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鹿島神宮祭頭祭

 祭頭祭は、毎年3月9日に開催される鹿島神宮の祭礼。「春を訪れを告げる祭」とされる。 「出陣の神事」「凱旋の神事(祭頭囃し)」「卜定の神事(春季祭)」からなる。 以前は3月9日に3神事全て執り行われていたが2020(令和2)年から凱旋及び卜定の神事は3月9日以降の最初の土曜日、 3月9日が土日の場合は同日行うように変更になった。 鹿島神宮の氏子地域から当番町として選ばれた2郷(2町)が参加する。神宮の南側の大字を南郷といい左方、北側の大字を北郷といい右方として選ばれる。 各郷総勢200人から400人が囃子人として色鮮やかな衣装に身を包み練り歩く。 国選択無形民俗文化財。
 当番町に選ばれた地区は、1年間地元の鎮守様の社に鹿島神宮の御分霊を 迎え入れて祀る。祭事事務所の設立、鹿島神宮に奉納する大豊竹を選定する。 また、大総督(新発意=郷の代表として選ばれる5歳前後の男児)を選ぶ。 加えて祭頭囃しの練習など、一年がかりで行う。
 9日午前10時から当番町2郷の大総督を始め祭事委員の役員たちが神宮に昇殿し祭頭祭の神事が行われる。鹿島神宮の大前に五穀の豊穣と国家及び皇室の弥栄が祈られる。大総督と祭事委員長は当番地区を代表して鹿島の大神に玉串を捧げる。 祭頭祭の華ともいえる祭頭囃しは、9日が土日の場合は引き続き、 平日の場合は、9日以降の最も早い土曜日に、いずれも正午から各郷が出陣式を行い、 ほら貝や太鼓が鳴らされる中、大総督の命令の元、祭頭囃しの行列がスタート。 「イヤートホヨトホヤァー」の祭頭歌に合わせて独特の派手な衣装を身に着けた囃人が10数人のグループとなり輪になって 6尺(約180cm)の樫棒を突き合わせては解きながら、鹿島神宮の参道などを練り歩く。 最後は神宮の境内に囃し込み、拝殿前で一斉囃しが行われる。
 午後6時からは春季祭。来年の当番町を神占(占いの一種)で決める神事。 また、奉納された大豊竹と万灯を壊し、竹はささらになるまで割られ、万灯は粉々に壊される。 竹を細かく割り増やすことは、稲が株別れし大きくなっていく様子を表してるともいい、五穀豊穣を祈願する。 これは秋季に行われる提灯まちと対をなす神事で、竹に提灯をたくさんつけることは稲穂の実りを表現しているとされる。
 拝殿内では神占が行われ、来年の祭頭祭南北の奉仕郷を決定する。 神占は占紙2枚に候補の字名が書かれておりその上で小麻を揺らし先に付着した占紙の字が翌年の奉仕字になるという。 決まり次第神職によって発表される。 当番町は、神宮の南側の大字を南郷といい左方、 北側の大字を北郷といい右方として選ばれる。
 祭頭祭の歴史は古く、その起源は奈良時代の天武天皇の時代から、あるいは平安時代からと諸説ある。 文献で最も古い記述は建仁4年(1204年)のものという。少なくとも800年以上の歴史がある。 現在は女性や子供の参加し祭りに華を添えているが、昭和40年代頃までは、男性しか祭りへの参加が許されていなかった。
 東日本大震災の影響で2012(平成24)年には中止の危機があったが、中止にしてはならないとの声が上がり、 参加者を公募して行った。なお上記の通り、2020(令和2)年から日程変更が行われたが、同年は、コロナ禍により翌年へ延期。 2021(令和3)年は、同じくコロナ禍により人が密になるのを避けるためあえて平日の3月9日に戻して祭頭囃しを実施した。 さらに2022(令和4)年は同じく密を避けるため、左方が3月12日、右方が4月2日の分散開催となった。 春季祭も特例で3月9日の神事後に卜定のみ実施、それ以外は4月2日に実施した。2023(令和5)年から当初予定の日程で行われている。
アクセス
 公共交通機関はJR鹿島線「鹿島神宮駅」下車、徒歩10分。 東京駅からは高速バス「かしま号」で「鹿島神宮停留所」。 自動車は東関東自動車道「潮来IC」から一般道約20分。
駐車場
 鹿嶋市営宮中地区駐車場有(平日は無料だが土日祝、初詣時期、祭礼がある場合は有料、普通車は土日祝500円、年末年始800円)。そのほか鹿島神宮周辺に有料駐車場有。 なお、鹿島神宮第1駐車場及び第2駐車場は祭礼の会場となるため駐車不可。
 鹿嶋市宮中1−13。鹿嶋市営宮中地区駐車場の地図

令和八年祭頭祭左方大頭平井郷右方大頭浜津賀郷

 2026(令和8)年3月14日(土)に行われた祭頭囃し、春季祭を紹介。 祭頭囃しが14日に行われるのは日程上、最も遅い開催となる。 左方大頭は平井郷(鹿嶋市平井)、右方大頭は浜津賀郷(鹿嶋市浜津賀)。 祭頭囃しには、平井郷囃子人349人、浜津賀郷囃子274人が参加した。
祭頭囃し
 左方大頭平井郷は、午前11時30分から祭頭囃し出陣式、正午に出陣した。
 右方大頭浜津賀郷は、午後零時30分から祭頭囃し出陣式、午後1時に出陣した。
平井郷祭頭囃し総叩き 平井郷祭頭囃し出陣
平井郷、出陣式での総叩き(左)、同じく式を終えての出陣(右)
浜津賀郷祭頭囃し総叩き 浜津賀郷祭頭囃し出陣
浜津賀郷、出陣式での総叩き(左)、同じく式を終えての出陣(右)
平井郷祭頭囃し
大町通りを練り歩く平井郷の囃子人
平井郷祭頭囃し 平井郷祭頭囃し
平井郷、鳥居前での祭頭囃し軍配を回す(左)、同じく纏を回す(右)
平井郷祭頭囃し鳥居前
平井郷、鳥居前での祭頭囃し
平井郷祭頭囃し 平井郷祭頭囃し
平井郷、拝殿前で祭頭囃し軍配を回す(左)、同じく平井郷拝殿前で纏を回す(右)
平井郷祭頭囃し
平井郷、拝殿前で祭頭囃しの奉納
浜津賀郷祭頭囃し仲町通り
仲町通りを練り歩く平井郷の囃子人
浜津賀郷祭頭囃し 浜津賀郷祭頭囃し
浜津賀郷、鳥居前での祭頭囃し軍配を回す(左)、同じく纏を回す(右)
浜津賀郷祭頭囃し
浜津賀郷、鳥居前での祭頭囃しの奉納
浜津賀郷祭頭囃し 浜津賀郷祭頭囃し
浜津賀郷、拝殿前で祭頭囃し軍配を回す(左)、同じく浜津賀郷拝殿前で纏を回す(右)
浜津賀郷祭頭囃し
浜津賀郷、拝殿前で祭頭囃しの奉納
平井郷祭頭囃し一斉囃し 浜津賀郷祭頭囃し一斉囃し
平井郷、境内の拝殿前で一斉囃し(左)、 同じく浜津賀郷、境内の拝殿前で一斉囃し(右)
春季祭
 午後6時前、左方大頭平井郷及び右方大頭浜津賀郷が祭頭囃しの太鼓を打ち鳴らし ながら入場。神職は仮殿で修祓、高房社に参拝後、拝殿に参進神事が執り行われた。
 境内では祭頭囃しが打ち鳴らされる中、大豊竹がささらになるまで打ち砕かれ、 奉納された万灯は粉々になるまで打ち砕かれた。 その後神占では、左方は角折郷、右方は国末郷が選ばれた。
春季祭参進
社殿に参進する神職
春季祭仮殿 春季祭高房社
仮殿での修祓(左)、高房社に参拝(右)
春季祭大豊竹 春季祭宣言
大豊竹を砕く(左)、来年の当番町を宣言する神職(右)
春季祭お見送り平井郷 春季祭お見送り浜津賀郷
鹿島神宮の小総代や関係者が両側に並び平井郷をお見送り(左)。 同じく浜津賀郷をお見送り(右)
 当番町に選ばれた地区は、上記の通り1年がかりで準備を行う。 以下に1年間に行われる主な神事を紹介。
差符状交付式
 春季祭の神占で選ばれた当番町2郷に差符状を神前で渡す。 差符状はいわゆる任命証のようなもので、これにより正式に大頭となる、
 右方大頭浜津賀郷は、2025(令和7)年4月18日に、 左方大頭平井郷は、同年5月18日に行われた。
降神祭
 当番町2郷の鎮守社に鹿島神宮の御分霊を移す神事。
 右方大頭浜津賀郷は、2025(令和7)年5月23日に戸隠神社、 左方大頭平井郷は、同年5月27日に八幡神社に於いて行われた。
大総督注連掛祭 だいそうとくしめかけさい
 2郷の当番町で選ばれた大総督の家の床の間に注連縄を張り、 鹿島神宮の神札を奉斎する。
大豊竹注連掛祭
 当番町2郷の竹山から大豊竹に適した真っ直ぐ伸びた竹を選び注連縄を張る神事。
 右方大頭浜津賀郷は、2025(令和7)年6月11日に、 左方大頭平井郷は、同年7月3日に行われた。
大総督初参拝
 当番町2郷の大総督が鹿島神宮に参拝する神事。 家族や祭事関係者とともに昇殿し祭りの成功などを祈った。
 左方大頭平井郷は、2026(令和8)年1月10日に、 右方大頭浜津賀郷は、同年1月11日に行われた。
大豊竹奉納
 五穀豊穣を祈る祭りで、稲穂の象徴とされる大豊竹を 当番町2郷が鹿島神宮に奉納する神事。
 左方大頭平井郷は、2026(令和8)年2月13日に、 右方大頭浜津賀郷は、同年2月18日に奉納した。
昇神祭
 当番町2郷の鎮守社に移した鹿島神宮の御分霊を鹿島神宮に戻す神事。
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