 御旅所には近隣の参拝者が訪れる。午前11時、大洗磯前神社に到着する。神職が出迎え、御神鉾を社殿まで移動する。 この間、御神鉾に触れることでより御利益があると伝えられ、多くの参拝者が集まる。 その後本殿に安置され神事が執り行われる。一連の神事が終わると再び自動車で有賀神社に還御する。
有賀祭
御神鉾に触れるため集まる参拝者。鳥居の奥に見えるのは太平洋
有賀祭御神鉾 有賀祭社殿
神職によって参道の階段を進む御神鉾(左)、社殿に入る御神鉾(右)
大洗港
 関東地方から、北海道への旅客フェリーを運航している唯一の港として知られる。 もともとは、磯浜港といい、漁港としての機能が中心だったが、1958(昭和33)年に地方港湾の指定を受け、大洗港に改名。 港湾設備の整備が図られた。1979(昭和54)年には重要港湾に指定されている。
 港の中央部、マリンタワー近くにフェリーターミナル、フェリー埠頭がある。北海道へは、商船三井のカーフェリーが大洗港−苫小牧港間を結んでる。 週12便の運行で、夕方便、深夜便がある。 夕方便は大洗港午後6時30分発、苫小牧港翌日午後1時30分着。深夜便は大洗港午前1時45分発、苫小牧港当日午後7時45分着(なお深夜便は、船の定期検査などで変更有り)。 フェリーは、「さんふらわあ」のふらの、さっぽろ、だいせつ、しれとこの4船が就航中。 なお、大洗港−室蘭港の航路も存在していたが、2002(平成14)年までで撤退した。
 第4埠頭は大型船舶の入港が可能。大型客船の「にっぽん丸」などが寄港する。
 かつては大洗港として独立していたが、2008(平成20)年から日立港、常陸那珂港と統合し茨城港の一部となった。正式には茨城港大洗港区。
 東茨城郡大洗町港中央2。大洗港フェリーターミナルの地図
にっぽん丸
大洗港第4埠頭に停泊中のにっぽん丸
海の月間イベント艦艇公開in大洗
 大洗港で行われている海の月間(毎年7月)のイベント。毎年7月上旬の土日、2日間に渡って大洗港の第4埠頭を主会場に開催される。 自衛隊の協力で、護衛艦の公開が行われ人気を集めている。また、偵察警戒車や装輪装甲車、軽装甲機動車など、陸上部隊の装備の公開も行われている。
護衛艦ちくま
公開のため大洗港第4埠頭に停泊中の護衛艦「ちくま」
月の井酒造店
 1865(慶応元)年から続く老舗。別名「潮風の酒蔵」。有機米特別純米酒「和(な)の月」、大吟醸「吟凛」、大吟醸「月の井」、 純米吟醸「酒蔵」などを製造販売している。
 「和の月」は、有機栽培米を使った酒で、製造工程も通常の酒造りより難しく、手間がとてもかかる酒。 このため製造数も限られ、幻の酒と呼ばれている。この酒造りのいきさつを著した「さいごの約束」はテレビドラマ化されている。
 また、片岡鶴太郎氏がラベルを担当した吟醸「鯛より」、純米大吟醸「月の井 書」も人気。
 なお、酒蔵見学も可能。要予約。5人以内。無料。
 東茨城郡大洗町磯浜町638。月の井酒造店の地図
月の井酒造店
月の井酒造店
あんこう鍋
 茨城の沖合いでとれるアンコウを使った郷土料理。見た目はグロテスクだが、「関東のふぐ」といわれるほど美味。 骨以外はすべてたべらる魚で、ぬるぬるとしている上、やわらかい魚であることから、つるし切りという独特の調理方法でおろす。 運がよければ、つるし切りを見ることも出来る。
 町内のホテルや料亭、食堂などで提供している。シーズンは冬。
めんたいパーク
 明太子の老舗、かねふく(本社・福岡市)の運営する明太子のテーマパーク(工場)。工場、見学ギャラリー、直売所が一体となった施設。 2009(平成21)年9月11日オープン。 辛子明太子を中心に珍味、水産加工品の製造を行っている工場と、工場内を見ることができ、さらに明太子ができるまでの学習も可能なギャラリー、そして出来立ての辛子明太子が購入できる直売所が併設されている新しいタイプの工場。 工場は衛生管理方式HACCP対応。ギャラリーの見学通路は全長約100m。明太子のもととなるスケソウダラの生態や漁の様子まで展示されている。 見学無料。午前9時〜午後6時。駐車場は乗用車120台、大型バス8台収容。
 東茨城郡大洗町磯浜町8255−3。めんたいパークの地図
めんたいパーク
めんたいパーク
ゆっくら健康館
 大洗町健康福祉センター。町営の日帰り入浴施設。ナトリウム塩化物冷鉱泉の温泉が人気の施設。 温泉は、全身浴、薬湯、ジェット湯、バイブラ(気泡浴)など豊富な種類。 神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩などに効能があるという。 温水プールは25mのコース、トレーニングジムには、ウオーキングマシンやエアロバイクなどのトレーニングマシンがある。
 営業時間は午前10時から午後9時(土曜日は午後9時30分)、毎週水曜日、年末年始休館。温泉の入浴料は一般700円(土日祝日1000円)、高齢者600円、子供300円。午後5時以降は一般、高齢者が500円、子供200円。
 東茨城郡大洗町港中央26−1。ゆっくら健康館の地図
ゆっくら健康館
ゆっくら健康館
温泉スタンド
 町営の温泉スタンド。ナトリウム塩化物冷鉱泉。神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩などに効能。40リットル10円。営業時間は午前10時〜午後7時。
 東茨城郡大洗町大貫町8790。温泉スタンドの地図
温泉スタンド
温泉スタンド
幕末と明治の博物館
 大洗海岸に近い、松林に囲まれた自然豊かな高台にある。その名の通り、幕末から明治期にかけての志士や先人たちの書画、遺品などを数多く展示している。 「桜田門外襲撃図」や徳川慶喜公の書などをみることができる。またエントランスでは、幕末に水戸藩が建造した帆船「旭日丸」の推定模型がシンボル展示されている。
 宮内大臣を務めた田中光顕伯爵によって1929(昭和4)年に創立された。以前は常陽明治記念館と呼ばれていたが、大幅リニューアルを契機に、1997(平成9)年、幕末と明治の博物館に改称した。 2010(平成22)年、財団法人常陽明治記念会から大洗町の運営となった。
 東茨城郡大洗町磯浜町8231。幕末と明治の博物館の地図
幕末と明治の博物館
幕末と明治の博物館
うみまちテラス
 大洗町観光情報交流センターうみまちテラス。大洗町の玄関口、鹿島臨海鉄道大洗鹿島線の大洗駅に隣接してある。 2020(令和3)年9月10日オープン。旧大洗町観光情報センター=下記参照=にかわる新たな大洗町の観光情報発信の拠点施設。 観光案内はじめ、レンタサイクルの貸出、大洗町のお土産品販売を行っている。
 営業時間は午前9時から午後6時。休業日は12月29日〜31日。
 東茨城郡大洗町桜道301。うみまちテラスの地図
うみまちテラス
うみまちテラス
大洗町観光情報センター
 大洗町の観光情報発信の拠点施設で、大洗町観光情報交流センターうみまちテラス=上記参照= の完成に伴い2022(令和4)年3月21日で閉館した。 1996(平成8)年開館、大洗町の各種観光パンフレットや町内施設の各種割引券などがあった。
 東茨城郡大洗町。
旧大洗町観光情報センター
旧大洗町観光情報センター
磯節発祥の碑
 磯節は古くからこの地方に伝わる船頭唄が発祥といい、それらを顕彰するため1964(昭和39)年建てられた。 大洗町観光情報センター駐車場に隣接する松林内にある。
 磯節が全国に広まるきっかけとなったのは、明治時代に同町祝町の渡辺竹楽坊が音律を整え、名人と言われた同町本町の関根安中が、 郷土出身の横綱・常陸山と知り合い、その巡業に同行、全国各地で唄ったことが大きいという。 磯節は、江刺追分(北海道)、博多節(福岡県)とともに、日本3大民謡とされる。
 このほか大洗港第4埠頭に「磯ぶし踊り子の像」と「磯ぶし記」の碑がある。
 大洗町と水戸市、ひたちなか市の3市町などが主催し、磯節全国大会が毎年開催(第1回は1980年)されている。
 東茨城郡大洗町。磯節発祥の碑の地図
磯節発祥の碑
磯節発祥の碑
磯ぶし踊り子の像 磯ぶし記
大洗港第4埠頭にある磯ぶし踊り子の像の碑(左)、同じく磯ぶし記の碑
大洗駅
 大洗町の玄関口。鹿島臨海鉄道大洗鹿島線の駅。駅舎に鹿島臨海鉄道の本社がある。また、大洗車両区(車両基地)が設置されている。 開業は1985(昭和60)年3月14日、大洗鹿島線の開業と同時に営業を開始した。印籠弁当、磯節弁当、三浜たこめしなどの駅弁が人気。
 東茨城郡大洗町桜道。大洗駅の地図
大洗駅
大洗駅
桜道公園の桜
 桜道公園は、涸沼川沿いにある公園で多くの桜がある。
 東茨城郡大洗町桜道442。桜道公園の地図
桜道公園桜
桜道公園の桜
夕日の郷 松川
 涸沼湖畔にある交流体験施設。農水産物の直売所はじめ、バーベキューやキャンプが出来る。 夕日の郷とは、もともと涸沼の風光明媚な場所として知られており、涸沼一面をオレンジ色に染める夕日の絶景を楽しめる。 涸沼畔での夕日を眺めながらのキャンプが人気だ。
 キャンプエリアは、涸沼畔のほか2ヶ所、バーベキューアエリアは屋外のほか屋根付きの場所もある。また、トレーラーハウスでの宿泊も可能。 直売所では、涸沼産のヤマトシジミ、大洗産のサツマイモ紅はるか、同じく大洗産のできるだけ農薬を抑えて作られたブランド米 「日の出米(コシヒカリ)」などを販売する。
 キャンプ、デイキャンプ利用料等有。 直売所の営業時間は午前9時から午後4時。水曜日定休。デイキャンプ、バーベキューの利用は午前10時から午後3時30分まで(午後4時完全撤収) で水曜日は定休。キャンプ午前10時から翌午前9時45分まで(消灯時間は午後9時)、火曜日からの利用は出来ない。
 東茨城郡大洗町成田町2573−1。夕日の郷松川の地図
夕日の郷松川
夕日の郷松川、屋根付きバーベキュー場(手前)と農水産物直売所(奥)、その奥が涸沼
日本原子力研究開発機構大洗研究開発センター
 高速実験炉「常陽」などを使い次世代原子力システムの研究や原子力による水素社会の実現に関する研究を行っている。 同センターは、1956(昭和31)年に発足した日本原子力研究所が1967(昭和42)年に設置した大洗研究所と、 1967(昭和42)年に発足した動力炉核燃料開発公団(のちに核燃料サイクル開発機構)が、1970(昭和45)年に設置した大洗工学センターが、2005(平成17)年に統合設置された。 同センターでは、原子力に対する理解推進を図るため施設見学を行っている。専門用語を使わない資料やイラストを入れるなど工夫をこらしたわかりやすい説明を行っている。申し込みが必要。
 東茨城郡大洗町成田町4002。大洗研究開発センターの地図
大洗わくわく科学館
 「科学する心」を育む環境を提供することを目的に、海で起こるさまざまな現象を科学的にとらえるなど身近なものから、科学する心への興味を向けている。 展示室は、「海底の世界」と「海上の世界」で構成され、海の不思議な現象を体験、考える場を提供している。(独)日本原子力研究開発機構が運営している。
 開館時間は午前10時から午後4時30分(夏季は午後6時まで)。入館料は大人200円、小中学生100円。休館日は、月曜日及び年末年始。駐車場有。
 東茨城郡大洗町港中央12。大洗わくわく科学館の地図
大洗わくわく科学館
大洗わくわく科学館
大洗美術館
 大洗海岸に面したガラス窓に300号の大きさがある額縁を設け、自然の風景を鑑賞する風景窓画が特徴。 このほか、実業家、渋沢秀雄の水彩画が常設展示されている。また、さまざまな企画展を行っている。
 営業時間は午前10時から午後4時。水曜日、木曜日定休(祝日の場合は翌日)。入場料は大人500円、中学生・高校生300円、 小学生以下150円。
 東茨城郡大洗町磯浜町8249。大洗美術館の地図
大洗美術館
大洗美術館
大洗キャンプ場
 大洗の松林のなかに広がるキャンプ場。敷地面積7000坪、駐車台数200台の大型キャンプ場で、フリーテントサイトは予約無しでも利用可能。 フリーテントサイト数はおよそ200。松林のなかに自由にテントを張る場所を選べるのが特徴。ウッドキャビン(7棟)があるほか、日帰り利用もできる。
 東茨城郡大洗町磯浜町8231。大洗キャンプ場の地図
大洗キャンプ場
大洗キャンプ場
大洗サンビーチキャンプ場
 全面芝生の50区画。キャンプサイトとオートキャンプサイトがある。うち11区画はAC電源付のオートキャンプ場。 コインシャワー、コイン洗濯機などが完備。
 東茨城郡大洗町大貫町1212−57。大洗サンビーチキャンプ場の地図
願入寺
 岩舟山。原始真宗の大本山。鎌倉時代の1286(弘安9)年、親鸞の孫である本願寺2世・如信が福島県石川郡古殿町に開く。 同地に移されたのは江戸時代初期で、徳川光圀公が現在地に移したという。 東日本最大、全国でも5番目に大きいという銅鐘「やすらぎの鐘」がある。 境内にはこのほか、磯節の普及に努めた竹楽坊の像、資料館の開基堂(石岡市照光寺の本堂を移築)などがある。
 東茨城郡大洗町磯浜町7920。願入寺の地図
願入寺 願入寺御朱印
願入寺山門(左)、願入寺御朱印(右)
願入寺鐘 願入寺開基堂
願入寺やすらぎの鐘(左)、願入寺開基堂(右)
願入寺の桜
 参道に大きな桜がある。
願入寺桜
願入寺の桜
西光院
 大内山宝性寺西光院。応永年間(1394〜1428年)、宥祖上人の開山とされる。本尊は阿弥陀如来立像。 真言宗。大洗のお大師様として厄除け、交通安全に御利益があるとされる。 境内に茨城県指定天然記念物のお葉付銀杏がある。 葉のヘリに小さな実ができることからこの名がある。 茨城百八地蔵尊霊場第104番札所。霊場の詳細は茨城百八地蔵尊霊場へ。
 東茨城郡大洗町大貫町802−1。西光院の地図
西光院本堂 西光院御朱印
西光院本堂(左)、西光院の御朱印(右)
西光院参道山門 西光院薬師堂
西光院参道入口及び山門(左)、同じく薬師堂(右)
西光院大師堂
西光院の大師堂
西光院の御葉付銀杏
 西光院の境内にある樹高約24m、幹周り約4.4mの銀杏。推定樹齢は約400年。茨城県指定天然記念物。
西光院御葉付銀杏
西光院の御葉付銀杏
弟橘比売神社
 祭神は弟橘比売命、豊御食津大神。海上守護、殖産興業、家内安全に御利益があるという。1690(元禄3)年、徳川光圀公が、明の高僧、心越禅師が国から持参した天妃の木像を祀り天妃山媽祖権現として海上安全を祈願したのがはじまり。 1831(天保2)年、徳川斉昭公が異国の神を祀るのはよくないと祭神を弟橘比売命に改めたという。もと那珂川の河口付近にあったが、河川改修のため1943(昭和18)年、現在地に遷座した。
 東茨城郡大洗町磯浜町7985。弟橘比売神社の地図
弟橘比売神社
弟橘比売神社拝殿
弟橘比売神社 弟橘比売神社参道
弟橘比売神社本殿(左)、参道(右)
西福寺
 俊明山無量樹院西福寺。天台宗の寺。本尊は阿弥陀如来。比叡山延暦寺から「不滅の法灯」が分灯された寺として知られる。
 1007(寛弘4)年、恵心僧都(源信)の開基と伝えられる古刹。もとは現在の水戸市内にあったが、 江戸時代、徳川光圀公の命で現在地に移った。天台宗水戸10か寺の一つ。
 本堂は1891(明治24)年の再建。本尊で室町時代末の作とされる阿弥陀如来坐像、 及び胎内仏の阿弥陀如来坐像、観世音菩薩立像、勢至菩薩立像は茨城県指定文化財。
 不滅の法灯は、天台宗の宗祖である最澄が「最後に灯した火」とされ、以来1200年間、比叡山延暦寺の根本中堂で脈々と灯されている。 菜種油を燃料にしており、毎日油を継ぎ足し続け、「油断」の語源ともなっている由緒がある。 西福寺には、1987(昭和62)年、開基980年を記念して分灯された。
 境内には不動堂があり、北関東三十六不動尊霊場第28番札所。「開運のお不動様」として信仰されている。 西福寺別院円心坊(下記参照)は、関東百八地蔵尊霊場第55番札所。茨城百八地蔵尊霊場第105番札所。
 北関東三十六不動尊霊場については北関東三十六不動尊霊場へ。
 御朱印有。寺院の御朱印については御朱印・寺院も参照。
 東茨城郡大洗町磯浜町5298。西福寺の地図
西福寺本堂
西福寺本堂
西福寺不動堂 西福寺御朱印極楽殿 西福寺御朱印不動尊
西福寺不動堂(左)西福寺御朱印(中)、同じく北関東三十六不動尊霊場第28番札所の御朱印(右)
西福寺円心坊
 西福寺別院円心坊。円心坊本尊は延命地蔵菩薩。西福寺本坊から約1kmほど北にある。 西福寺周辺にあった六塔頭のひとつ。本尊は木造座像で江戸中期の作と伝えられる。 屋外には1934(昭和9)年に建立された石仏立像の円心坊延命地蔵尊がある。
 関東百八地蔵尊霊場第55番札所。茨城百八地蔵尊霊場第105番札所。 霊場の詳細は茨城百八地蔵尊霊場へ。
 東茨城郡大洗町磯浜町5995。西福寺円心坊の地図
西福寺円心坊 円心坊延命地蔵尊
西福寺円心坊(左)、円心坊延命地蔵尊(右)
大洗海上花火大会
 毎年7月下旬(2022年は10月1日、2023年は9月30日)、大洗サンビーチを主会場に開催される花火大会。 打ち上げは約12000発(2023年)、午後6時30から午後8時まで(2023年)。 花火大会に先立ち、会場ではさまざまなイベントも行われる。 また花火大会会場周辺の道路は交通規制も行われる。
大洗海上花火大会筑波山
筑波山頂から見た花火=望遠レンズで撮影
大洗海上花火大会足尾山 大洗海上花火大会足尾山2尺玉
筑波山稜線林道、足尾山山頂付近から見た花火=望遠レンズで撮影(左)、 同じく筑波山稜線林道、足尾山山頂付近から見た2尺玉花火=望遠レンズで撮影(右)
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