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八千代町・境町・五霞町

 茨城県結城郡八千代町は、1955(昭和30)年1月1日、安静村、下結城村、中結城村、西豊田村、川西村の5村が合併し、八千代村となり、同年6月1日、三和村の一部が合併した。 1972(昭和47)年2月1日、町制施行し八千代町となった。 平成の大合併では、旧下妻市、旧石下町、旧千代川村との合併を進め、合併協議会で新市名称案などの検討まで行ったが、その後ご破算になった。 人口は22,021人(2015年国勢調査)、面積は59.10平方km。
 茨城県猿島郡境町は、1955(昭和30)年3月16日、境町、静村、長田村、猿島村、森戸村が合併して誕生した。 もともと境町は、江戸時代、利根川に面した河岸の町としてにぎわった。明治時代の廃藩置県後は、猿島郡役所、西葛飾郡役所が置かれ、この地方の中心都市だった。 1889(明治22)年に単独で町制施行している。警察署や県の出先機関などが境町に置かれ、人口が多い坂東市などを管轄しているのはこのためである。 利根川の水辺を生かしたまちづくりなどが進められている。平成の大合併では、旧岩井市、旧猿島町との合併が検討されたが住民投票で反対が多く、単独町制となった。 人口は24,517人(2015年国勢調査)、面積は46.58平方km。
 茨城県猿島郡五霞町は、茨城県で唯一、全域が利根川の南側にある町。人口8,786人(2015年国勢調査)、面積は23.09平方km。 人口は茨城県内の市町村で最も少なく、1万人を下回っているのも唯一。また面積も茨城県内の市町村で最も狭い。 1889(明治22)年町村制の施行に伴い、西葛飾郡元栗橋村、幸主村、山王山村、山王村、江川村、冬木村、新幸谷村、川妻村、小手指村、大福田村、小福田村が合併し、西葛飾郡五霞村となった。 1896(明治29)年、西葛飾郡が廃止され、猿島郡五霞村になる。 1916(大正5)年11月1日、猿島郡香取村の一部を編入。 1996(平成8)年、町制施行し、五霞町となった。 町村制施行以来、他の自治体と合併を行っていない茨城県内で唯一の自治体。
 ほぼ四方を川に囲まれている。町の中心を南北に国道4号バイパスが縦断する。 なお、国道4号バイパスに架かる新利根川橋が1981(昭和56)年に開通するまでは、茨城県でありながら、他の茨城県の町村には、他県(千葉県ないし埼玉県)に一度出てからでないと行けなかった。 また新利根川橋は2001(平成13)年まで有料道路だった。 このため、交通の便が悪い茨城県の他の市町村とは生活圏が別で、反対に、交通の便がいい埼玉県の幸手市、同じく北葛飾郡栗橋町との結びつきが強い。 東京方面へ鉄道で向かう場合は、東部日光線の幸手駅、東北本線の栗橋駅の利用となる。
 なお、平成の大合併では、隣接する埼玉県幸手市と県境を超えての合併を目指し2003(平成15)年には幸手市・五霞町合併協議会も設置された。 しかし、幸手市側の住民が久喜市との合併を優先させるべきとの意見が強まり、五霞合併派の市長がリコールされ、市長選で久喜合併派の市長が当選したため、2004(平成16)年にご破算となった。 このため五霞町は、単独での存続を決めた。幸手市は、久喜市などとの合併が決まり、新市名も桜宮市となる予定だったが、今度は久喜市側の住民から市名について異論が出て、ご破算となっている。 幸手市もいまのところ合併する予定はない。

八千代町

鬼怒川の河川、支流、橋などについては鬼怒川へ。
新長谷寺
 太光山新長谷寺。真言宗豊山派の寺。八町観音として知られる。 鎌倉時代の1232(貞永元)年、結城朝光が鎌倉から持ち帰った十一面観音を祀る為に堂宇を建てたのが始まりと伝えられる。 十一面観音は、高さ180cm、光背高236cm、長谷寺式と呼ばれる形式で作られている。光背や台座には金箔が施されている。 日本3大長谷観音のひとつという。安産、子育て、厄除けなどに御利益があるとされる。 平成に入ってからの保存修理で、製作年が1350(貞和6)年、仏師名は大仏師院祥であることが分かった。 堂宇は、その後の戦乱で焼失。現在の観音堂は、江戸時代の1736(享保21)年に上棟されたもの。桁行3間、梁間3間。 また、本堂は1998(平成10)年の完成。
 関東八十八ヵ所霊場第38番札所。東国花の寺百ヶ寺茨城8番。葛飾坂東観音霊場番外札所。 各霊場の詳細は関東八十八ヵ所霊場東国花の寺・茨城葛飾坂東観音霊場へ。 御朱印有。御朱印については御朱印・寺院参照。
 結城郡八千代町八町149。新長谷寺の地図
八町観音観音堂
八町観音観音堂
八町観音本堂 八町観音全景
八町観音本堂(左)、八町観音全景(右)
八町観音関東八十八ヵ所霊場御朱印 八町観音東国花の寺御朱印
八町観音関東八十八ヵ所霊場第38番札所御朱印(左)、八町観音東国花の寺御朱印(右)
八町観音の銀杏
 八町観音、新長谷寺の入口近くにある銀杏。樹齢800年とも、結城朝光公の御手植えとも伝えられる。 また次のような昔話も伝わっている。乳の出ない母親が観音様に願ったところ、夢枕に出た観音様が「銀杏の気根を削り米に混ぜて食べなさい」とのお告げがあった。 その通りにすると母乳が出るようになったという。
八町観音銀杏
八町観音の銀杏
八千代グリーンビレッジ
 自然と心のふれあいスペースをテーマにしたレクリエーション施設。自然林をそのまま生かして整備された。 多目的に活用できる広場、木製遊具を多用したアスレチック、水辺の植物が観察できる湿生植物園、バーべキュー場やコテージが建つキャンプ場などがある。
 結城郡八千代町松本592。八千代グリーンビレッジの地図
グリーンビレッジ グリーンビレッジアスレチック
八千代グリーンビレッジ(左)とアスレチック場(右)
グリーンビレッジキャンプ場 グリーンビレッジコテージ
グリーンビレッジ内のキャンプ場(左)とコテージ(右)
憩遊館「やちよ乃湯」
 八千代グリーンビレッジ内にある温泉施設。地下1500mから湧出する自然温泉。 泉質はナトリウム−塩化物質泉。神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、冷え性などに効能があるという。 大浴場のほか、露天風呂やサウナなどがある。また、宴会が出来る大和室、小和室、そば処、レストランなどもある。
 営業時間は午前10時から午後9時まで。第2、第4水曜日休館。
 結城郡八千代町松本592。やちよ乃湯の地図
憩遊館
憩遊館「やちよ乃湯」
クラインガルテン八千代
 滞在型の市民農園。270平方mの土地(農園)に29平方mのラウベ(小屋)がある。ラウベには、水道、電気、バス、トイレが完備。 利用期間は、4月から翌年の3月まで。1年単位で5年まで延長可能。年間利用料は420,000円(光熱費、水道代別)。
 結城郡八千代町松本592。クラインガルテン八千代
クラインガルテン八千代
クラインガルテン八千代
JA常総ひかり旬彩やちよ農産物八千代直売所
 旬彩とあるように旬の野菜や果物が店内を彩る。メロン(5月〜9月)、スイカ(5月〜9月)、梨(8月〜9月)、ぶどう(7月〜10月)など。
 営業時間は午前9時〜午後6時30分(4月〜10月)、午前9時〜午後6時(11月〜3月)、定休日は毎月第1、第3水曜日及び年末年始。
 結城郡八千代町若1306。JA常総ひかり旬彩やちよ農産物八千代直売所
JA常総ひかり八千代直売所
JA常総ひかり旬彩やちよ農産物八千代直売所
佛性寺
 辨壽山正智院佛性寺。天台宗の寺。本尊は阿弥陀如来。 栗山観音として知られる観音堂がある。奈良時代の739(天平11)年の草創と伝えられる。
 観音堂は1680(延宝8)年の建立。桁行3間、梁間3間、入母屋造り、鉄板葺(もと茅葺)。 仁王門は1774(安永3)年の建立。三間一戸楼門、入母屋造り、瓦葺。 観音堂には、平安時代初期の作とされる薬師如来坐像(如来形坐像)が安置されている。 関東、東北で最も古い木彫像の一つという。 観音堂の本尊は十一面観世音菩薩だったが、近くにあった薬師堂廃絶後、その本尊が替わったものと推測されている。 なお観音堂と仁王門は、現在地より西方約500mにあったが、江戸時代の1735(享保20)年、 移建された。薬師如来坐像、観音堂、仁王門は茨城県指定文化財。
 結城郡八千代町栗山476。佛性寺の地図
栗山観音観音堂 栗山観音観音堂改修前
薬師如来を祀る観音堂(左)、改修前の観音堂(右)
栗山観音仁王門 佛性寺本堂
栗山観音仁王門(左)、本尊の阿弥陀如来を祀る佛性寺本堂(右)
鹿嶋神社 野爪
 806(大同元)年、藤原鎌足の後裔、藤原音麿によって、常陸一之宮鹿島神宮から神霊を分祀し創建したと伝えられる古社。 祭神は武甕槌命。鎌倉時代から戦国時代にかけてこの地を治めた結城氏は、代々崇敬厚く、たびたび社殿を造営している。 江戸時代には、徳川幕府から庇護され、社領などを寄進されている。常陸国真壁郡十六郷の総鎮守として、近隣の信仰を集めた。
 現在の本殿は1783(天明3)年の再建。室町時代の永享年間(1429〜40年)の様式を基本として造られている。 一間社流造で総檜造。各所に精巧な彫刻が施されている。境内には、寄り添って伸びている樹齢約700年という夫婦杉があり、縁結びや夫婦和合に御利益があると信じられている。 また境内一帯は、野爪緑地保全地域に指定されている。杉、欅などが混生する森林で、多様な植物相を育み、多くの昆虫類、鳥類が生息する。
 御朱印有。御朱印については御朱印・神社参照。
 結城郡八千代町野爪428。鹿嶋神社の地図
野爪鹿嶋神社拝殿 野爪鹿嶋神社御朱印
野爪鹿嶋神社拝殿(左)、御朱印(右)
野爪鹿嶋神社本殿 野t爪鹿嶋神社夫婦杉
野爪鹿嶋神社本殿(左)、境内にある夫婦杉(右)
鹿島神社鳥居
鳥居、ここから長い参道がある。朱色の一の鳥居は2015(平成27)年の奉納
野爪鹿嶋神社御化粧の式
 野爪鹿嶋神社で11月21日、22日、23日の夜行われる神事。松明の明かりのなか2基の神輿の渡御が行われる。はりやはりや祭。御神役。 祭りに参加できるのは同神社の宮司一族のみ。神輿も21日午後8時から準備を行い神事の後宮出しを行い、神社に隣接する宮司宅まで渡御する。22日は宮司宅から神社御仮殿。 23日は参道を渡御する。松明の扱いも特徴で、灯された2本の松明は上に掲げるのではなく、地面を引きずる。 地面に2本の火の粉のラインが残り、神輿はこれを頼りに進む。
鹿嶋神社神輿
鹿嶋神社からの神輿の宮出し
鹿嶋神社神事 鹿嶋神社松明
鹿嶋神社拝殿での神事(左)、神輿渡御での松明、火の粉の2本のラインが残る(右)
野爪鹿嶋神社例大祭
 野爪鹿嶋神社11月24日に行われる。午後1時から拝殿で神事、午後3時ごろから神楽殿で太々神楽の奉納がある。 最後に行われる大山祇命の舞では御供餅まきが行われる。 なお神楽は、社殿大改築の遷宮式に際し、十二神楽の面と衣装が奉納されて始まったという。
鹿嶋神社神楽猿田彦
鹿嶋神社例大祭での神楽、猿田彦の舞
鹿嶋神社神楽 鹿嶋神社神楽巫女舞
鹿嶋神社神楽(左)、同じく巫女舞(右)
野爪鹿嶋神社の桜
 長い参道の鳥居前などに桜がある。
野爪鹿嶋神社桜
鳥居前の桜
野爪鹿嶋神社の紅葉
 長い参道の拝殿前の鳥居周辺には楓など多くの落葉樹があり美しい紅葉を見せる。紅葉は例大祭の時期に重なっている。
野爪鹿嶋神社紅葉
鳥居前の紅葉
東蕗田天満社
 祭神は菅原道真公。創建は1288(正応元)年2月18日、北野天満宮から分霊を勧請したという。 本殿は1734(享保19)年、拝殿は1832(天保3)年の造営。南側が正面参道、北側に長い馬場の新参道がある。 新参道は両側に桜が植えらた桜並木で桜の名所として知られる。
 御朱印、オリジナル御朱印帳有。見開きで和歌を取り入れた御朱印など多くの御朱印があることで知られる。 御朱印については御朱印・神社参照。
 結城郡八千代町東蕗田242。東蕗田天満社の地図
東蕗田天満社拝殿
東蕗田天満社拝殿
東蕗田天満社御朱印梅 東蕗田天満社御朱印桜 東蕗田天満社御朱印昼表 東蕗田天満社御朱印帳昼裏
東蕗田天満社の梅バージョン御朱印(左)、同じく東蕗田天満社の桜バージョン御朱印(中左)、東蕗田天満社の御朱印帳表紙(中右)、同じく御朱印帳裏表紙(右)
東蕗田天満社桜並木
 東蕗田天満社の北参道が桜並木となっている。参道に約40本のソメイヨシノが植えられている。 夜桜を楽しむことも出来る。
東蕗田天満社桜並木
東蕗田天満社の桜並木
東蕗田天満社桜並木夜
夜の桜並木
弘徳寺
 新堤山宗智院弘徳寺。親鸞聖人二十四輩第5番。浄土真宗大谷派。開山の新楽(しんぎょう)は、相馬三郎義清といい、千葉氏の一族。 義清は、下総国の太守の時、守り本尊薬師如来の霊告によって、親鸞聖人の教えを聞き、弟子となった。自宅を改造して一宇を創設、それが弘徳寺の前身となる。
 寺宝として「大蛇頭骨」がある。これは蓮華寺(栃木県)に伝わる大蛇済度の伝説で、親鸞に同行した新楽が、退治した大蛇の頭骨を持ち帰ったものという。
 結城郡八千代町新地547。弘徳寺の地図
弘徳寺堂 弘徳寺山門
弘徳寺堂(左)と山門(右)
鷲神社
 1409(応永16)年、源家綱の創建。祭神は天日鷲命。鳥居は1701(元禄14)年の建立。 額は1838(天保9)年、「鷲宮」の揮毛は土浦・神龍寺第20代大寅住職によるもの。八千代町指定文化財。
 結城郡八千代町沼森803。鷲神社の地図
鷲神社鳥居 鷲神社
鷲神社鳥居(左)、社殿(右)
香取神社 今里
 1189(文治5)年創建。
 結城郡八千代町今里。香取神社・今里の地図
香取神社今里
香取神社社殿
御所神社
 五所神社。平将門公の館跡とされる。
 結城郡八千代町仁江戸。御成神社の地図
御所神社拝殿 御所神社本殿
御所神社拝殿(左)、本殿(右)
香取神社 蕗田
 1185(寿永4)年の創建とされる。1872(明治5)年、村社。 1896(明治29)年、愛宕神社、1908(明治41)年、鹿島神社、1912(明治45)年、八幡神社、いぞれも蕗田地区内にあった神社を合祀。
 結城郡八千代町蕗田439。香取神社・蕗田の地図
蕗田香取神社 蕗田香取神社注連縄
香取神社拝殿(左)、特徴ある注連縄(右)
蕗田香取神社桜並木
 表参道が桜並木となっている。
蕗田香取神社桜並木
蕗田香取神社の参道にある桜並木
長泉寺
 地蔵山普賢院長泉寺。真言宗豊山派。
 結城郡八千代町平塚1797。長泉寺の地図
長泉寺 長泉寺門
長泉寺(左)、同じく仁王門(右)
長泉寺の枝垂桜
 長泉寺の本堂前に枝垂桜がある。
長泉寺枝垂桜
長泉寺の枝垂桜
八千代町民公園の桜
 町民公園のグラウンド周囲に桜があり、一部桜のトンネルになっている場所もある。桜の時期には桜まつりも開催されている。
 結城郡八千代町菅谷。八千代町民公園の地図
八千代町民公園桜
八千代町民公園の桜
袋白山神社の銀杏
 八千代町袋の白山神社境内にある大きな銀杏。 神社は袋地区の最南部にあり、周囲が田畑であることから、銀杏は遠くからも見え特に紅葉の時期には存在感を示す。
 結城郡八千代町袋。袋白山神社の地図
袋白山神社の銀杏
境内にある銀杏
尾崎前山遺跡製鉄炉跡
 尾崎前山遺跡は旧石器時代から平安時代に至る複合遺跡。製鉄炉跡は9世紀ないし8世紀ごろのものとみられる。八千代町指定史跡。
 台地の斜面下に鉄滓(てっさい=製鉄の時に出る不純物)があったことから1978(昭和53)年から1980(昭和55)年にかけて発掘調査が行われ、 斜面から3基の製鉄炉跡や木炭や粘土などの材料置場、作業場などの施設跡が見つかった。また台地上からは竪穴住居跡、鍛冶工房跡などが発見されている。 当初、製鉄炉跡は住居跡や工房跡と同時期の平安時代(9世紀ごろ)の自然風を利用した竪型の炉と考えられていたが、 その後調査事例の増加などに伴う研究の進展により8世紀ごろの箱型炉であった可能性が指摘されているという。
 結城郡八千代町尾崎。尾崎前山遺跡製鉄炉跡の地図
製鉄炉
復元された製鉄炉
秋葉山古墳
 前方後円墳。全長約45m。古墳時代後期。古墳の北側には秋葉神社が祀られている。八千代町指定史跡。
 1891(明治24)年に行われた調査では縦7尺(約210cm)、横2尺5寸(約75cm)、深さ3尺(約90cm)の石棺が出土。 なかから人骨2体のほか、刀剣2、槍1、小刀2の副葬品が見つかっている。
 結城郡八千代町尾崎415−1。秋葉山古墳の地図
秋葉山古墳 秋葉神社
秋葉山古墳(左)、秋葉神社(右)
川尻不動堂
 赤松山持宝寺不動院。現在は不動堂のみが残る。祀られている不動明王坐像は像高64cm、 寄木造、玉眼嵌入、彩色で八千代町の文化財に指定されている。室町時代末(戦国期)のものと推定されている。
 播磨国の住人赤松祐利(権律師祐弁)は、観応の擾乱の時、直義党に属し各地を転戦していた。 1353(正平6、観応2)年、駿州薩埵山の戦いで大敗すると、下総国に落ちのび、 現在の八千代町今里にあった円福寺(現在は下妻市に移転)にかくまわれていたという。 祐弁の念持仏が不動院の本尊であると伝えられている。
 結城郡八千代町川尻888。川尻不動堂の地図
川尻不動堂
川尻不動堂
川尻不動堂の桜
 不動堂の向かって右手に大きな桜が複数ある。
川尻不動堂桜
川尻不動堂の桜
貝谷地蔵堂
 愛宕山地蔵院。現在は地蔵堂のみが残る。祀られている地蔵菩薩坐像は像高72cm、檜材の寄木造で 八千代町の文化財に指定されている。江戸時代前期のものと推定されている。
 結城郡八千代町。貝谷地蔵堂の地図
貝谷地蔵堂
貝谷地蔵堂
貝谷地蔵堂の桜
 地蔵堂前の参道両側に桜がある。
貝谷地蔵堂桜
貝谷地蔵堂の桜
仁江戸の円筒分水工
 平等に農業用水を分けるために設けられた施設。その名の通り円筒形でコンクリートでつくられている。 サイフォンにより下から円の中心の仕切りに吹き上げられた水は、均等に開けられた穴から出てくる。 誰の目にも均等に分けられるのが特徴。
 結城郡八千代町仁江戸。円筒分水工の地図
円筒分水工
円筒分水工全景
円筒分水工中心部 円筒分水工周辺部
水が吹き上がる円筒形中心部(左)、水が分水する円筒形周辺部(右)
エフピコ関東リサイクル工場
 広島県福山市に本社を置く食品トレーの製造販売等の会社。東証一部上場企業。食品トレーでは業界トップのシェア。 食品トレーのリサイクルを進めており、関東リサイクル工場は、全国に5つあるリサイクル工場の一つ。 工場では搬入、選別、洗浄、乾燥、粉砕などを工程を経てペレット状のトレー原料を製造している。 また、洗浄に使う水も浄化して繰り返し使うなど徹底している。
 工場見学が行われており、見学時間は約1時間30分。事前の申し込みが必要。1見学団体当たり最大120人まで対応する。
 結城郡八千代町平塚4448。エフピコ関東リサイクル工場の地図
エフピコ関東リサイクル工場
エフピコ関東リサイクル工場

境町

利根渡良瀬自転車道茨城のサイクリングロードへ。
さかいの水辺
 水上交通の要衝として栄えた境河岸を復元、水に親しむ観光拠点として整備されている。 茨城百景記念公園、常夜塔、高瀬舟「さかい丸」、川の一里塚、桜づつみなどがある。夏には花火大会などのイベントが行われる。
 高瀬舟「さかい丸」は、境河岸が栄えていた当時運航されていた荷物運搬用の舟を再現したもので、現在は関宿閘門など境の渡しを周遊している。 運航は、金、土、日曜日が午前10時30分、午後1時、午後2時30分の通常運航、火、水、木曜日が予約貸切。乗船料金は大人1000円、子供500円(6歳以上12歳以下)。 毎週月曜日は運休。通年運航だが、水位が低い場合など運休となる。
 猿島郡境町。茨城百景記念公園の地図
境河岸 川の一里塚
復元された境河岸(左)、利根川堤防上の川の一里塚(右)
道の駅さかい
 国道354号と茨城県道17号結城野田線の立体交差点にある。江戸時代に栄えた河岸をイメージした蔵造り風の建物が特徴。 無料休憩所、情報コーナー、軽食喫茶コーナー、特産品販売所などがある。
 猿島郡境町1341−1。道の駅さかいの地図
道の駅さかい
蔵をかたどった外観が特徴の道の駅さかい
利根川大花火大会
 7月中旬、境町の利根川河川敷を会場に開催される花火大会。茨城県内でシーズン最初に行われる本格的な花火大会。 2万発以上の花火が打ち上げられる。
 旧さかふるさと祭り花火大会。祭りのフィナーレとして約3000発の花火が打ち上げられていた。 2015(平成27)年、境町合併60周年を記念して規模を拡大、11000発が打ち上げられた。 翌年の2016(平成28)年には15000発、そして2017(平成29)年には圏央道開通記念として名称を利根川大花火大会に変更、 打ち上げも20800発と2万発越えとなっている。 加えて3大花火師の競演をメインに打ち出している。 これは、茨城の誇る花火師、山崎煙火製造所と野村花火工業、それに全国的著名な長野県の紅屋青木煙火店の花火が競演する。
利根川大花火大会
利根川大花火大会。筑波山から=望遠レンズ使用
さかい河岸レストラン茶蔵
 さかい河岸レストラン茶蔵は、豊かな食とモダンな空間で人と町を結ぶ施設。 日本で初めて海外に茶を輸出したことで知られる「さしま茶」をテーマにしている。 1階は地産地消型のビュッフェレストラン、2階には猿島茶サロンと鉄板焼き専門店。
 建物は新しい国立競技場を設計したことで知られる建築家の隈研吾氏による。 茨城県産材の杉を用いて茶を育てるプランターをイメージしたデザイン。 隣接する道の駅へと連携し、蔵が並んでいたころの町並みのリズムも表現している。
 猿島郡境町2341−1。さかい河岸レストラン茶蔵の地図
さかい河岸レストラン茶蔵
さかい河岸レストラン茶蔵
S‐gallary 粛粲寶美術館
 S‐gallary 粛粲寶(しゅくさんぼう)美術館は、芸術に触れることのできる文化振興の拠点、 地域の活性化を目的に、2020(令和2)年8月26日開館した。建物の設計は建築家の隈研吾氏。
 粛粲寶は、新潟出身で本名は水島太一郎。いずれの会派にも属さず、その独自の創作活動から「孤高の画家」と呼ばれた。 晩年、唯一の弟子である中山正男氏の地元である境町に移り住み、1989(平成元)年から亡くなる1994(平成6)年3月まで過ごした。
 開館時間は午前10時〜午後5時(入館は午後4時30分まで)。月曜日、火曜日休館(祝日の場合は翌日)。 入館料は330円(18歳未満は無料)。
 猿島郡境町1455−1。S‐gallary 粛粲寶美術館の地図
Sgallary
S‐gallary 粛粲寶美術館
モンテネグロ会館
 地域の国際交流施設で、幕末の黒船来航にまでつながるアルゼンチンとの交流を物語る施設。 建設から80年以上が経過したため老朽化により、建築家の隈研吾氏の設計で改築された。 2020(令和2)年9月16日完成した。
 境町とアルゼンチンの縁は、1853(嘉永6)年の黒船来航時、 境町出身の関宿藩士・野本作次郎が黒船のアルゼンチン人船員の世話をしたという。 1937(昭和12)年、船員の孫で、当時のアルゼンチン、モンテネグロ駐日臨時代理公使が会館建設の資金援助した。 以降、地域の集会所などとして活用されていた。今回の改築に当たり旧会館の瓦や柱、梁などの一部を再利用した。
 完成した会館は、木造平屋建て、施設内には、アルゼンチンとの交流の歴史が紹介されているほか、 地元の「さしま茶」を味わえるカフェ「Chabaco(ちゃばこ)」が設けられた。 Chabacoは、2020(令和2)年9月16日移転オープン。 営業時間は午前10時〜午後4時、日月曜日定休。
 猿島郡境町上小橋446−4。モンテネグロ会館の地図
モンテネグロ会館
モンテネグロ会館
S‐ブランド
 S‐ブランドは、世界的な建築家の隈研吾氏が設計した干し芋カフェ「HOSHIIMONO 100 Cafe」。 2021(令和3)年5月27日オープン。
 建物は木造2階建て、敷地面積約180平方m、延べ床面積約106平方m。 外観には、茨城県産材の杉を使って干し芋の繊維をイメージしたデザインとした。
 猿島郡境町。S‐ブランドの地図
Sブランド
S‐ブランド
S‐wave
 S‐waveは、全国に4ヶ所しかない人工サーフィン施設。2023(令和5)年1月4日オープン、同年4月28日グランドオープンした。 本格的なサーフィン体験ができる施設で、プールの大きさは9m×20mある。安全かつ安定した波が特徴。初級、中級、上級の各コースが設定され、 技量に応じた波で上達も早いという。
 猿島郡境町西泉田1230−1。S‐waveの地図
S‐wave
S‐wave外観
自動運転バス
 全国の自治体で初めてレベル2の自動運転バスの定時運行が行われている。 現在、町の中心部の主要施設を結ぶ路線と高速バスターミナルと町中心部を結ぶ2路線で 年中無休で運行されている。運賃は全線無料。 運行費用は補助金とふるさと納税で賄われ、町の持ち出しは無い。
 同町の自動運転バスは、鉄道がないなど公共交通が脆弱な面を補う救世主として導入された。 事は、2019(令和元)年11月末に自動運転バスの記事がネットに載ったことに始まる。 翌月には早速、記事の自動運転バスのトップと会談、自動運転バス3台導入、5年間運行を決め、 2020(令和2)年1月9日には、町議会で予算が承認された。 同年11月25日から町中心部の主要施設を結ぶ第1ルートで運行開始、 2021(令和3)年8月2日には、高速バスターミナルと町中心部を結ぶ第2ルートの運行を開始、 合わせて、土日の運行を始めた。
 使用しているバスは、フランスのNAVYA社製の「NAVYA ARMA(ナビヤ アルマ)」、 乗客定員は10人。1日18便、停留所数は17ヶ所、運行時間は午前7時40分から午後4時まで。 2023(令和5)年11月28、レベル4の運行が可能な自動運転バス「MiCa」を導入した。 同年12月から翌2024(令和6)年1月にかけて公道走行実験(レベル2運行)を行った。 同年2月中旬から定時運行に導入される。
自動運転バス
自動運転バス
境町歴史民俗資料館
 境町は江戸時代、利根川東遷事業によって開削された利根川河畔の河岸の町として繁栄した。また日光東街道の宿場町でもあった。 これらの時代の人々の生活の様子や平将門の時代の染谷川の戦い、北条氏の出城だった長井戸城、「さしま茶」の歴史、 縄文、弥生、古墳時代の考古資料などが展示されている。
 開館時間は午前9時から午後4時30分(最終入館は午後4時)。月曜日(祝日の時はその翌日)及び祝日休館。入館料は無料。
 猿島郡境町西泉田。境町歴史民俗資料館の地図
境町歴史民俗資料館
境町歴史民俗資料館
さくらの森パーク
 パーク内には多くの牡丹桜があるほか、パークのシンボルとなっている展望台からは延長61mと27mのローラースライダーが設置されている。
 猿島郡境町長井戸2874。さくらの森パークの地図
さくらの森パーク展望台 さくらの森パーク広場
さくらの森パーク展望台(左)、広場(右)
さくらの森パークの桜
 約420本の牡丹桜が植えられている。
さくらの森パーク桜
展望台から見た公園内の桜
ふれあいの里
 子供からお年寄りまで、みんなが利用でき、ふれあえる空間として、公園機能と生涯学習の機能が一緒になった公園。 グラウンドゴルフ場、ゲートボール場、屋外ステージなどがある。また、桜堤がある。
 猿島郡境町。ふれあいの里の地図
ふれあいの里門 ふれあいの里エントランス
ふれあいの里長屋門(左)、エントランス(右)
ふれあいの里の桜
 ふれあいの里の周囲にある土手に植えられた桜。
ふれあいの里の桜
ふれあいの里の桜
妙安寺
 一谷山代法院妙安寺。浄土真宗大谷派の寺。親鸞聖人二十四輩第6番。 1232(貞永元)年の創建。二十四輩の成然上人が最初に建立した寺。成然上人は中村頼国という公家。 1214(健保2)年、配流となり、同地の豪族のもとに身を寄せていたという。 親鸞聖人とは、従弟だったといい、稲田にいた聖人を度々訪ね、教えを受けて弟子になったという。
 猿島郡境町一の谷498。妙安寺の地図
妙安寺本堂 妙安寺山門
妙安寺本堂(左)、山門(右)
吉祥院
 亀形山。真言宗豊山派の寺。本尊は不動明王。1343(興国4)年、鎌倉から移転した。本堂は1834(天保3)年の建立。 同院に伝わる礼盤(らいばん)は、江戸時代、江戸幕府3代将軍・徳川家光公が筑波山知足院中禅寺に寄進したもので、明治の廃仏毀釈の際、譲り受けたものとされる。 猿島阪東三十三観音霊場第3番札所。
 猿島郡境町新吉町974。吉祥院の地図
吉祥院本堂 吉祥院山門
吉祥院本堂(左)、吉祥院山門(右)
境香取神社
 旧境町地区(現在の境町に合併する以前の境町の範囲)の夏祭りは同神社の祭礼。同神社の神輿が旧境町地区を渡御する。 なお境内には、浅間神社、天満宮、弁財天など多くの境内社が祀られている。
 御朱印、限定御朱印、オリジナル御朱印帳有。紹介しているもの以外に多数有。 御朱印については御朱印・神社参照。
 猿島郡境町。境香取神社の地図
境香取神社
境香取神社拝殿
境香取神社本殿 境香取神社舞殿
境香取神社本殿(左)、舞殿(右)
境香取神社御朱印 境香取神社御朱印 境香取神社御朱印
境香取神社御朱印(左)、同じく同神社の狛犬をデザインしたオリジナル御朱印帳表紙(中)、 同じく同神社の枝垂桜がデザインされた裏表紙(右)
境香取神社の祭礼
 境香取神社境内にあるの摂末社、境八坂神社の例大祭。八坂神社の社殿を兼ねる神輿が地域を渡御する。 7月15日が神幸祭で神輿渡御祭を実施、1週間ほどの夏祭り期間を経て還幸祭の神輿渡御祭が執り行われる。 還幸祭は同日「さかいふるさと祭り」を開催、地域の道路が歩行者天国となり各種イベントなどが実施される中を神輿が渡御する。
境八坂神社神輿
神社から出御する神輿
境香取神社の枝垂桜
 社殿に向かって左側の庭園にある枝垂桜。
境香取神社桜
境香取神社境内にある枝垂桜
境香取神社桜夜
夜ライトアップされた枝垂桜
境の桜並木
 境町の境地区、宮本町から住吉町にかけてある桜並木。 長井戸沼の堤防の跡。正徳年間(1711〜16年)のころ、境町箱島家初代、忠右衛門が高さ3尺(約90cm)の「掻き上げ土堤」を 築いたのが始まりという。近くに天神様があり「天神堤」と呼ばれたという。1870(明治3)年には、小林勝蔵が資材を投じて、 1898(明治31)年には町費で修繕された記録が残る。 桜並木は、1917(大正6)年、当時の高尾直次郎町長の発案で町民1人1株の寄付を募って堤の両側に植樹したもの。 西に長井戸沼、遠くに富士山が望め、景勝の地として桜の名所だったとされる。 1978(昭和53)年、町の都市計画により堤防は取り払われ、住宅地となった。 現在の桜は、当時を偲び改めて植栽されたもの。
 猿島郡境町。境の桜並木の地図
境桜並木
境の桜並木
利根川堤の桜並木
 利根川の堤防上、サイクリングロードの両側、延長約100mに渡ってある桜並木。
 猿島郡境町。利根川堤の桜並木の地図
利根川桜並木
利根川堤の桜並木
富士山と関宿城
 旧境河岸付近の利根川堤防上からは、千葉県野田市にある千葉県立関宿城博物館と富士山が一緒に見えるポイントとして知られる。 富士山と城、そして河川が一緒に見られる場所として「関東の富士見百景」に、利根川境河岸付近堤防として選ばれている。
 猿島郡境町。関東の富士見百景利根川境河岸付近堤防の地図
富士山と関宿城
富士山と関宿城
塚崎の獅子舞
 毎年4月15日、7月15日、11月15日に行われる塚崎地区の香取神社=下記参照=祭礼で五穀豊穣や天下泰平などを祈願し奉納される獅子舞。 歴史は古く平安時代から伝えられているとされる。もともとは、現在は香取神社に合祀された八龍神社の祭礼で舞われていたという。茨城県指定無形民俗文化財。
 獅子舞の獅子は「男獅子」「女獅子」「中獅子」からなり、演目は「はねこみ」「せきもんどり」「天水こぼし」「ぶっちらかし」など10種類ある。 なかでも雨乞いの舞である「天水こぼし」は、江戸時代の文化年間(1804〜17年)に起きた大干ばつで、関宿城主久世大和守の依頼で舞い、大雨を降らせたという 伝説が残る。
 祭礼での獅子舞は神社の境内で、午後2時からおよそ1時間程度。地元の小学生たちの舞、続いて中学生たちによる舞、そして最後に大人による舞が奉納される。 舞が終わると参詣者が競い合って獅子に近づき獅子の衣装の「風かけ」の中に頭を入れる。無病息災などに御利益があるという。
 猿島郡境町塚崎2876。香取神社・塚崎の地図
塚崎獅子舞
塚崎の獅子舞
香取神社 塚崎
 塚崎香取神社。創建は1585(天正13)年頃とされる。別の場所にあったが、 1690(元禄3)年、経津主命を主祭神に、品陀別命、宇迦之御魂命、美津波之売命を相殿に迎え、現在地に移った。 拝殿は2018(平成30)年の再建。茨城県指定無形民俗文化財の塚崎の獅子舞=上記参照=は同神社に伝わる。 境内社として天神社がある。
 御朱印有。御朱印については御朱印・神社参照。
 猿島郡境町塚崎2876。香取神社・塚崎の地図
香取神社塚崎拝殿 香取神社塚崎御朱印
香取神社拝殿(左)、御朱印(右)
香取神社塚崎本殿 香取神社塚崎天神
香取神社本殿(左)、境内社の天神社(右)
伏木香取神社 ふせぎかとりじんじゃ
 創建は後醍醐天皇の時代(1318〜39年)、香取神宮の分霊を当時の伏木村大木に迎える。 1383(永徳3)年、現在地に遷座。1662(寛文2)年社殿を再興。1708(宝永4)年、本殿を造営する。 1936(昭和10)年本殿、拝殿を改築した。境内社殿に向かって左手前に八坂神社、浅間神社がある。いずれも7月にそれぞれ「天王祭」「初山詣」の祭礼が行われる。
 御朱印有。御朱印については御朱印・神社参照。
 猿島郡境町伏木1。伏木香取神社の地図
伏木香取神社 伏木香取神社御朱印
伏木香取神社社殿(左)、御朱印(右)
大照院
 教王山神護寺。真言宗豊山派の寺。平安時代の1320(元応2)年、天台宗の名僧・恵心僧都が菅原道真公を鎮守として 祀ったのが始まりとされる。その後、真言宗となる。 江戸時代には60の末寺をようするこの地方屈指の大寺だったという。
 金剛力士像は、阿形像、吽形像の2体、木造で像高210cmの寄木造。室町時代から江戸時代ごろに造られたもので、 かつては同寺にあった仁王門に安置されていた。1897(明治30)年の暴風により山門が倒壊、その後は本堂に安置されている。 同じく同寺に伝わる絵画、紙本着色菅原道真公坐像は、同じく室町時代から江戸時代の作品とみられる。 道真公が学問の神として定着する以前の天神像で縄座天神、縄敷天神と呼ばれる。 また、この坐像に酒を供えると顔が紅潮するという伝説があり、別名「御神酒天神」。 金剛力士像、菅原道真公坐像ともに境町指定文化財。
 猿島郡境町伏木2153。大照院の地図
大照院
大照院
大照院の紅葉
 大きな銀杏はじめ、参道の楓などきれいに紅葉する。
大照院銀杏 大照院紅葉
大照院の銀杏の紅葉(左)、参道の楓の紅葉(右)
実台寺
 法清山実台寺。日蓮宗。1431(永享3)年、現在の野田市(旧関宿町台町)で創建。 1894(明治27)年現在地に移った。境内、本堂手前に鬼子母尊神堂がある。
 猿島郡境町住吉町2102。実台寺の地図
実台寺本堂 実台寺門
実台寺本堂(左)、実台寺山門(右)
実台寺の銀杏
 山門脇と鬼子母神堂手前に銀杏がある。
実台寺銀杏
実台寺の銀杏
西光寺
 虚空山歓喜院西光寺。浄土宗。 創建は1315(正和4)年。境内に虚空蔵堂がある。 かつて「匂い桜」が境内にあり、開花時期には数日前から芳香したと伝えられる。 寺宝の「久世広之の書跡」は当時の関宿城主久世大和守広之が同寺を訪れこの匂い桜のことを書いたもの。 境町指定文化財。
 猿島郡境町西泉田685。西光寺の地図
西光寺本堂
西光寺本堂
西光寺虚空蔵堂 西光寺門
西光寺境内の虚空蔵堂(左)、西光寺の山門(右)
西光寺の銀杏
 本堂前に大きな銀杏がある。
西光寺銀杏
西光寺の銀杏

五霞町

利根渡良瀬自転車道茨城のサイクリングロードへ。
道の駅ごか
 国道4号バイパス沿いにある。レストラン「華こぶし」(営業時間午前11時〜午後6時)、 ファーストフードコーナー(同午前9時〜午後6時)、農産物直売所「わだい万菜」(同午前9時〜午後7時)、 茨城物産品販売所(同午前9時〜午後7時)などがある。駐車場やトイレは24時間利用可能。
 猿島郡五霞町ごかみらい13−3(幸主18−1)。道の駅ごかの地図
道の駅ごか
道の駅ごか
ヤクルト本社茨城工場
 茨城工場は、茨城、埼玉、千葉3県で販売するヤクルトを中心に製造している。 日産92万本(9ライン)。現在は新ビフィズス菌「B.ビフィダムBF−1株」が入った胃にやさしいビフィズス菌飲料 「BF−1」の生産を全国の工場で唯一、ここで生産している。工場の敷地面積は、44,800平方m。
 工場は、1968(昭和43)年10月、茨城、埼玉、千葉3県下の6工場を集約し新設した。
 工場見学は、茨城工場だけで生産している「BF−1」の製造過程を見ることができる。 見学には、見学希望1週間前までに申し込みが必要。個人でも団体でも可能。
 猿島郡五霞町川妻1232−2。ヤクルト本社茨城工場の地図
ヤクルト本社茨城工場
ヤクルト本社茨城工場
キユーピー五霞工場
 五霞工場は、同社の主力工場のひとつ。マヨネーズ、ドレッシングを製造している。
 オープンキッチン(工場見学)を行っている。見学は無料だが申し込みが必要(2ヶ月前の希望日同日から)。 見学開始時間は午前9時20分、午前10時30分、午後1時30分。約1時間30分。マヨネーズ、ドレッシングの製造工程が見られる。 試食会も実施。
 猿島郡五霞町小手指1800。キユーピー五霞工場の地図
キユーピー五霞工場
キユーピー五霞工場
東昌寺
 六国山。曹洞宗。1439(永享11)年の創建とされる。足利氏の家臣で関宿城を築いた梁田氏の菩提寺として下野国(現在の栃木県野木町)建立された。 1575(天正4)年に五霞町内に移り、その後、火災で本堂を焼失したため現在地に移転した。 楼門形式の山門が特徴。梵鐘は、元亨年間(1321年ごろと推定)に下野国の鋳物師・大工甲斐権守卜部助光が制作したものとされる。 1968(昭和43)年に茨城県指定文化財。 茨城百八地蔵尊霊場第49番札所。霊場の詳細は茨城百八地蔵尊霊場へ。
 猿島郡五霞町山王山827−1。東昌寺の地図
東昌寺山門 東昌寺
東昌寺山門(左)、東昌寺参道入口(右)
隆岩寺
 嘲雲山超越院隆岩寺。浄土宗の寺。本尊は阿弥陀如来。1584(天正12)年、栗橋城主・小笠原秀政の開基。 大蓮社築誉上人の開山により義父徳川信康の菩提のため建立。 茨城百八地蔵尊霊場第48番札所。霊場の詳細は茨城百八地蔵尊霊場へ。
 猿島郡五霞町元栗橋1200。隆岩寺の地図
隆岩寺本堂
隆岩寺本堂
隆岩寺門 隆岩寺鐘
隆岩寺山門(左)、鐘楼(右)
隆岩寺の桜
 山門脇に大きな桜が2本ある。
隆岩寺桜
隆岩寺山門脇の桜
実相院
 宝篋山。真言宗豊山派の寺。727(神亀3)年の行基菩薩が創建と伝わる古刹。本尊は千手観音で、安産育児に御利益があるとして信仰を集めている。 葛飾坂東観音霊場第1番札所。12年に1度、午年の観音御開帳には1番札所として多くの人で賑わう。 詳細は葛飾坂東観音霊場へ。
 猿島郡五霞町元栗橋。実相院の地図
実相院
実相院
実相院の桜
 境内に多くの桜がある。
実相院桜
実相院の桜
大福田天満宮
 祭神は菅原道真公。旧村社。1739(元文3)年の建立と伝わる。 向かって左に大杉神社、向かって右に浅間神社が祀られている。
 猿島郡五霞町大福田。大福田天満宮の地図
大福田天満宮 大福田天満宮鳥居
大福田天満宮(左)、鳥居(右)
大福田天満宮大杉神社 大福田天満宮浅間神社
大杉神社(左)、浅間神社(右)
江川天満宮
 祭神は菅原道真公。創建年代不詳。正面の石鳥居に「天保15(1844)年6月」の銘があることから、1800年以前の建立と考えられる。 境内に天神池がある。
 猿島郡五霞町江川1618。江川天満宮の地図
江川天満宮
江川天満宮社殿
江川天満宮鳥居 江川天満宮天神池
江川天満宮鳥居(左)、天神池(右)
江川天満宮の桜
 境内に多くの桜がある。
江川天満宮桜
江川天満宮の桜
川妻一色神社
 祭神は一色次郎輝季(てるすえ)。武州幸手城主・一色直朝の次男で、輝季は、1620(元和6)年、利根川氾濫による飢民を助けるため、 御用米を奪い取り村人に施した。しかし、下総関宿城主によって捕らえられ刑死した。 村人らは輝季の遺徳ををしのび遺体を杉の根元に葬り、明治時代になってから社が建立された。今でも一色様として信仰されている。
 2021(令和3)年11月21日、祭神である一色次郎輝季の没後「四百年祭」が執り行われた。 祭礼は三百年祭が行われて以来、100年ぶりという。境内には「四百年祭記念碑」が建立された。
 猿島郡五霞町川妻。川妻一色神社の地図
川妻一色神社 川妻一色神社
川妻一色神社(左)、(右)
幸主名馬尊
 宇治川の戦いで先陣を勝ち取った佐々木四郎高綱の愛馬、池月(いけずき)が祀られている。 1180(治承4)年、源頼朝は若い武将2人の求めに応じて、佐々木四郎高綱(ささきしろうたかつな)に池月を、 梶原源太景季(かじわらげんたかげすえ)に麿墨(するなみ)を与えた。2人はこの名馬に乗って宇治川の戦いで先陣を争ったとされる。 その後高綱は奥州で戦い、帰路の途中、この地で愛馬の池月を亡くし、冥福を祈って墓碑を建立したとされる。 その後、村人によって名馬尊として祀られ、江戸時代になると多くの参拝者でにぎわったという。 今でも「名馬さま」として近隣の信仰を集めている。境内には薬師堂も建立されている。
 猿島郡五霞町幸主。幸主名馬尊の地図
幸主名馬尊
幸主名馬尊
幸主名馬尊薬師堂 幸主名馬尊全景
幸主名馬尊脇にある薬師堂(左)、全景、左が名馬尊、右が薬師堂(右)
香取神社 元栗橋
 祭神は経津主命。旧村社。創建は不詳ながら、1725(享保10)年、正一位、1833(天保4)年、 香取大神宮の号を授けられる。拝殿向かって左側に稲荷社、同じく右側に三峯社を祀る境内社がある。 長い参道がある。
 猿島郡五霞町元栗橋184。香取神社・元栗橋の地図
元栗橋香取神社拝殿
元栗橋香取神社の拝殿
元栗橋香取神社本殿 元栗橋香取神社鳥居
元栗橋香取神社の本殿(左)、同じく鳥居、長い参道がある(右)
香取神社 川妻
 祭神は経津主命。旧村社。創建不詳ながら、鳥居前の狛犬は1851(嘉永4)年の奉納。 かつては「甘酒祭」が行われていたという。
 猿島郡五霞町川妻116。香取神社・川妻の地図
川妻香取神社拝殿
川妻香取神社の拝殿
川妻香取神社本殿 川妻香取神社鳥居
川妻香取神社の本殿(左)、同じく鳥居(右)
香取神社 小手指
 祭神は経津主命。旧村社。創建は1713(正徳3)年11月。1744(延享元)年、香取大神の神像が奉納されている。 境内社に八坂神社がある。
 猿島郡五霞町小手指75。香取神社・小手指の地図
小手指香取神社 小手指香取神社鳥居
小手指香取神社の社殿(左)、同じく鳥居(右)
小手指香取神社の桜
 参道を中心に桜がある。
小手指香取神社桜
小手指香取神社の参道を覆う桜
日吉神社 山王
 創建不詳。旧村社。
 猿島郡五霞町山王289。日吉神社・山王の地図
山王日吉神社本殿
山王日吉神社の本殿
山王日吉神社拝殿 山王日吉神社鳥居
山王日吉神社の拝殿(左)、同じく鳥居(右)
山王日吉神社の桜
 参道を中心に桜がある。
山王日吉神社桜
山王日吉神社の桜
観音寺 山王
 大士山観音寺。真言宗豊山派。山王観音寺。葛飾坂東観音霊場第2番札所。 12年に1度、午年の観音御開帳には札所として多くの人で賑わう。 詳細は葛飾坂東観音霊場へ。
 猿島郡五霞町山王290−2。山王観音寺の地図
山王観音寺
山王観音寺
三嶋神社 元栗橋
 祭神は大山祇命。由緒は不詳だが、江戸時代の朱印が残っている。1924(大正13)年3月、村内の大杉神社を合併。 境内が農村公園になっており、全体に桜がある。
 猿島郡五霞町元栗橋1404。三嶋神社・元栗橋の地図
元栗橋三嶋神社
元栗橋三嶋神社
元栗橋三嶋神社鳥居 元栗橋三嶋神社全景
小手指香取神社の鳥居(左)、同じく横から見た全景(右)
元栗橋三嶋神社の桜
 境内全体に桜がある。
元栗橋三嶋神社桜
元栗橋三嶋神社の桜
穴薬師古墳
 直径約30m、高さ約4m、周囲に幅約5mの堀がある円墳。南東に開口部がある横穴式石室。茨城県指定文化財。
 猿島郡五霞町。穴薬師古墳の地図
穴薬師古墳
穴薬師古墳
権現堂調整池
 五霞町と埼玉県幸手市の間にある調整池。行幸湖(みゆきこ)。 埼玉県が管理している。調整池の周囲は遊歩道があり桜並木となっている。 調整池の南側にある権現堂堤とともに、春には桜の名所として知られる=下記参照。
 猿島郡五霞町元栗橋。権現堂調整池の地図
権現堂調整池
権現堂調整池
行幸湖桜並木
 権現堂調整池の周囲にある遊歩道の桜並木。埼玉県側に比べると距離は短いが、遜色のない桜並木がある。
 猿島郡五霞町元栗橋。行幸湖桜並木の地図
行幸湖桜並木
行幸湖の桜並木
童夢公園 どうむこうえん
 権現堂調整池(行幸湖)に隣接してある公園。大型遊具と広々とした芝生広場が特徴。 また、四季折々の花を楽しめる。隣接する行幸湖の遊歩道は「いばらきヘルスロード」に指定されており、 ウオーキングの拠点としても利用されている。トイレ、無料駐車場有。
 猿島郡五霞町元栗橋7418。童夢公園の地図
童夢公園
広々とした童夢公園の芝生広場
ストリートスポーツパークゴカ
 「STREET SPORTS PARK GOKA」。道の駅ごかに隣接してあり、通常は水が無い調整池の底面を活用、 その名の通りストリートスポーツに特化した公園。 3人制バスケットボールエリア、スケートボードエリア、そして日本スラックライン連盟公認のスラックラインエリアからなる。 2020(令和2)年12月20日オープン。開放時間は午前9時30分から午後5時45分(11月から2月は午後4時まで)。
 猿島郡五霞町ごかみらい10−1。ストリートスポーツパークゴカの地図
ストリートスポーツパークゴカ
ストリートスポーツパーク
ラジコンパークGoka
 ラジコンカー専用コース。簡単なレイアウトの「初心者コース」、4つのジャンプ台が設置された「オフロードカー用コース」、 ドリフトが楽しめるようにした「ドリフトコース」、複雑なコースでタイムを競う「オンロードコース」の4コースが設けられている。 2023(令和5)年4月18日から一般開放。
 開放時間は午前9時30分〜午後5時(10月〜2月は午後4時まで)。雨天の場合は開放しない。当面の間、入場料無料。
 猿島郡五霞町ごかみらい10−1。ラジコンパークGokaの地図
ラジコンパークGoka
ラジコンパークGoka
ごかみずべ公園
 五霞の原風景でもある低湿地のため池を中心とした公園。都市と農村の交流の場、環境教育の場、地域の憩いの場として造られた。 2011(平成23)年7月24日オープン。総面積は約2.4ha。多目的広場約3000平方m、植生広場約7000平方m。
 猿島郡五霞町江川3166。ごかみずべ公園の地図
ごかみずべ公園ため池 ごかみずべ公園多目的広場
ごかみずべ公園内のため池(左)、同じく多目的広場(右)
利根川レクリエーション公園
 利根川の堤防上に整備された公園。四阿があり、利根川と江戸川の分流が近くにある。公園全体に桜がある。
 猿島郡五霞町元栗橋。利根川レクリエーション公園の地図
利根川レクリエーション公園
利根川レクリエーション公園
利根川レクリエーション公園の桜
 公園全体に桜がある。
利根川レクリエーション公園桜
利根川レクリエーション公園の桜
五霞落川の桜並木
 山王地区の水田の中を流れる川沿いにある。
 猿島郡五霞町山王。五霞落川の地図
五霞落川桜並木
五霞落川の桜並木
五霞のひまわり
 約3000平方mの畑に約15000本のひまわりが咲く。 2020(令和2)年から地元農家らでつくるボランティア団体が育てている。
 猿島郡五霞町小手指。ひまわり畑の地図
ひまわり畑
畑一面に咲くひまわり
中の島公園
 江戸川が利根川から分岐する場所にある公園。 江戸川には関宿水閘門、関宿水門がある。公園は閘門の完成に伴い1927(昭和2)年、造られた。 公園へは徒歩で江戸川を渡る。大こぶしの開花時期(3月下旬〜4月上旬)には、臨時駐車場も設けられる。 近くには千葉県立関宿城博物館があり、博物館側からも訪れることが出来る。
 中の島公園は、国土交通省が2002(平成14)年に実施した川の通信簿で4つ星の高い評価を得ている。 園内には桜や松などが植えられているほか、周囲に高い建物がないため、見晴らしがよく、晴れた日には筑波山も望める。
 関宿水閘門と関宿水門は、利根川から分かれた江戸川の最上流部にある。1910(明治43)年の利根川の洪水を教訓に実施された大改修の一環で、江戸川の水量調節と船の安全な通過を目的に作られた。 1918(大正7)年に着工し、1927(昭和2)年に完成した。当時は煉瓦造りからコンクリート造りへ変わる時代で、コンクリート製初期の建造物として貴重という。 水門は8ゲートあり、当時ゲートはディ−ゼルエンジンで開閉されていた。閘門は、幅約10m、長さ約100mある。 また、公園内には総武鉄道(当時=現在のJR総武本線)の江戸川橋梁の一部が保存されている。 同じく棒出しの石は、水閘門が出来る前、江戸川の両岸からせり出して設置されていた棒出しと呼ばれる堤防に使われていた石。 棒出しは、水量を一定に保つことができ、河川交通の上で、大きな役割を果たしたという。 この石は、栃木県の岩船町から産出した角石。1929(昭和4)年、水閘門の工事により撤去された。
 大こぶしで知られていた。関東最大級、最長寿(樹高約13m、幹回り約3.7m、推定樹齢100年)と言われたが、 老齢などから樹勢の衰えが見られ、樹木医などにより回復のための保全策を実施していたが、予想以上に枯死範囲が広く 倒壊の恐れが高いことが判明したため、2021(令和3)年1月18日、撤去された。 2021(令和3)年3月、新たなこぶしの苗木が植樹されている。
 猿島郡五霞町山王。中の島公園の地図
こぶし
中の島公園のシンボルとなっていた大こぶし、現在は枯死したため撤去された
関宿水門 関宿閘門
関宿水門(左)、関宿閘門(右)
江戸川橋梁 棒出しの石
江戸川橋梁(左)、棒出しの石(右)
中の島公園の桜
 菜の花との競演が見られる。
中の島公園桜
中の島公園の桜
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