つくばと筑波山の総合情報サイト!
デル株式会社

MENU

筑波山

つくば近隣ガイド

広告

鬼怒川

  鬼怒川は、栃木県と群馬県の境にある標高2040mの鬼怒沼に源を発し、湯西川や中禅寺湖、華厳の滝のある大谷川を合流して栃木県中央部を南下、 筑西市下江連で茨城県に入る。結城市、結城郡八千代町、下妻市、常総市を経て守谷市大木で利根川に合流する。 延長約177km、流域面積約1760平方km。
 つくば市内を流れる小貝川とは兄弟河川とも言われ、江戸時代、利根川東遷事業で利根川が現在の流路になる事業の一環として鬼怒川と小貝川が 分離されるまで、鬼怒川の最下流域(旧水海道市街以南)は、小貝川の流路と同じだった。 すなわち、現在の鬼怒川の最下流域は、江戸時代に人の手によって掘削されたものである。 利根川東遷事業を命じたのは江戸幕府初代将軍の徳川家康。1590(天正18)年、江戸に入った家康は、 伊奈備前守忠次を関東郡代に命じ、江戸湾に流れ込んでいた利根川を銚子方面へ注いでいた常陸川へ付け替えさせた。 1594(文禄3)年から60年の歳月をかけ、郡代も忠治、忠克と伊奈氏3代にわたり、事業は1654(承応3)年に完了した。 鬼怒川と小貝川の分離は、1608(慶長13)年から、元和年間(1615〜24)の初頭にかけて実施された。 これによって広大な湿地帯と化していた両河川の下流域が洪水被害から守られ新田開発が進んだ。 加えて鬼怒川から利根川経由江戸方面への舟運が便利なり盛んになっている。
 つくば市内の河川についてはつくばの河川・橋・池・沼を参照。
鬼怒川サイクリングロード茨城のサイクリングロードへ。
鬼怒川守谷市大山新田
守谷市大山新田の川の一里塚付近から見た鬼怒川。対岸は常総市内守谷町。 この付近は江戸時代に開削された場所
鬼怒川常総きぬ大橋 鬼怒川石下橋
常総市の常総きぬ大橋から見た鬼怒川(左)、常総市の石下橋から見た鬼怒川(右)
鬼怒川八千代川尻 鎌庭鬼怒川
八千代町川尻付近右岸側から見た鬼怒川(左)、下妻市鎌庭付近右岸側から見た鬼怒川(右)
鬼怒川下川島 鬼怒川下川島テトラポッド河原
筑西市下川島の右岸側から見た鬼怒川(左)、筑西市下川島の右岸側鬼怒川の川岸に設置されたテトラポッド(右)
鬼怒川下川島河原
筑西市下川島の右岸側鬼怒川の河川敷
将門川しょうもんがわ
 鬼怒川の支流。常総市内で鬼怒川右岸に合流する。
将門川
常総市向石下付近の将門川
田川
 栃木県日光市に源を発し、宇都宮市、下野市、小山市を経て、結城市内で鬼怒川の右岸に合流する。 なお、小山市内に田川放水路があり、本流は小山市で鬼怒川に合流する。 本流から下流は実質的に旧水路となっている。
田川
結城市の秋谷瀬橋から下流方向を見る
山川
 鬼怒川の支流。結城市、八千代町を流れ下妻市内で鬼怒川右岸に合流する。
山川
八千代町佐野付近の山川
北台川
 鬼怒川の支流。下妻市内で鬼怒川左岸に合流する。
北台川
下妻市黒駒付近の北台川
尻手川
 鬼怒川の支流。下妻市内で鬼怒川左岸に合流する。
新八間堀川
 鬼怒川の支流。常総市内で鬼怒川左岸に合流する。八間堀川から分かれるが、実質的には八間堀川からほぼすべての水が新八間堀川を経て鬼怒川に流れる。
新八間堀川
新八間堀川最下流。中央の赤いゲートが鬼怒川との水門。その右の白い建物が排水機場
千代田堀川
 鬼怒川の支流。常総市内で鬼怒川左岸に合流する。
千代田堀川
常総市中妻町付近の千代田堀川
釜屋堀川
 鬼怒川の支流。常総市内で鬼怒川左岸に合流する。
滝下橋
 鬼怒川に架かる茨城県道58号取手豊岡線の橋。左岸、右岸ともに守谷市板戸井。 橋は1956(昭和31)年1月27日完成。橋が出来てからすでに60年以上が経過、 高さが4m、幅員も狭いため大型車のすれ違いが困難となっている。 なお、架橋以前は「板戸井7の渡し」があった。
 守谷市板戸井。滝下橋の地図
滝下橋 滝下橋案内
左岸側から見た滝下橋(左)、幅員が狭く交互通行を知らせる案内板(右)
玉台橋
 鬼怒川に架かる茨城県道3号つくば野田線の橋。片側2車線、4車線の橋。左岸側がつくばみらい市小絹、右岸側が常総市内守谷町。
 常総市内守谷町、つくばみらい市小絹。玉台橋の地図
玉台橋
右岸下流側から見た玉台橋
豊水橋 ほうすいきょう とよみつばし
 鬼怒川に架かる国道354号線の橋。左岸側が常総市水海道元町、右岸側が常総市豊岡町。 1890(明治23)年4月、木製の有料橋として開通。橋の工費は当時でおよそ7千万円という。 1901(明治34)年、県道昇格とともに無料化された。1926(大正15)年7月、コンクリート製の橋梁が完成。 さらに1965(昭和40)年、その橋の北側(上流側)に現在の橋が完成した。 橋の名は、豊岡(とよおか)と水海道(みつかいどう)から1文字づつ とったもので、現在は「ほうすいきょう」と呼ばれることが多いが、詠み方も本来は「とよみつばし」。 なお、現在も明治の橋と大正の橋の橋台が護岸に残っている。
 豊水橋の地図
豊水橋
右岸下流側から見た豊水橋
水海道大橋
 鬼怒川に架かる水海道有料道路、国道354号バイパスの橋。左岸側が常総市小山戸町、右岸側が常総市豊岡町。 1997(平成9)年8月完成。
 水海道大橋の地図
水海道大橋 水海道大橋道
右岸下流側から見た水海道大橋(左)、同じく右岸側から見た橋上(右)
美妻橋
 鬼怒川に架かる茨城県道123号土浦坂東線の橋。左岸側が常総市中妻町、右岸側が常総市大輪町。
 美妻橋の地図
美妻橋
右岸下流側から見た美妻橋
常総きぬ大橋
 鬼怒川に架かるつくば下総地区広域農道(アグリロード)の橋。左岸側が常総市古間木、右岸側が常総市三坂町。2011(平成23)年4月開通。
 常総きぬ大橋の地図
常総きぬ大橋左岸
左岸下流側から見た常総きぬ大橋
常総きぬ大橋右岸 常総きぬ大橋道
右岸下流側から見た常総きぬ大橋(左)、同じく右岸側から見た橋上(右)
石下大橋
 鬼怒川に架かる茨城県道24号土浦境線の橋。左岸側が常総市本石下、右岸側が常総市向石下。
 石下大橋の地図
石下大橋右岸 石下大橋左岸
右岸下流側から見た石下大橋(左)、同じく左岸下流側から見た石下大橋(右)
石下橋
 鬼怒川に架かる茨城県道24号土浦境線の橋。左岸側が常総市新石下、右岸側が常総市篠山。2011(平成23)年11月開通。
 石下橋の地図
石下橋
左岸下流側から見た石下橋
大形橋
 鬼怒川に架かる茨城県道56号つくば古河線の橋。左岸側が下妻市鎌庭、右岸側が下妻市別府。
 大形橋の地図
大形橋
左岸下流側から見た大形橋
新鬼怒川橋
 鬼怒川に架かる国道125号線の橋。左岸側が下妻市長塚、右岸側が結城郡八千代町本郷。
 新鬼怒川橋の地図
新鬼怒川橋
左岸下流側から見た新鬼怒川橋
駒城橋
 鬼怒川に架かる茨城県道233号山王下妻線の橋。左岸側が下妻市黒駒、右岸側結城郡八千代町高崎。
 駒城橋の地図
駒城橋
左岸下流側から見た駒城橋
霞ヶ浦用水鬼怒川水管橋
 鬼怒川に架かる霞ヶ浦用水の水を通すための橋。 鬼怒川大橋の下流側にある。左岸側が筑西市関本中、右岸側が結城市山王。1993(平成5)年完成。
 霞ヶ浦用水鬼怒川水管橋の地図
鬼怒川水管橋
右岸下流側から見た鬼怒川水管橋
鬼怒川大橋
 鬼怒川に架かる茨城県道23号筑西三和線の橋。左岸側が筑西市関本、右岸側が結城市山王。 現在の橋は2011(平成23)年11月26日開通。橋の延長は624m、幅員10m、車道幅6.5m。
 鬼怒川大橋の地図
鬼怒川大橋
右岸下流側から見た鬼怒川大橋
栄橋
 鬼怒川に架かる茨城県道15号結城下妻線の橋。左岸側が筑西市船玉、右岸側が結城市久保田。
 栄橋の地図
栄橋
左岸下流側から見た栄橋
新川島橋
 鬼怒川に架かる国道50号結城バイパスの橋。左岸、右岸とも筑西市下川島。 1984(昭和59)年、暫定2車線で開通。2023(令和5)年5月27日、4車線化完了、 これに伴い国道50号結城バイパスの4車線化全線開通となった。全長787.7m。
 新川島橋の地図
新川島橋 新川島橋
新川島橋右岸上流側から(左)、同じく右岸下流側から(右)
川島橋
 鬼怒川に架かる国道50号線の橋。右岸側から左岸側(結城市から筑西市方向)への一方通行。左岸、右岸とも筑西市下川島。 開通は1953(昭和28)年8月。橋の長さは447.2m、幅員5、5m、形式は下路単純トラス橋、鉄筋コンクリートカンチレバー桁橋。 下流側に歩道橋がありこちらの開通は1972(昭和47)年。 下流側に国道50号結城バイパスの新川島橋開通後、一方通行となった。 さらに老朽化に伴い「震度5弱以上」ないし「川島観測所で氾濫危険水位を超えた時」は通行止めとなっていた。 国道50号結城バイパスの4車線全線開通に伴い、2023(令和5)年5月27日通行止め、順次撤去予定。
 川島橋の地図
川島橋 川島橋橋脚
川島橋右岸下流側から(左)、同じく橋脚(右)
川島橋車道 川島橋歩道
川島橋右岸側から車道(左)、同じく歩道(右)
JR水戸線鬼怒川橋梁
 鬼怒川に架かるJR東日本水戸線の鉄橋。左岸側筑西市下川島、右岸側が筑西市伊佐山。
 JR水戸線鬼怒川橋梁の地図
鬼怒川橋梁
左岸下流側から見た鬼怒川橋梁
圏央道鬼怒川橋
 首都圏中央連絡自動車道の鬼怒川に架かる橋。左岸側が常総市三坂町、右岸側が常総市花島町。 全長352m。 美妻橋と常総きぬ大橋の間にある。
 圏央道鬼怒川橋の地図
圏央道鬼怒川橋
圏央道鬼怒川橋左岸下流側から
川の一里塚
 川の堤防沿い、川の堤防天端を拡張して設けられている公園。 堤防や河川敷でのウオーキングやバードウオッチングなどのレクリエーションの拠点として設けられている。
川の一里塚・守谷市大山新田
 守谷市大山新田の鬼怒川左岸にある。玉台橋の下流にある。この付近の鬼怒川は江戸時代に開削された場所。1993(平成5)年4月完成。
 守谷市大山新田。川の一里塚・守谷市大山新田の地図
川の一里塚・守谷市大山新田
川の一里塚・守谷市大山新田
川の一里塚・下妻市鎌庭
 下妻市鎌庭の鬼怒川左岸にある。大形橋のすぐ上流にある。
 下妻市鎌庭1390−5先。川の一里塚・下妻市鎌庭の地図
川の一里塚・下妻市鎌庭
川の一里塚・下妻市鎌庭
川の一里塚・下妻市鎌庭の桜
 一里塚の樹木のほぼ全てが桜。また一里塚周囲の道路沿いにも桜がある。
川の一里塚下妻市鎌庭桜
川の一里塚・下妻市鎌庭の桜
川の一里塚・結城市久保田
 結城市久保田の鬼怒川右岸にある。栄橋のすぐ下流にある。与謝蕪村の句碑がある。
 結城市久保田。川の一里塚・結城市久保田の地図
川の一里塚・結城市久保田
川の一里塚・結城市久保田
川の一里塚・結城市久保田の桜
 一里塚の中央に桜がある。
川の一里塚・結城市久保田桜
川の一里塚・結城市久保田の桜
鎌庭水位観測所
 下妻市鎌庭、鬼怒川右岸27.34kmにある水位観測所。大形橋下流にある。零点高YP17.4140m。計画高水位6.17m。
 鎌庭水位観測所の地図
鎌庭水位観測所
鎌庭水位観測所
菜の花ロード
 鬼怒川の堤防は、3月後半から4月にかけて、多くの場所で菜の花が咲く。 堤防上の道路は、両側に菜の花を見ながら走れる菜の花ロードとなる。
菜の花ロード
菜の花の時期の鬼怒川左岸堤防、下妻市桐ケ瀬付近
床止め
 床止めとは、河床(川底)が安定せず、掘削が進む(河床低下)恐れのある場所などに設置される(主に落差工)。 河道改修により蛇行部をショートカットした場所や橋脚の下流などが対象となる。 鬼怒川では、蛇行が激しく大曲と呼ばれた宗道河岸があった場所がショートカットされ、その掘削区間の前後に床止めが実施されている。 このほか、石下橋下流、豊水橋下流などでも施行されている。
鬼怒川大曲床止め下流
鬼怒川大曲のショートカット部分の下流側で施工された床止め。下妻市鎌庭付近
決壊の跡
 2015(平成27)年9月10日、関東・東北豪雨により決壊した鬼怒川左岸堤防上にある碑 (関東・東北豪雨については下記参照)。 決壊場所の堤防工事などが完成したことから、決壊のちょうど2年後、2017(平成29)年9月10日建立された。
 常総市三坂町。決壊の跡碑の地図
決壊の跡碑
決壊の跡碑
平成27年9月関東・東北豪雨
 2015(平成27)年9月関東・東北豪雨では、9月10日早朝から鬼怒川の水位上昇、常総市内では堤防の越水で、特に旧石下町中心市街地の多くが浸水した。 同日午後12時10分ごろ、常総市三坂町の鬼怒川左岸堤防が決壊。鬼怒川と小貝川に挟まれた地域の大部分が浸水し、大きな被害が出た。
鬼怒川常総きぬ大橋洪水
2015(平成27)年9月10日の洪水時、常総市の常総きぬ大橋から見た鬼怒川。画面のほぼ中央付近ですでに決壊している
旧国道294号洪水 鎌庭鬼怒川洪水
同じく同日の洪水時、旧国道294号に迫る鬼怒川(左)、同じく同日の洪水時、常総きぬ大橋を右岸下流側から見る(右)
copyright © 2007-2024 つくば新聞 by tsukubapress.com all rights reserved.